https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-10-04/PG2CZY6TTDS801
→ハッキング攻撃の対象は、 30社近く、
ハードウエアに、 チップ 、を埋め込み
→アマゾンとアップル、スーパーマイクロは、
ハッキング攻撃を否定 ;
米アマゾン ・ドット・コムは、2015年に、
エレメンタル・テクノロジーズ、 という、
新興企業の調査を始めた。
今では、アマゾン・プライム・ビデオとして知られる動画ストリーミングサービスを拡大するため、買収することを検討していた。
オレゴン州は、 ポートランドを本拠とする、 エレメンタルは、 動画ファイルを圧縮し、
異なる機器向けにフォーマットする、
ソフトウエアを作っていた。
同社の技術は、
国際宇宙ステーションとの通信や、
ドローンの映像を、 中央情報局
( CIA ) 、 に送ることにも使われていたために、 アマゾンの政府関連事業にも役立つと考えられた。
CIAのために、 安全性の高い、
クラウドを構築していた、
アマゾン・ウェブ・サービシズ
( AWS ) 、 が、 デューデリジェンス
( 資産評価 ) 、 の一環として、
エレメンタルのセキュリティーを調査した。
事情に詳しい関係者が述べた。
気になる点が発見され、 AWS 、は、
エレメンタルの主力製品を詳しく調べることにした。
顧客企業が、 動画圧縮のために、
ネットワーク内に設置する、
高性能サーバーだ。
これらのサーバーの組み立てを、
エレメンタルから請け負っていたのが、
スーパーマイクロ・コンピューターだった。
同社は、 サーバー向けのマザーボードなどの供給で、 世界最大手の1社。
関係者によると、
エレメンタルの社員が、 2015年春の終わりに、 複数のサーバーらを、
サードパーティーのセキュリティー会社による検査のため、 カナダのオンタリオ州に送った。
すると、サーバーのマザーボード上に、
コメ粒ほどの大きさの、
マイクロチップが組み込まれている、
のが見つかった。
ボード本来の設計には、ない部品だった。
アマゾンが発見を米当局に報告すると、
情報関係者たちの間に衝撃が走った。
エレメンタルのサーバーは、
国防省のデータセンターや、
CIAのドローンシステム、
海軍の艦船間のネットワークに使われていたからだ。
しかも、 エレメンタルは、スーパーマイクロの数百社の顧客の1社にすぎない。
最高機密の捜査が始まり、
3年以上が過ぎた今も完了していないが、
捜査官らは、 問題のチップが操作された、
サーバーを含む、 いかなるネットワークにも、 アクセスすることを可能にするものだ、
と結論付けた。
事情に詳しい複数の関係者らによれば、
チップの埋め込みは、
中国の製造下請け会社の工場で成されていた。
この攻撃は、ウイルスによる攻撃よりも、
深刻だ。
ハードウエアを使ったハッキングは、
除去するのが、 より困難な上に、
被害が、より甚大になる場合がある。
長期的に、 密かに、
相手のネットワークにアクセスできる仕組みは、情報機関が、巨額投資と何年をかけても、 手に入れたいものだ。
スパイたちが、 コンピューター機器に、
変更を加える方法は、 2つがある。
1つは、 製造元から、
顧客に渡るまでの間に、 操作すること、
もう1つは、
製造の最初の段階で、埋め込むことだ。
この2番目の方法で、特に有利なのが、
中国だ。
世界の携帯電話の、 75 % 、
パソコンの、 90 % 、が、
中国で製造されているとの見積もりがある。
ただ、操作を加えるには、
製品の設計について十分に理解している人間が、 工場に入り込んで行わなければならないし、 その部品らが、
世界の物流チェーンを通って、
目標の場所にたどりつかなければ、
意味がない。
ハードウエアハッキングの専門家で、
グランド・アイデア・スタジオの創業者、
ジョー・グランド氏は、
国家政府レベルのハードウエアハッキングが成功するのは、 とても珍しい、 と述べた。
しかし、 これが、
米国の捜査官が発見したことだった。
当局者な、 2人よると、 チップは、
製造の過程で、 人民解放軍の1部隊の工作員らによって埋め込まれた。
米当局者らは、 この事件を、
米企業に対して仕掛けられた、 これまでで、 最も重大な、 サプライチェーン ≒ 供給網 、 攻撃だとしている。
1人の当局者によると、
最終的に、 30社近くが、攻撃対象となっていたことが、分かった。
大手銀行の1行や、 政府と契約する業者に、 アップルも含まれていた、 という。
アップルは、 スーパーマイクロへの重要顧客で、 データセンターの新しい世界ネットワークのために、 2年間で、 3万台余りのサーバーらを注文する計画だった。
アップルの社内幹部な、3人によると、
同社も、 15年の夏に、
スーパーマイクロのマザーボード上に、
悪質チップを発見。
アップルは、 その翌年に、
スーパーマイクロとの取引を打ち切ったが、
それは、別の理由という。