<尿酸を上昇させる要因>
尿酸を確実に上昇させるのは、
 重要なものから順番に

1、ストレス
2、肥満
3、大量の飲酒
4、激しい運動
5、プリン体の摂りすぎ

だそうです。

尿酸値に影響を与える、 5つの要素について、
詳しく見ていきましょう。

1 ストレス
実は、ストレスが、一番に、尿酸値を上昇させます。
鹿児島大学の納光弘先生も、ご自身が、痛風でして、
徹底的に、自分で、人体実験をされて、
ビールより何より、 ストレスが、
  高尿酸血症への原因、と、断定しておられます。
納先生ご自身は、学会の会頭を引き受けて、
 忙しくて、 プレッシャーが高かった時期が、
最も、 尿酸値が上昇したそうです。
学会が終了したら、ビールを飲んでも、
 下がったそうです。
これは、 もっぱら、心理的ストレスですね。
一方で、断食は、 究極の肉体的ストレス、
 という、見方もできます。

2 肥満
体重の増加も、 尿酸を増加させる要因なので、
 糖質制限食で、 減量をすると、
尿酸値も低下する、 と思います。
肥満が改善すれば、 尿酸値も改善する、
可能性があります。

3 飲酒
アルコールを大量に
 (   日本酒なら、   1日に、 3合程度以上  )
  飲めば、 尿酸値は上昇し、
断酒すれば、 下降します。

アルコールが、  尿酸値に影響を与える要因は、
  二つがあります。

一つは、 アルコールが、 代謝の途中で、
   『  乳酸  』  、  になり、
 乳酸が、  腎臓からの尿酸の排泄を抑制する、こと。

  もう一つは、継続的に多量に、
 アルコールを摂取したときに
 (  日本酒なら、1日に、4合以上を毎日   )、
  アルコールが、  尿酸の代謝を促進させて、
  尿酸値が上がることです。

  お酒に含まれている、 プリン体自身の量は、
体内の尿酸プールの量に比べて、 少ないので、
  ほとんど、影響はありません。
例えば、 ビール大瓶  633  ㏄  中の、  
 プリン体は、
  たったの、 32.4  ㎎  、 に過ぎません。
  適量のアルコールなら、  ストレスが解消され、  尿酸値を下げます。

   適量の目安は、   日本酒   1.5 合、 
    ビール   約  750  ㏄、
   ワイングラス   2杯、  焼酎のお湯割り
   コップ  2杯 程度です。

  4 激しい運動
 激しい運動は、 尿酸を上昇させますが、
 軽い有酸素運動は、大丈夫です。

5 プリン体の摂りすぎ
プリン体が非常に多い食品は、
 大量には、とらない方が、いいでしょう。
しかし、 日常的な食生活の中では、
 プリン体を気にするほどのことは、
なさそうです。
何故なら、プリン体は、  約 80% 、が、
 体内で生合成され、
食事に由来のプリン体は、 
  約  20 %  、に過ぎないからです。

    ☆   プリン体の多い食品

 (1)   きわめて多い (   百 g 中  3百  ㎎ 以上  ):       鶏レバー、  白子 、 など

 (2)   多い (  百 g 中  2百 ~ 3百  ㎎  ) :
   豚レバー、  牛レバー、
かつお、 まいわし、大正えび 、  など

<尿酸の生成と排泄、尿酸プール>

☆尿酸の生成
プリン体の代謝産物として、
  『   尿酸  』  、が作られます。
一日で産生される、  尿酸の総量:  約 7百 ㎎

☆尿酸の排泄
一日で排出される尿酸の量:   約  7百 ㎎
・ 尿から排泄:  約  525  ㎎  (  3/4 )
・ 汗や消化液から排泄: 
  約  百75  ㎎   ( 1/4 )

☆尿酸の体内プール 
・ 健康な人の体内には、 常に、
  千2百  ㎎  程度の、 尿酸がプールされています。

尿酸は、このように、 毎日に、 
生産と排泄を繰り返しつつ、一定量を保っています。

しかし、尿酸の排泄がうまくいかなくなったり、
 尿酸が体内で作られすぎると、尿酸値が上がります。

**参考
「痛風はビールを飲みながらでも治る」
 (  小学館文庫  )  2004年
鹿児島大学病院内科教授、
  納(  おさめ  )光弘先生 著

**プリン体
プリン体は、  核酸(   DNA、 および、 RNA  )の構成要素として、 体内で遺伝情報を保存しています。
また、  生物が生命活動を行う際に必要とする、
 エネルギーは、
プリン体の一種である、  アデノシン三リン酸  (   ATP  ) 、  から供給されます。

**今回の記事は
帝人ファーマ株式会社
尿酸を下げるためのプロジェクト.com
医療関係者のための高尿酸血症総合情報サイト
https://243sageru.com/toranomaki/purine/1_1/index.html
を参考にし、一部引用させて頂きました。
ありがとうございました。
江部康二 医師 。