☆   ホエイ
  ≒    乳清  (  にゅうせい  ) 、 または、
  乳漿 (  にゅうしょう  ) 、  とは、
   乳  (  牛乳  ) 、 から、
  乳脂肪分、や、  
   『  燐酸  』
  ≒     『  H3  PO4  』      、
   と、 
   タンパク質、 とから成る、
   『  カゼイン  』 、
  などを除いた、  水溶液だ。

   日本では、  英語風に、  ホエイ、 または、
  ホエー  (  英:   whey   [  hweɪ  ]     )、
  とも呼ばれるが、  英語圏では、 
  一般的に、   H 、 は、  発音されないので、
  ウェイ  、または、  ウエイ   、
   と、 呼ばれる。

    『  乳清  』 、  は、 チーズを作る際に、
  固形物と分離された、 副産物として、
  大量に作られる。
   
    ヨーグルトを静かに放置しておくと、
  その上部に、 液体が溜まる事があるが、
  それも、 乳清 、 だ。

   固形物な成分は、  カード
   (   curd   ) 、  と、 呼ばれる。

   大豆に由来のものは、
  『  大豆  ホエイ  』、  と呼称され、
  水溶性の、 タンパク質に富む。

    チーズ、への、 生産の過程で作られた、
  乳清の大半は、 廃棄されているが、
  『  高蛋白・低脂肪  』  、 で、
  乳成分に由来、   カルシウム    Ca   、
  などの、  無機栄養分
  ≒       炭素   C   、を、含まない、 栄養分     、 や、
   『  ビタミン  B群  』  、 をはじめとした、
  各ビタミン類 、  などにより、
  栄養価が高い点、と、
   消化が速く、 タンパク質への合成や、
  インスリン、の分泌を促進する、
  点、 などから、
   優れた食品である、  との、
  認識が高まってきている。

   従来は、 大量に廃棄されていた物であり、
  流通さえ整えば、 安価に提供できる点も、
  注目されている。

   独特の、 甘酸っぱい味があり、
  乳清を加工した飲料も、
  多く発売されている。

   粉状  (  ホエイ・パウダー  ) 、に加工し、
  プロテイン、な、 サプリメント、  等の、
  原材料として、 用いられるほか、に、
  生クリーム、 などへの代替として、
  料理に用い、 カロリーを大幅に抑える、
  などの用途がある。

    栄養価が高く、
   胃酸で、 凝固しやすく、
  消化しにくい、 『  カゼイン  』  、 の、
  大半が、 除去されているために、
  乳児用の調製粉乳への主な原料としても、
  用いられる。

   イタリア、  などでは、  乳清からさらに、
   チーズを作る事もある。

    乳清から作られた、 チーズは、
  ホエー・チーズ  、 と呼ばれ、
  リコッタ 、などが、 その種類に属する。

   ☆    ロシアや北欧などで愛されている、
  蒸留酒、な、 ウォッカ 、は、    主に、  
  ジャガイモや、小麦、 などの、
  穀類から作られている。

     が、 ユーラシア大陸から、
  赤道をはさんで、  反対側に位置する、 
  オーストラリア    
   ≒      豪州     、   では、
  『  羊から作られる、 ウォッカ  』 、
  が、  生産されている、  とのこと。

    一般的な、 ウォッカとは、 一線を画す、
  謎のウォッカに迫る動画を、
  YouTube  、での、 チャンネルの、
  Great Big Story  、  が公開している。
Making Vodka From Sheep - YouTube  。

    ウォッカは、 ロシアや、その周辺国、と、
  北欧などで、 多く生産されており、
   主に、 ジャガ芋や、小麦、 などから、
  作られるが、 少し、 変わったものだと、
  ブドウ、 などの、  果実から、 
  作られることもある。

    珍しい、 ウォッカ 、を作るのは、
  豪州のタスマニア州に位置する、
  バーチズ・ベイ、 で、
  ハーツホーン蒸留酒製造所を仕切る、
  酪農家の、
  ライアン・ハーツホーン氏。

    16年前から、 家族ぐるみで、
  羊の牧場を経営し、 羊乳から作られる、
  チーズを生産してきた、 ハーツホーン氏は、
  ある悩みを抱えていた。

     チーズ、への製造の過程では、
  乳から、 脂肪分や、 タンパク質、が、
  分離した、 残りの水分である、
  『  ホエイ  』
   ≒     『   乳清  』   、  が発生する。

  「   以前は、  ホエイには、 
  使い道がなかったので、
  下水に捨てるしかありませんでした  」 、
  と語る、 ハーツホーン氏。
  毎日に、 大量に発生する、 ホエイ 、が、
  無駄になるのが、 氏の悩みの種だった。

    乳清に、 乳糖が含まれている、
  ことに注目した、 ハーツホーン氏は、
  ホエイをアルコール発酵させる、
  ことを思いついた。
  
    理屈の上では、  糖分が含まれていれば、
  アルコール発酵自体は、 可能だが、
  道のりは、 決して、 平らではなかった。
   百回以上の試行錯誤を経て、ついに、
  ハーツホーン氏は、 ホエイから、
  ウォッカを作り出す事に成功する。

   乳清から、 ウォッカを作り出す、
  最初の須歩  スプ
  ≒    ステップ   、  は、 「  乳搾り  」 、だ。
   機械で搾乳した羊の乳は、
  チーズ 、への製造工程に送られ、
  乳清、が残る。

   次に、集めた、ホエイに、  
  酵素   コウソ  、  を加えて、
  『  アルコール  発酵  』 、をさせる。

    アルコール発酵が進んだら、
 「  蒸留  」 して、  『  スピリッツ  』
  ≒    『  精  』    、  を作る。

   続いて、  4カ月ほどを、
  「  熟成  」 、 させると、
  ウォッカの完成だ。

   ウォッカが完成したら、
  手製の盆搭  ボト
   ≒   ボトル     、  に詰めて、 出荷する。

   搾乳してから、 ウォッカとして出荷する、
  全行程には、 約  5カ月ほどがかかる、
   とのこと。

   ハーツホーン氏のこだわりが、認められ、
  ハーツホーン蒸留酒製造所の、
  『  シープ・ホエイ・ウォッカ  』、は、
  『  ワールド・ウォッカ・アワード  』
≒    『  世界ウォッカ賞  』    、 の、
  金賞を授けられた。

   ホエイから作られた、 ウォッカは、
  乳に由来の、 甘い香りと、
  クリーミーさ、 を、 特徴としてある。

    飲み方は、 普通のウォッカと同じだが、
  ロックにせず、 そのまま飲むのも、
  オススメだ、 とのこと。

   一口を飲んだ男性は、
 「  とても滑らかな味わいだ  」 、
 と、 感想を漏らした。
  「  おいしいよ  」 、 
  「   とても美麗な味わいがする、
 良い蒸留酒ですね  」 。

   ホエイから作ったウォッカで、  
  世界的な評価を受けることになった、
  ハーツホーン氏だが、 今度は、
  ジン作りに挑戦している、  という。