こんばんは。
 冬場は、 感冒や、インフルエンザ、 等に罹  カカ  る機会が多く、 医療機関に受診すると、結構と安易に、 解熱剤 、が処方されるので、注意が必要です。
 処方される解熱剤のほとんどが、
 非 ステロイド系 抗炎症薬 (   NSAIDs  ) 、 です。

     2018年  12月26日   ( 水 ) 、  の記事で
  非ステロイド系抗炎症薬  (  NSAIDs  ) に関して、
  脳症になるリスクがあるので、
 インフルエンザに使用してはいけない、
   ということを、記事にしました。
  より正確には、 ウィルス、細菌、原虫、
  などによる、 感染症が存在しての発熱には、
 NSAIDs 、は、使用してはいけない、という事です。

   また、  この薬は、   プロスタグランジン     ≒

    三石分子栄養学➕藤川院長系によると、
     チーズ、 などの油らとは、 異なり、
   マーガリン 、 の、  油は、  
    その二重結合のありようから、
    プロスタグランジン 、 が、 作られる、
   元な物質として機能しない、 ので、
    摂取しない方が、 善い 、  という     、

     という、  物質の産生を抑えるために
   腎臓  、  への血液の流れが悪くなり、
  『  急性腎不全 』 、  を起こすことがあります。
  結構と、 頻度が高く、 薬を飲んだ後に、
  『  尿量が減る 』 ようでしたら、 要注意です。

   実際に、私の糖尿病のご高齢の患者さんで、
  『 帯状疱疹 』 、 になり、
 受診した医療機関で、 抗ウィルス薬と共に、
  『  ロキソニン 』 、の、   3錠/日、
 一日に、 3回を、 食後に、 内服 、 
  となった方がおられました。
  7日分の薬を処方されて、
すでに、 5日間を内服した時点で、
 高雄病院を受診されました。
血液検査したら、すでに、
  『 クレアチニン値 』 、 が悪化していて、
  『  腎不全  』 、 の状態でした。
  軽症でしたので、 すぐに、 ロキソニンを中止して、  幸い、 クレアチニン値は、改善しました。

  『  プロスタグランジン 』 、は、  全身の、
   色々な組織や器官の細胞たちの各々に存在します。

    ☆     NSAIDs  、は、 単純に、 熱を下げる、
  だけではなく、   全身の細胞たちの各々において、
   プロスタグランジン 、  という物質への、
   生合成 、  を抑制するのです。

    『  プロスタグランジン  』 、は、
  血圧の低下作用や、 筋肉の収縮作用、
  黄体の退行作用、
 血管の拡張作用 、  などの、
  色々な役割をもつ、  ホルモン 、 です。
   NSAIDs 、 は、
 プロスタグランジンの生合成を抑制するのですから、
 様々な副作用らが出て、 当たり前なのです。

  さらに、 痛み、や、 炎症、を、 差し止めたり、
  解熱したりする、 目的で、  長期に飲み続けると、
   胃炎や胃潰瘍の副作用が起こることがあります。

    NSAIDs 、は、  痛み、  への、
  元となる物質を作り出す、   タンパク質から成る、
  酵素    コウソ   
 (   シクロオキシゲナーゼ:  COX:   コックス   ) 、    の働きを妨げて、
   解熱や鎮痛、に、 抗炎症の作用を発揮する薬です。

    COX 、 には、 2つの種類があり、
   COX-1 、は、   胃粘膜や血管にあって、
   生体の恒常性の維持に、
   COX-2 、は、  主に、   刺激があった時に作られ、
  痛みや炎症に関係しています。

    NSAIDs、 は、 COX-2 、  の働きを抑えて、
   解熱、鎮痛、抗炎症、 の作用を示しますが、
   ほとんどの、 NSAIDs 、は、 COX-2 、 だけでなく、  COX-1 、 の働きも抑えるために、
    胃酸の分泌が増えたり、
   胃粘膜の血流が悪くなったりして、
 胃炎や胃潰瘍を起こす原因になるのです。

    胃炎や胃潰瘍が起こると、  胃の痛み、に、
  吐き気 、  などの症状らが起こりますが、
   ピロリ菌が元凶の、 一般的な胃潰瘍に比べ、
  NSAIDsによる潰瘍は、 症状が出にくいのです。
  そのために、 何も症状を感じないうちに、
 突然に、 胃から出血して、
  吐血や下血することがあります。
 調査によれば、  リウマチ 、などで、 NSAIDs 、を、
  4週間以上を内服している場合には、
  胃粘膜への保護剤を内服していても、
  6割以上の人で、
 胃粘膜障害が認められた、 ということです。

このように考察してくると、
 ロキソニン、  ボルタレン、 ポンタール、
 インダシン、 アスピリン・・・
これらの、 ごく一般的な、 NSAIDs 、 は、
 有害事象が非常に多いので、
  使用は、 極めて慎重に、 ということです。

   長期投与は、 勿論、 基本的には、 不可 、です。
 例えば、   ロキソニン 、の、 3錠 /  日 、 とかは、
   長期投与だと、  非常に、副作用リスクが高いです。

     ロキソニン 、 の、 1 ~ 2錠 / 日 、  は、
  リウマチ 、 などへ、  症例により、
 やむをえず、 投与することもあると思います。
   私は、生理痛とか、頭痛に頓用でなら、
 許容範囲と思って、処方することもあります。

  安全に使用できる、解熱剤、鎮痛剤は、
  アセトアミノフェン 、だけ、 ということです。
     アセトアミノフェンは、   鎮痛・解熱作用を有しており、
NSAIDs 、と同様に、 COX 、 を阻害しますが、
その作用は、弱く、 
  抗炎症作用は、 ほとんど、 ありません。
そのために、  アセトアミノフェンは、
  NSAIDs 、には、 分類されていません。
アセトアミノフェンの作用機序は、
 中枢神経における、   COX 、への阻害、
  と、 考えられていますが、
詳細な機序は、 未だに、 解明されていません。
商品名は、
 カロナール、 コカール、 アンヒバ 、 などです。

発熱には、アセトアミノフェンを、
 成人なら、   1回に、 3百 ~ 5百 ~ 6百  mg、
  1日に、 2回なら、  安全です。
  年齢、症状により、  適宜に、 増減で、
  原則として、 1日に、 最大で、  千5百 mg 、です。

    腰痛や、生理痛なら、 成人は、
 アセトアミノフェンとして、
  1回に、 3百  ~  千 mg  、 を経口服用し、
  服用間隔は、  4 ~ 6時間以上とし、
  年齢、症状により、 適宜に、 増減しますが、
   1日に、 総量として、  4千 mg 、  が限度です。

     あと、痛みが強いときは、
トラムセット
  (  トラマドール+アセトアミノフェン  )、  
  が有効です。
トラマドールは、   
  非麻薬性  オピオイド  受容体   刺激薬  、  です。
    トラムセットには、
  NSAIDs 、  のような副作用は、  ありませんが、
  吐き気がすることがあります。
それで、   初期の、 1 ~ 2週間は、
  吐き気止めと、一緒に、 内服します。

江部康二 医師 。