☆ 杏林大学 名誉教授 古賀良彦さんも、 睡眠不足と若さの関係を説明します。
「 40歳代以降は ) 、 睡眠不足だと、肌のこと。 シミ、とか、 皺 シワ 、とか、 くすみ。 そんなのが、 とても目立つようになってきます 」( 古賀教授 ) 。
睡眠不足による様々なデメリットら。 やはり、 睡眠不足は、 健康と美容への大敵のようですね。


<眠りたいなら、 カラダを熱くしろ!>
睡眠の重要性、よ-くわかりましたよね。
季節は、 これから、 夏本番。 この暑さ、睡眠が足りない私たちを、さらに寝かせない、 大問題なんです。
暑さが、いかに睡眠の大敵であるかを調べるため、東北福祉大学 特任研究員の水野一枝さんを訪ねました。 水野さんは、 睡眠によい室内環境を追求している専門家です。
実験では、 被験者に、室温を、 摂氏で、 30度、 湿度は、 80 % 、 にセッティングした部屋で、 眠ってもらいました。
ベッドに横になっても、可哀想に、 もぞもぞしているばかり。 目は閉じていますが、その脳が、眠っていないことは、脳波を見れば、一目瞭然だと言います。

[資料提供:水野一枝さん] ; これが、そのときの脳波。 とても小刻みな波が続いています。 脳波が寝ていない証拠です。
深い眠りになれば、波は大きくゆるやかになります。 こうした深い眠りこそ、 カラダにとって、 大切な、 質のよい睡眠なのです。
寝不足を補う、 1つのコツは、 こうした脳波を出す、 深い眠りに、いかに早く、きちんと入るか。
しかし、 そのときに、 敵として立ちはだかるのが、 暑さです。
実は、人間は、 寝るときに、 カラダの中心部の体温を下げないと、 深い眠りに入っていけません。
そのために、 必要なのが、 放熱です。

手足をはじめ、 カラダの表面から、 熱を外に出す、 ことによって、 カラダの中心部の温度は、熱を失って、 冷える、 というわけです。 ところが 、
「 暑い環境になってくると、 いくら、 皮膚の表面の温度を高くしてあげても、 体から熱が逃げていかない、 ので、 体温が下がらない。 そうすると、 やっぱり、 寝にくい、 眠れない、 ということになります 」 ( 水野さん ) 。
では、どうしたらよいのか。 そこで、有効なのが、新常識、 逆に「カラダを熱くしろ!」です。

そもそも、 体温よりも周りの気温が、ずっと低ければ、 体温は、 簡単に下がります。 しかし、 気温が高ければ、当然に、 下がりにくい。
そこで、方法は・・・。

「体温」を上げちゃえば、いいんです。
体温を急に上げるなんて、できるのでしょうか。

秋田大学准教授で、 理学療法を教えている、 上村佐知子さんは、
「 入浴、 特に、温泉。 体温を操作して、 眠りをよりスムーズにさせて、熟眠させる 」、 と言います。
その効果のほどを、上村准教授の実験で見せてもらいました。 お風呂の入り方による睡眠の質の違いを、 4人の大学生らで調べます。

- 1人目は、塩化物泉に入ります。
- 天然の温泉に多いもので、入浴剤も出ています。
- 2人目は、炭酸を多く入れたお風呂です。
- 家庭ならば、入浴剤か、特別な装置を使います。
- 皮膚に細やかな泡がつくのが、特徴です。
- 3人目は、水道水を湧かしたお風呂に入ります。
- 4人目は、お風呂に入りません。
お風呂は、ちょっとぬるめの、 39度。
時間は、 15分の半身浴です。
お風呂から出て、 4人には、同じ部屋で寝てもらい、 脳波や、体の中の温度を測って、 眠りの深さを割り出します。

脳波の結果です。
もっとも、 成績が悪いのは、 お風呂に入っていない人でした。
水道水のお風呂に入った人は、 それに比べて、 深い眠りが、 およそ、 20 % 、 が、 増えていました。
残りの、 2つの風呂に入った人は、 さらに深い眠りを実現していました。
この差を生み出した物こそ、 「カラダを熱くしろ」、 という新常識なのです。

4人のカラダの中の温度の変化を見てみましょう。
お風呂に入った、 3人は、 入浴の直後に、 体温が、 いったんは、 跳ね上がり、その後に、 急速に低下しています。
中でも、 赤色の線、睡眠の成績が、 最も良かった、 炭酸泉の人は、 0・7 度、 が、 下がっていました。
「 夏だからと言って、 シャワーで入浴を済ませてしまうと言うのは、 実は、 損な話で、
入浴をした方が、むしろ、涼しく寝やすい夜を過ごせるのではないかと思います 」 ( 上村准教授 ) 。
暑い夜には、 寝る、2時間前には、 カラダを熱くする。
これが、 質のよい眠りをゲットするための、 新常識なのです。
所で、 お風呂上がりに、 冷えたビールを、1杯!、 というのは、 要注意だそう・・・。
古賀教授によると、 アルコールは、 寝付きは、よくなるものの、 途中で、 目覚めやすくなったり、 次の日に、 早く、 目覚めすぎたりすることが、 あるそうです。
お風呂上がりのビールはほどほどに!。