徹底計測!口臭の正体
ある病院でこんな検査が行われています。
小さな注射器で、口の中の息を吸い取って…。
測定器にセット。
これでわかるのが、口の臭い、口臭。
実はここ、口臭外来です。

この数値の持ち主である女性は、「基準値以下で気になる口臭はなし」という判定。
「安心してしゃべれる」と、不安から解放されたようです。

日本歯科医師会の調査によれば、
口臭が気になるという人は女性の85% になるという報告もあります。

気になる口臭、その正体は何なのでしょうか。
その正体を突き止めるため、訪ねたのは東京歯科大学の千葉歯科医療センター 准教授の亀山敦史さん。
ここで17年間、口臭外来を担当しています。

これは亀山准教授らが作った質問票。

ここを訪れる人たちの深刻な悩みが書かれています。
口臭が気になって、人と話ができない、とか、
積極的な行動がとれず、消極的になってしまう、など。
口臭が厄介なのは、なかなか人に相談できないということです。

そうした患者の気持ちに配慮して 診察はプライバシー重視。
この病院では専用のブースを設けています。

さらに完全予約制で、1日2人限定です。
今回番組では口臭に不安を感じている10名の女性に、 診察を体験してもらいました。
口臭測定で計るのは悪臭の主要な成分、
硫化水素、メチルメルカプタン、 ジメチルサルファイドの3つ。

真ん中のメチルメルカプタンがこの基準値よりも高い場合、 歯周病の疑いあり。
まずは歯科医へ行って、 治療が必要か診てもらうことが最優先です。

残りの2つは、体調の影響を大きく受ける口臭成分。
人によって原因はさまざまです。

今回、口臭に不安があると言っていた10人の結果は、どうだったのでしょうか。
測定の結果、10人のうち、4人は 全く問題のないレベルでした。
さらに3人は、口臭成分が幾分検出されましたが、 他人が気になるレベルではなく 合計7人が問題なし、と判定されました。
実際に気になるレベルと判定されたのは、3人。

この女性Aさんは、左側の硫化水素が高いだけでなく
真ん中のメチルメルカプタンの値も高く、
原因のひとつが、歯周病の疑いがあることがわかりました。

しかし、残りの2人は歯周病は関係なし。
左側の硫化水素の値が高いという結果でした。

この2人が口臭対策をしていないのかといえば、 そんなことはありません。
Bさんの質問票を見せてもらうと 毎日、15分の歯磨きを欠かしていません。

さらにこちらのCさんは、 なんと1日6回も歯磨きをしています。

1日6回も歯磨きをするというCさんは、何故、口臭が出てしまったのか。
その謎を解くカギは、診察の時に、亀山准教授が、ご本人に教えていました。

えっ乾燥が原因?
そう、乾燥は、口臭の大きな原因になっているのです。