☆    インスリン ❗ ;
   ☆   ドクター江部の糖尿病徒然日記 ❗; 

    インスリンの功罪    ③  。
   農耕前、狩猟・採集時代の役割。
    2019/   7/2113:39 7 -      こんにちは。
     今回は、  インスリン・シリーズの、
   3回目です。
   農耕前、狩猟・採集時代の、
  【    わけば、   湧く程に、  その主を、
   太らしめる    】  、     『  インスリン  』 、
  の役割について、  考察してみます。

    細胞が、   血潮から、 『  ブドウ糖  』 
  ≒      『  C6   ➕   H12   ➕   O6  』    、
   を取り込むためには、

     【     細胞の内側と外側に、
  マグネシウム    Mg ❗ 、 が、
  不足させられて居らずに、
   十分に、 あって、
    血潮の、  『  ブドウ糖  』 、 を、
   細胞の中へ、  入れてやる、
    働きようら、を、 成す、 事、 と、
   細胞の内側にあり、  細胞の表面へ、
   浮き上がって来て、
   血潮の、  『  ブドウ糖  』 、 を、
   細胞の奥へ、 運んでゆく、
   潜水艦のごとき、   タンパク質な     】、

    『  糖  輸送体  』 、 という、
  特別な、 『  タンパク質  』 、が必要です。

   英語の頭文字から、  
   GLUT(  グルット  ) 、  と呼ばれ、
  現時点で、  
   グルット  1  〜  グルット  14   、
  までが、 確認されています。

     正式には、   【  ブドウ糖  輸送員  】;
   グルコース・トランスポーター
   (   glucose   transporter   )   、   です。

   このうちの、  グルット1 、 は、
 赤血球・脳・網膜、  などの、
  『  糖  輸送体  』 、  で、
  脳の細胞や、 
  【    それ自らな、   単細胞、 の中に、
 『  核  』 、と、『   ミトコンドリア  』、
   とが、  欠けてあり、
   ブドウ糖 、 だけ、 を、
   自らへの、 栄養分としてある    】   、
   『  赤血球  』 、  の、   表面にあるため、
    血流さえあれば、  いつでも、
  血潮の中から、
  『  ブドウ糖  』 、  を取り込めます。

 これに対して、 
  筋肉の細胞、と、  脂肪細胞に特化した、
  糖輸送体が、   『  グルット  4  』 、で、
  ふだんは、 細胞の内部に沈んでいるので、
   『  ブドウ糖  』、を、  ほとんど、
  取り込めません。

    しかし、  血糖値が上昇して、
  『  インスリン  』 、 が、  追加で、
  分泌されると、
  細胞の内に沈んでいた、『  グルット  4  』 、
  が、  細胞の表面に移動してきて、
  ブドウ糖 、を取り込める様になるのです。

    『   グルット  14種  』、 の中で、
  『  インスリン  』、に依存しているのは、
  『  グルット  4  』 、 だけです。

 インスリン、と、 グルット4の役割を、
   農耕が始まる前の時代まで、
  さかのぼって考えてみました。

   『  グルット  4  』、 は、  今でこそ、
  獅子奮迅の大活躍なのですが、
   農耕前は、  ほとんど、
   活動することはなかった、
  と、 考えられます。

   すなわち、 農耕後、 日常的に、
  穀物を食べるようになってからは、
   「   食後血糖値の上昇→
  インスリン 、の追加分泌→
   『  グルット  4  』、  が、
  筋肉細胞・脂肪細胞の表面に移動→
  ブドウ糖を細胞内へ取り込む   」、 
   という、 システムが、
  毎日の、  食事のたびに、
  稼働するようになったのです。

 しかし、   狩猟・採集時代には、
  穀物は、 無かったので、
  たまの、  糖質への摂取で、
  ごく軽い、 血糖値の上昇があり、
インスリン  、 の、 少量な、
  追加での分泌の時にだけ、
  『  グルット  4  』、  の出番があった、
  に、 すぎません。
   これは、  運よく、 果物やナッツ類が、
  採集できた場合のみです。

   この頃は、  血糖値は、  慌てて、
  下げなくてはいけないほどには、
   上昇しないので、
   グルット4の役割は、  筋肉細胞で、
   血糖値を下げる、  というよりは、
   脂肪細胞で、  中性脂肪をつくらせて、
   冬に備えるほうが、
  はるかに大きな意味を持っていた、
  と、 考えられます。

    ≒      特に、  一般に、 
   小柄な、  恒温動物らは、
    その体積へ対する、  表面積の、
  割合が、 より、 一般に、 大柄な、
   恒温動物らのそれに比べて、
  より、  大きくある、 事から、
   余計に、  その体内から、
  熱量性らが、  抜けて、
   失われ易くも、あり、
    より、 寒さ、らに、
   その熱量性らを奪われ得る、
  環境らにおいては、
  より、 余計に、 カロリーになり、
  脂肪になる、 物ら、を、
  飲み食いすべき、 必要性がある 。

