☆ 「 理想食 」 、への移行プログラム ;
三石分子栄養学の健康相談、 より ;
ここで、 「 理想食 」 、
と、 いっているものは、
タンパク質 、と、 ビタミン類とを、
必要にして、 十分なだけ、 とる、
食事 、 をさします。
その理想食をとる事によって、初めて、
全ての、 代謝 、らが、
スムーズに行われ、
高い健康レベルが保たれる、
というのが、 私の考え方です。
むろん、 私の頭の中には、
我々な、 日本人の食習慣が、
『 低 タンパク 食 』 、
『 低 ビタミン 食 』 、
の、 性格をもっている、
という、 認識が、 あります。
また、 同時に、
各種の、 ビタミン 、 の、
要求量に、
大きな個体差 、 があって、
すべての人の体 、 が、
ほとんどが、 例外を、 無しに、
いくつかの、 ビタミン 、らを、
大量に要求している、
という、 見方があります。
ですから、
理想食 、と、 一口にいっても、
その内容は、
人それぞれに、 違う 、 のです。
私ごとにわたって、 恐縮ですが、
私が、 鉛中毒患者でありながら、
大きな支障をなく、 暮らしているのは、
ひとえに、 理想食のたまもの、
と、 私は、 思っています。
私の理想食の内容は、
ここまで、 発表したとおり、
多種多様の、 栄養補助食品らを、
ふくんでいます。
私としては、
この種のものは、
理想食を構成するために存在する、
と、 考えます。
したがって、
これは、 本質的に、 薬ではないのです。
理想食への移行を、 いきなり、
やってのけて、 平気な人がいるか、
と、 思うと、
どこかに故障がおきて、
不満をもらす人が、 います。
何十年もひきつづき、
『 低 タンパク 食 』 、や、
『 低 ビタミン 食 』 、 を、
とっていれば、
どれか、 いくつかの代謝が、
ほとんど、 休眠状態におちいっている、
恐れ、が、 あります。
そこに、 理想食を与えられたら、
あっちでも、 こっちでも、
寝た子がおきるので、
ご当人の体は、
面食らわざるをえません。
いいつもりで、 栄養補助食品や、
ビタミン剤をとったのに、
下痢が、おきたり、
湿疹が、 できたり、
おなかが、 張ったり、 という、
ケースが、 しばしば、 みられるのです。
よく、 「 栄養のバランス 」 、
という、 言葉が、 聞かれますが、
必要なのは、
栄養素のバランス 、では、 なく、
絶対量 、 です。
現実には、 かりに、
バランスは、 取れていても、
絶対量 、 は、 不足している、
のが、 普通だ、 と、 思います。
そういう、 栄養失調食であれば、
病気にならないのが、 不思議です。
それで、 健康だという人がいれば、
それは、 綱渡り的な、 健康状態 、です。
ここで、 「 移行 プログラム 」 、
と、 いっているものは、
栄養失調食から、 理想食 、 への、
切りかえのための措置を意味します。
ここでの難関は、
その人にとっての、 理想食、 の、
内容が、 つかめない事です。
だから、 タンパク質は、ともかく、
ビタミン類は、 徐々に増量し、
十分に大量にとった段階で、
体調を検査します。
☆ 低血圧や、高血圧の人は、
血圧を測ってもらい、
肝臓病の人は、 GOT 、や、
GPT 、 などの、
酵素 コウソ 、 の濃度を測ってもらい、
糖尿病の人は、
血糖値を測ってもらいます。
肩がこる、 とか、 膝が痛い、とか、
胃の調子が悪い、 とか、
疲れやすい、 とかならば、
医者に診てもらわなくても、
異常は、 わかります。
こういった、 症状が、 無くなったら、
子宝 ビタミン E ≒
炭素 C 、 の、 29個 、 に、
水素 H 、 の、 50個 、 と、
酸素 O 、の、 2個 、 とから成る、
C29 H50 O2 、 などは、
少しずつ、 減らしてゆきます。
そして、 どこまで減らして、
大丈夫か、 への、 見当をつけ、
それを、 維持量 、 とします。
たとえば、 H夫人の弟さんが、
高血圧、糖尿病で、 倒れて、
入院した時には、
ビタミン C ≒
C6 H8 O6 、 の、 3 g 、
ビタミン E 、 の、 千 IU 、
配合 タンパク ≒
十分な、 質と量の、 タンパク質ら
( プロテイン ) 、 の、 30 g 、
という、 指示をしました。
むろん、 これは、 最大量に近く、
それを、 目標として、
増量していったのです。
これは、 食事の内容への指示ですから、
医者に、ことわる、
必要は、 ありません。
弟さんは、 これで、
完全に、回復してゆきました。
細胞と細胞をつなぐ、
< 結合組織 > 、 では、
のり 、 の役目をする、
コンドロイチン 硫酸 、 などの、
ネバネバした、 粘質多糖体 、が、
重要です。
これは、 ねばり気をもっているので、
組織のつくりを保ったり、
潤滑油の役をしたり、
水を貯めたり、 などの、
色々な働きをしています。
タンパク質から成る、 ホルモン 、
の、 成分となっている、 糖も、あり、
ミネラル 、 などを運ぶ、
空母 タンパク ≒
キャリア・タンパク 、 に、
糖 、 が、 必要なものがある、
ことも、 解ってきました。
細胞膜における、 糖 タンパク 、
などには、 興味が、無い、
という人が、 あるかもしれません。
けれども、
血液型 、 と、 言われるものが、
赤血球の膜にある、
複合糖質 、 ら、 への分類におけるものだ、
と、 わかったら、 身近に感じて頂ける、
のでは、 ないでしょうか。
☆ 繊維状な、 タンパク質である、
『 コラーゲン 』 、 とは、 何か ;
骨や皮を煮ると、 ゼラチン ≒
膠 ニカワ 、 が、 とれる。
煮て、 ゼラチンになる物質を、
「 コラーゲン 」 、 という。
日本語で、いえば、 これは、
「 膠原 コウゲン 」 、 だ。
コラーゲン 、は、
タンパク質の一種だ。
コラーゲンを組み立てる、
アミノ酸たちの中で、
「 プロリン 」 、と、
「 リジン 」 、 とには、
酸素 サンソ 、 O 、 の、 一つ、 と、
水素 H 、 の、 一個 、 とが、
結びついてある、
水酸基 OH 、 な、
枝 、が、 ついている。
その枝をはやす、 代謝には、
助酵素として、 ビタミン C 、
が、 登場する。
ビタミン C 、 が、 なければ、
まともな、 コラーゲン分子は、できない、
という事だ。
コラーゲン 、は、
繊維状な、 タンパクだ。
その線維が、 三本が、 まとまって、
三つ編み状になっている。
これを、 「 コラーゲン・へリックス 」 、
という。
へリックス 、とは、
らせん 、 の意味だ。
コラーゲン・へリックス 、は、
全体として、 らせん型になっている。
前述の水酸基 OH 、 な、 枝がないと、
この構造にならないのだ。
三つ編みのへリックス 、 にならない、
コラーゲンは、 まともではなく、
強度が、 不足する。
コラーゲンは、 硬骨でも、軟骨でも、
結合組織でも、 主な成分になっている。
これが、 まともにできないと、
硬骨も、軟骨も、結合組織も、 弱い。
ぎっくり腰も、 脳出血も、 原因は、
不完全な、 コラーゲンにある。
〔 三石巌全業績−11 健康ものしり事典
( 絶版 ) P124 より 抜粋 〕