居眠り運転防ぐ座布団実用化へ…姿勢分析し警告
座布団型のセンサーを運転席に設置する佐藤教授(左)と相良専務(北九州市若松区で)=中西瑛撮影
九州工業大学 ( 北九州市 ) 、 と、 中津自動車学校
( 大分県は、 中津市 )、が、 十月の下旬から、 モノをインターネットでつなぐ、 「 IoT 」 、 などの技術を活用し、高齢ドライバーらの事故を減らす、 実証実験に共同で取り組む。
運転席に設置した座布団型センサーなどのデータらを、ネット経由で分析し、
ドライバーの姿勢を把握して、
居眠りを警告する仕組みで、
来春の実用化をめざす。
集めたデータらは、 教習所での運転指導にも役立てたい考えだ。
座布団型のセンサーを開発したのは、
九工大で、 デジタル信号処理を研究する、 佐藤
圧力を検知する装置を座布団に内蔵し、 重心のかかり方で、 ドライバーの姿勢を把握する。
実験では、 頭の動きようらや、車の加速度が、 分かるセンサー、
位置情報を確認する全地球測位システム ( GPS ) 、 も、 組み合わせて、 精度を高める。
例えば、 頭や体が前後・左右に揺れた場合には、 カーブなどの運転状況も加味した上で、 居眠りや疲労によるものかを判断し、警告音などで知らせる。
ネット経由で、サーバーに集約したデータらを、 AI ( 人工 知能 ) 、 も使って分析。
「 体の動きで、多くの情報が得られる。 イライラしている、 などの感情も、 分かる 」 、 と、 佐藤教授は語る。
さらに、蓄積したデータらから、 交差点での左右確認やブレーキのかけ方といった運転技術も評価できる、 という。
今回の実験は、 IoTの普及に力を入れている九州経済産業局が仲介し、 中津自動車学校と共同で実施することになった。
同局によると、大学と自動車学校が連携し、交通事故防止のシステムづくりに取り組む事例は、珍しい、 という。
中津自動車学校では、
高齢者講習を受ける、 70歳以上の、
ドライバーが、年間に、約 2千人がおり、 この内の数十人~百人程に協力してもらい、 自家用車に、センサーなどを搭載。
来年の2月頃まで、 実験を続ける。
実験期間中に、集めたデータらを基に、 参加したドライバーらへの技術指導も行う計画だ。
同校の相良悠二専務 ( 36 ) 、 は、
「 個人の運転レベルに応じた、 きめ細かな指導ができるはずだ 」 、 と期待する。
佐藤教授は、
「 実験で、 ドライバーの運転情報を蓄積し、 システムの精度を向上させたい。
将来的には、 運転技術を点数化し、
教習所での指導などに役立てることもできるだろう 」 、 と話している。
( 中西 瑛 記者 )。
スウェーデンの王立科学アカデミーは、 2日、2018年のノーベル物理学賞を、レーザーの画期的な利用法を開発した米国、フランス、カナダの3氏に授与すると発表した。
今年のノーベル物理学賞に選ばれたのは、
米ベル研究所の、 アーサー・アシュキン博士、
仏エコールポリテクニークのジェラール・ムル博士、
カナダ・ウォータールー大学のドナ・ストリックランド博士。
ストリックランド女史は、 物理学賞としては、
55年ぶり、3人目の女性受賞者となる。
3氏への授賞理由は、
「 レーザー物理学の分野における画期的な発明 」。
アシュキン氏は、
「 レーザー 」 、 という、 特殊な光を細く絞り、
その力で、 微小な物体を宙に浮かして動かす、
「 光 ピンセット 」 、 と呼ばれる手法を開発。
ムル氏、ストリックランド女史は、
非常に強い、 パルス状のレーザーを作る手法を開発した。
「 チャープパルス増幅 」 、 と呼ばれる、
この手法で作られたレーザーは、
産業応用のほかに、
目の視力を回復する手術にも利用されている。
授賞式は、 12月10日に、ストックホルムで開かれる。 賞金の、 900万 クローナ ( 約 1億1500万円 ) 、 は、 アシュキン氏が、 半分、
ムル氏とストリックランド氏が、4分の1ずつ分ける。