 ・・すなわち、 農耕前は、
  「  インスリン   ➕   グルット  4  」 、
  の、   コンビは、  たまに、
  糖質  (   野生の果物やナッツ類  ) 、
  を摂った時々にだけ、
  『  中性  脂肪  』 、 への、
  生産システムとして活躍していたもの、
  と、 考えられます。

 すなわち、狩猟・採集時代の、
  『  インスリン➕グルット4  』、
  の、 システムは、
  もっぱら、  『   飢餓に対する、
  セーフティーネット  』 、  として、
  貢献していた、  と、  思われます。

   また、  摂取した糖質に由来の、
  ブドウ糖は、   
  【    それを構成する、 細胞たちの各々に、
   核 、が、  2つもある    】   、
  『  肝臓  』 、 にも取り込まれ、
   インスリンが、  グリコーゲンとして、
   蓄えますが、
   あまった血糖が、
    【    電子強盗を働く性質な、
   『  酸性  』 、 でもなく、
   酸性の物質へ、  自らの側の、
   負電荷、 な、  電子   e  、 を、
   与え付けてやる、 性質、 な、
   『  塩基性  』 、  でもない     】 、
  『  中性  脂肪  』 、   に変えられて、
  『  脂肪  細胞  』 、 に蓄えられます。

 このように、
  インスリン 、の、  中性脂肪、 としての、
  蓄積のシステムは、  長い間を、
  人類員らの生存に、 
  大いに貢献してきたのですが、
  今は、  日常的に、   1日に、
  3  ~  5回を、  糖質を摂取する時代です。

     このために、
  『  インスリン➕グルット4  』、の、
  コンビは、  今や、
  『  肥満システム  』、 と化してしまい、
   『  インスリン  』 、 は、
  【   わけば、 湧く程に、 
  その主を太らしめる    】 、
  『  肥満  ホルモン  』 、  と、
  呼ばれるようになってしまいました。


☆    インスリン 、が、
  働き者にする、宛てな、
リポ蛋白  リパーゼ
[   りぽたんぱく  りぱーぜ   ] ;

    体内の脂質の流れ、 と、
  「  脂質 、への、  代謝  」 、にかかわる、
    タンパク質から成る、  酵素   コウソ  、
  で、
   リポ蛋白の中の、
  『  中性  脂肪  』 、  を分解するのが、
  おもな役割です。

   『  リポ  蛋白  リパーゼ  』 、 は、
  インスリンの作用によって、
  活性化されるので、
   血糖値が高い状態では、
  あまり、 活性化されません。

    それが為に、
  中性脂肪値が高くなったり、
   血潮にあっては、
   脂員    ヤニン  、 らを、
    回収して、   肝臓へ送り届ける、
   高分子、な、 コレステロール 、
   である、 
  “  善玉  ” 、の、  
  『  HDL - コレステロール  』  、が、
  減ったりします。

https://www.natureasia.com/ja-jp/jobs/
   ☆     赤血球から、
  ミトコンドリアが除かれる仕組みをを解明❗;
    2014年  8月14日 ;
   清水 重臣 氏 ❗ ;
 東京医科歯科大学 難治疾患研究所 
 病態細胞生物学分野 教授 ;

    ☆     真核生物の細胞内には、
  核、ミトコンドリア、小胞体、といった、
  一定の細胞内器官が存在し、
  それぞれが、特異的な機能を果たしている。

  ところが、  例外的に、
  核やミトコンドリアをもたない、
  細胞が知られている。

    今回に、 清水重臣教授らは、
  こうした、 例外の代表格である、
  『  赤血球  』 、 において、 はじめは、
  存在していた、 『  ミトコンドリア  』、
  が、 取り除かれる、
   メカニズムを突き止めた ❗  。

   ☆    酸素   O  、 や、
  二酸化炭素   CO2   、 と結合する、
  ことで、
   血潮らの中の、 ガスの交換を担う、
   『  赤血球  』 、  は、
  その中央が、 へこんだ円盤状をしている。

   赤血球は、  他の血液細胞と同じように、
  骨髄にいる、  『  造血  幹  細胞  』、
  から、 分化誘導される、
  ことで、  作られるが、

    【    自分の含まれてある、 
  細胞、の、 内側の物らをして、
  特定の、 タンパク質 、らの、
  どれ彼を、 作り出さしめる、
  事を、  日常の仕事としてある、
  タンパク質から成る、 遺伝子ら、の、
  どれ彼へ、 対応する    】、
 
  特殊な、  転写因子
  (    GATA-1  、 等  ) 、  が、
   はたらくことによって、  まず、
   核が、 取り除かれ  (  脱核  )、
   その後に、
  『  ミトコンドリア  』、も取り除かれる。

