日々に、新たな発想を生み出し、  人々を楽しませ続ける又吉さんの脳を観察すれば、「ひらめき」の謎を探るヒントが得られるのではないか?、と、考えたのです。

   そこで、京都大学脳機能総合研究センターにご協力いただき、    世界最高性能の、   MRI、  という装置を使って、又吉さんが「ひらめいた」と思った時の脳の状態を調べてみました。

   その時の又吉さんの脳は、 広い領域が一斉に活動している状態になっていました。

   実は、 誰でも、 それと同じような脳の状態に近づける、意外な方法がある、というのです。  それは、「ぼーっと」すること。

   「ぼーっと」している時、 私たちの脳は、決して活動をやめているわけではなく、脳の広い領域が活性化している、 「デフォルト・モード・ネットワーク」、と呼ばれる、 不思議な状態にあることが、 分かってきています。

    このネットワークが、  無意識のうちに、   私たちの脳の中に散らばる「記憶の断片」らをつなぎ合わせ、時に思わぬ「ひらめき」を生み出していくのではないか、と、今や、大注目されているのです。

CG 又吉さんの脳から検出された「デフォルト・モード・ネットワーク」

私たちの記憶力のカギを握る、謎の器官「歯状回」

さらに番組では、「ひらめき」を生む上で、 重要となる「記憶」の秘密にも迫りました。

     私たちの記憶は、    脳の奥深くにある、 「  海馬  」  、  という器官で生み出され、  やがて、  それが、   脳の表面に広がる、    「  大脳皮質  」 、 に移され、 生涯にわたって蓄えられていく、と考えられています。

     記憶を生み出す、 肝心要の「海馬」で、 近年に、 脳科学の常識を覆す大発見がありました。

     脳の中で、 ごくごく例外的に、 神経細胞が、 新しく、 生まれ続けている、 ことが、  分かったのです。

    それは、 「  海馬 」、 の入り口にある、   「  歯状回  」 、   と呼ばれる場所で起きていました。

    ここで、 神経細胞たちが、 新たに生まれ続けていることで、 私たちは、 新しい記憶を次々と作り出していけるのではないか、 と、考えられるようになってきています。

 (詳しくは、「記憶力アップのカギ!?海馬で起きている“大事件”・神経細胞の生まれ変わり」    

     最新の研究では、  この歯状回で、新たに生まれる神経細胞の成長を、 体のある臓器から届けられる、 メッセージ物質が後押ししているのでは、 と、考えられています。

     その一つが、 私たちが物を食べたりした時に、  「  すい臓  」 、  から出される、          「  インスリン   」 。

     サウスカロライナ大学の、 ローレンス・リーガン教授によれば、

    インスリンが届いている時と届いていない時とで、     神経細胞の成長を比べたら、        届いていない時には、  細胞の成長が、格段に落ちる、  と言います。

   体の中を行きかう、 メッセージ物質の影響を大きく受けながら、私たちの脳は、働いている。

   そんな脳の姿が、今や、明らかになりつつあります。

「究極のネットワーク臓器」脳の解明が、認知症治療につながる

    体の臓器と密接につながりながら、  同時に、 それ自身で独立した、 「ネットワーク臓器」となっている。

    脳をそう捉えることで、私たちを悩ませる、 深刻な病を克服する道筋が見え始めています。   その病とは、認知症です。

   認知症は、一説によれば、  アミロイド β   ベータ  、 と呼ばれる、 有害な、タンパク質が、 脳の中にたまることで、 神経細胞のネットワークが侵され、   発症する、 と、 考えられています。

    この、  タンパク質な、 アミロイド β  、  を分解する、  薬を脳に送り込むことで、 病   ヤマイ  、  の進行を止めよう、 という、   試みが始まっているのですが、  その時に、 カギとなるのが、     すい臓から脳に届いていた、     「  インスリン  」 、  です。

      アミロイド  β  、への分解薬は、  とても大きいため、 点滴で、 血液の中に送り込んでも、    普通の方法では、   脳の血管の壁をすり抜けて、   薬な、分子、を、 神経細胞へと届けることは、できません。

     しかし、  同じく、  巨大な物質であり、       血潮の中の、糖たちを、 細胞たちの各々へやる、   「   インスリン  」 、  は、     脳の血管の壁をすり抜けることができます。

   そのメカニズムを解明し、 アミロイド β 、への、 分解役を脳へ送り込むのに応用しよう、 という、 プロジェクトが始まっています。薬、な、分子、が、 カプセルに包まれて、血管の壁を通過していく ;

    さらに、  インスリン、が、  脳の血管をすり抜ける、 メカニズムを応用して作られた、  「  ハーラー病  」 、  という、   脳の病への薬の治験が、   ブラジルのポルトアレグレ、という、街で、 3年前から行われ、   大きな成果をあげ始めています。(詳しくは、「認知症治療の切り札に!?“血液脳関門”突破の最新プロジェクト」を参照)。

       体の臓器と密接につながりながらも、          その内部に、 高度なネットワークを築き上げてきた、「究極のネットワーク臓器」、としての脳の姿が、番組を通して浮かび上がってきています。

【関連記事】★『認知症の初期症状とは?早期発見のためのチェック★『これって高次脳機能障害?★『記憶力低下などの症状がみられる軽度認知障害とは』       

・・1994年の、 12月16日に、  産経新聞に連載された三石巌氏が書き下ろした、 文章 。

    ☆    ・・水には、  農薬や、 重金属や、  中性洗剤が、 ふくまれているかも知れず、   空気には、 農薬や重金属や、   窒素酸化物    NO 、ら、が、含まれているかもしれず、     飲食物には、 好ましくない、   添加物が、ふくまれているかもしれない。 

   このような有害物質が、体内に取り込まれた時に、   それが、  「  薬物  代謝  」   、   という名の、 代謝の対象となって、 無害化するならば、 問題は、比ぶる単純に解決する。

 薬物代謝の効果は、 いわゆる、 「 解毒 」 、 だ。 

      ☆    『  薬物  代謝  』  、 は、                  有害物質の溶解度を大きくする事により、      それを、 水にとかして、 排出する、 作用として、理解される。

      また、     薬物  代謝  、 は、                           有害物質の表面張力をして、                       水の表面張力に近づける、事により、              細胞たちの各々の表面で、                        それが、濃縮するのを防ぐ、 作用としても、  理解される。

    ☆     またさらに、 電子強盗を働く度合いの弱い 、 弱酸性 、の、  有害物質ならば、      これを、   強酸性のものに変える、              作用として、  理解される。

       ☆     腎臓  、  たちは、                               弱酸の結合物 、 らに比べて、                        強酸の結合物  、 らの方を、                        より、 たやすく、  排出するからだ。

       いずれにしても、   我々の体には、              薬物  代謝   、 と、  よばれる、                  働きがあるので、                                            それが、  フルに発動すれば、                        汚染に強い事になる。