こむら返りは、就寝中以外にも激しい運動時に発生し、
激しい運動時は、ふくらはぎへの過度の負荷がかかっているために
発生しているものと理解しております。
(よくサッカー選手が試合中に足をつっているのを見かけます。)
就寝中のこむら返りが糖質制限の開始時に集中している、ということであれば、
ダイエットの効果を高めたいがために
同時に開始(又は負荷を増やした)した運動(特にランニング等は、ふくらはぎに過度の負担となる)が
引き起こしているのかもしれません。
一部のパーソナルジムでは、ダイエット目的での運動と糖質制限(もどき)をやっていて、
これが、 世の中的にかなり浸透してきている、ことも、背景にあるようです。
就寝中も、ふくらはぎに負荷がかかっているとすると、
布団の重みなどで、足先が伸びており、就寝前の運動に加えて、
ふくらはぎが、夜間でも、長時間を、緊張状態にあるのが、直接的に引き起こしているのでは、と考えます。
その他の物理的要因としては、就寝中の足先の冷えもあるかもしれません。
いずれにしても、就寝中の物理的要因は糖質制限前後で、基本的に、変化がないはずですので、運動が原因ではないか、という考察でした。】
こんばんは。
プーさんから、こむら返りに関するコメントを頂きました。
参考になります。ありがとうございます。
私も、糖質制限食と、こむら返りについて、
考えて見ようと思います。
腓(こむら)というのは「ふくらはぎ」のことです。
こむら返りというのは、ふくらはぎに生じる筋肉の痙攣(けいれん)のことで、
かなりの痛みを伴います。
頻度が多いのが、 ふくらはぎの筋肉の痙攣なのですが、
基本的には、どこの筋肉にも起こりえます。
( 筋肉をゆるめる、 マグネシウム Mg 、 の、 不足などで、 心臓の筋肉らが、 痙攣したり、 縮こまりっ放しになると、 突然死 ) 。
こむら返りの発生メカニズムについては、
色んな仮説がありますが、
明確には、わかっていないようです。
判っていることとしては、大ざっぱに言えば、
筋肉の収縮においては、 カルシウムが重要な役割を果たしていて、
マグネシウムは、筋肉を弛緩させる役割であるということです。
カルシウムや、 マグネシウム、ナトリウム、や、 カリウム 、 などが、
ほどよく協力して、筋肉の収縮の調整をしてくれているのだと思います。
そして、冷えや運動や脱水があって、
相対的に血流が不足すると、こむら返りを起こしやすいことも判っています。
私自身は、糖質制限食開始後、全く、腓返りを起こしませんでした。
また当初、糖質制限食実践中の患者さんにおいても、
こむら返りの訴えはあまりなかったので気にしていませんでした。
しかし、その後、糖質制限食実践中に、こむら返りが生じる人がたまにおられることが、
ブログのコメントなどで判明しました。
また、高雄病院や江部診療所の糖質制限食実践中の患者さんでも、
その後まれではありますが、糖質制限後こむら返りを生じる方がおられました。
確かに、 野菜・海藻も摂らない、 極端な糖質制限食だと、カルシウムなどの、ミネラルでの不足などで、
こむらがえりを起こすことがあるようですね。
一般に、カルシウムやマグネシウムが不足すると、
こむら返りを起こしやすいとされています。
これら、ミネラルの補給ですが、カルシウムは、乳製品・小魚・大豆製品・海藻・緑黄色野菜、などに多く含まれています。
マグネシウムは、大豆製品・魚介類・海藻・ナッツ類に多く含まれています。
従って、通常は、糖質制限食OK食品に多く含まれているので、
こむら返りも起こらないのだと思います。
一方、糖質制限食に関係なく、
スポーツの最中や後に、腓返りを起こすことは、よくありますよね。
私の所属するテニスクラブのメンバーでも、
よく、腓返りを起こすタイプがおられます。
幸い私は、スポーツ中やその後も起こしたことがありません。
激しいスポーツをして汗をかくと、
汗とともに多量のミネラルが体の外に排出されてしまいます。
ですから、カルシウム・マグネシウムなどの、 ミネラルをちゃんと補給してやらないと、
筋肉が痙攣したり、足が攣 ツ ったりします。
糖質制限食の場合、相対的に高脂質・タンパク食となります。
また、葉野菜や海藻や茸を摂取するので、 食物繊維も豊富です。
自ら、 1型糖尿人でスーパー糖質制限食実践中の、 バーンスタイン医師によれば、
野菜に多い食物繊維は、食事中のカルシウムと結合して、 カルシウムの吸収をさまたげ、
タンパク質中のリン化合物も、 カルシウムと、わずかに結合するそうです。
バーンスタイン医師は、
「糖質制限食実践中で、チーズ・ヨーグルト・クリームを摂らない人たち、特に閉経後の女性」
には、カルシウム補充を奨めています。
つまり、糖質制限食実践中のほとんどの人で、 サプリは必要ないと思いますが、
上記のバーンスタイン医師の条件に当てはまる人や、こむら返りをよく起こす人、
また、結構、スポーツをする人は、安価なカルシウム・マグネシウム剤、
或いは、安価なマルチビタミン剤を補充して、こむら返りを予防するのもよいと思います。
スポーツを全くしない人でも、糖質制限食実践中に、こむら返りを起こすことがあります。
この場合も、 カルシウム・マグネシウム剤、マルチビタミン剤で、ほとんど良くなります。
なお、漢方薬の芍薬甘草湯(68番)も、こむら返りに有効です。
2週間以上を、芍薬甘草湯を内服すると、時に、 血中カリウムが低下することがあるので、
連用している人は、注意してくださいね。
http://tagashuu.blog.fc2.com/blog-entry-348.html
たがしゅうブログ こむら返り熟考を参考にしました。
たがしゅう先生ありがとうございます。
江部康二 医師。
追加
『 カルニチン 』 、 が不足すると、
こむら返りが生じることがあります。
食材における、 L-カルニチン は、
肉類と乳製品に多いです。
エルカルチンFF 、 という内服薬もあり、
保健収載ですが、高価です。