  「    ミトコンドリアが取り除かれるのは、
  酸素   O  、 を消費する、
  『  ミトコンドリア  』 、 が、
   赤血球の内に存在すると、
  ヘモグロビンに結合する、  
  酸素   O  、 が、   
  【    ミトコンドリア 、へ奪われ得る分   】、
  少なくなって、
  体の組織に運搬されるべき、
  酸素   O  、  が減るのを防ぐためだ、
  と、 思われます    」 、   と、
   清水教授。

   これまでに、ミトコンドリアが、
  細胞内の分解システムの一つである、
    『  オート・ファジー  』  
 (   自食い作用  ) 、  によって、
   除去されることは、 わかっていたが、
  詳細な、 分子メカニズムは、
  不明のままだった。

     『  オートファジー  』、  は、
  細胞を正常に維持するために、
  古くなった、 細胞内小器官や、
  タンパク質を、 分解し、除去する、
  仕組み ❗ 。

     大きく、  2種に分けられてあり、
   「    栄養飢餓、  などの時に誘導され、
   Atg   5  、   という、  分子が関与する、
     『  態譜    タイフ  』
   ≒      『  タイプ  』
  (    Atg  5  依存的  オートファジー   」、
   と、
  「   細胞障害時などに誘導され、
   Atg  5 、 な、  分子に関与しないタイプ
   (   Atg  5  非依存的  オートファジー  」、
   とが、 ある ❗ 。

  「    興味深いことに、   赤血球では、
  両方のオートファジーが、
  おきている、 らしい、
   という事が、 わかっていました。
    特徴的な細胞形態を作るのに必要な、
   細胞質の成分への除去は、
    『  Atg  5  依存的  』 、 で、
  ミトコンドリア 、への除去は、
  『  Atg  5   非依存的  』  、 なのです。
   処理される、 宛てものによって、
  オートファジーが、
  使い分けられているようです   」 、
  と、 清水教授。

    今回に、 清水教授らは、
  遺伝子をノックアウトすることで、
  「   Atg   5  非依存的
  オートファジー  、 が、  主に、 
   おきなくなる、  UlK  1  欠損マウス  」、       と、 
  「   Atg  5   依存的
  オートファジー   、  だけが、
  おきなくなる、    Atg  5  欠損マウス   」、
  に、
  「    両者とも、 おきなくなる、
  UlK  1  /  Atg  5  二重欠損マウス   」 、
  を対象に、
   赤血球の内の、 オートファジー、
  への、  定量をし、 
  ミトコンドリア 、 の残存量を、
  電子顕微鏡や、 生化学的解析により、
  測定した。

   さらに、これらのマウスらから単離した、
  未分化な赤血球  (  赤芽球  ) 、を、
  シャーレの中で、  分化させ、
  この過程での、 オートファジー、と、
  ミトコンドリアを測定する実験も行った。

   実験らの結果にて、 次の事らが、
  明らかになった。

   1.     UlK  1  欠損   マウス  、らの、
   赤血球では、        
  オートファジーがおきず ❗ 、
   ミトコンドリア 、 が貯まっていた。

    2.     Atg  5  欠損  マウス  、らでは、
  正常マウスと同様に、
    『  自食い作用  』
  ≒     『   オートファジー  』    、
   が、 おき、
  ミトコンドリアは、 除去されていた ❗ 。

   3.    UlK  1  /  Atg  5
   二重欠損   マウス   、  らでは、
   UlK  1  単独欠損   マウス   、
  らでのと、  同じ程度に、
  『  ミトコンドリア  』、  が、
   赤血球の身柄な、  単細胞の内に、
  貯っており、
   Atg  5  欠損 、 からの、
  影響性は、 みられなかった ❗ 。

     清水教授は、   「     一連の結果は、
   赤血球のミトコンドリアの除去を、
   UlK  1  、 に依存して、 成される、
   『  Atg  5   非依存的
  オートファジー  』  、 が、
   担っていることを強く示しています   」 、
   とし、
  「    ただし、   
  UlK  1  欠損  マウス   、 らが、
   成体になると、
   ミトコンドリア  、を、 もたない、
   赤血球が増えてくる ❗ 、
  ことも、 わかりました   」 、
  と、  論弁する。

   成体な、  マウスでは、  何らかの、
   UlK  1 、への、  代わりを成して、
  働く、  機構が、 はたらく、
   ようになるのではないか、   という。

「    今後は、  成体な、 マウス 、らで、
  UlK  1  、 への、 代わりに、働く、
  分子を突き止める、 とともに、
    『  Atg  5  非依存的
  オートファジー  』   、   が、
  体のどこで、どのような頃合いで、
  誘導されるかを解明していきたい   」 、
  と、  意欲を燃やす、 清水教授。

   すでに、  『  Atg   5  非依存的
  オートファジー  』 、  に関わる、
  分子を、 複数、を同定し、
  これらの、ノックアウト鼠ら、への、
  作製と解析によって、
  がんや、 神経変性疾患、  などの、
  色々な病らに関係している、
  ことを、 明らかにしつつある ❗ 。