糖質制限ダイエットが便秘を招く
皆さん、経験したことありますよね。
出そうなのに、出ない、あれ。
今日は、便秘解消の新常識をたっぷり伝授します!
便秘のスペシャリストで、京都府立医科大学准教授 内藤裕二さんは、
深刻な便秘に悩んで、病院を訪れる女性患者が増えていると実感しています。

実際、厚生労働省が3年ごとに調査している便秘の患者数を見ても、
20年前に比べて今ではなんと2倍以上。
21万人に迫る勢いです。

いったいなぜ、最近になって増えているのか?
どんな食生活が便秘を深刻にしているのか。
その典型的な例を探ってみました。
派遣会社に勤めている伊藤聖実さん(22)。
4月からあるダイエットに取り組んでいます。

きっかけになったのは、久しぶりに体重計に乗ったこと。
人生でいちばん体重が重くなっていて記録を更新してしまったので、
ちょっとこれはまずいと考えたそう。

そこで食事を中心にダイエットを開始。
ところが、その効果が現れる前に別のところに深刻な問題が…。
どんなダイエットをしたのか。実際の食生活を見せてもらいました。
朝の定番は、目玉焼きとハム。手軽なところが気に入っています。

お昼は、お弁当で済ませることが多いそうです。
ダイエット中なのにハンバーグに揚げ物、生姜焼き!?

そして、帰宅してから夕食。
メニューは、豆腐と鶏肉のスープに、豚肉を甘辛く煮たもの、
そして春巻きです。

あれ? 朝も夜も野菜は少ないし、ごはんも食べないんですね。
実は、お昼の弁当もごはんとスパゲティはすべて残していました。

伊藤さんがやっていたダイエットとは、
「自己流の糖質制限ダイエット」だったのです。

内藤准教授は最近の女性たちが安易に糖質を減らしていることが、便秘を深刻にしていると考えています。
本来、糖質制限ダイエットをするときは、野菜をたっぷりとらなければいけません。

その理由は、糖質制限をするときの糖質の多い食材にには、実は、食物繊維も含まれているからです。
例えば、ごはんは、茶碗に軽く1杯、100グラム中、0.3グラム。

パンは、2枚ほど100グラム中、2.3グラム。

蒸したさつまいもは、100グラム中、3.8グラム、食物繊維が含まれています。

伊藤さんは自己流で糖質制限ダイエットをすることで、知らず知らず食物繊維までカットしてしまい、
便秘になっていたのです。
皆さんの食事は、大丈夫でしょうか?
これは、日本人の食物繊維摂取量の推移です。

どうして、だんだん少なくなってきているのでしょう?
でもそもそも食物繊維がなんで便秘にいいのでしょうか?
食物繊維がなかったら便はできないのです。
便は、食べ物由来の食物繊維と腸内細菌と腸の細胞が死んで落ちていったものの集まりです。ですから、食物繊維という材料がなかったら便ができにくくなるのです。

この食物繊維をとりたいわけではありますが、
実際には、野菜のとり方が下手な人が多いと言います。