「 ご飯と、パンに、麺は、我慢できるけど、 スイーツだけは、やめられません 」 、 と、 言っている人は、 「 中脳で、 ほとばしる、 ドーパミンの快感から離れられません 」 、 と、 公言しているようなものかもしれない事を、 頭の片隅に置いておいてください。
赤ちゃんの最高の栄養源である、「 乳糖 」、の成分である、 「 ガラクトース 」 ;
「 ガラクトース 」 、は、 甘みの少ない、 単糖で、 食品としては、 甜菜 ( テンサイ )、 や、 ガム 、 に含まれる以外には、 ブドウ糖、と、 繋がった、 二糖類の乳糖として、 乳汁の中に存在します。
ガラクトース、は、 プロテオグリカン、や、 ガングリオシド、 などの、 糖脂質、や、 糖タンパク質、への、 構成分として、 神経系のために、 特に、重要です。
このために、 糖質エネルギーとして、だけ、でなく、
乳汁の中に、 乳糖 ( ラクトース ) 、が、 沢山が、 含まれている、
と、 考えられています。
しかし、 肝臓に到達した、 ガラクトース達の一部は、 ブドウ糖 、 に変換される、 ことも、 知られています。
日本人の成人が、 乳糖を摂取しても、 血糖値などへの影響は、少ない ;
上述のように、 「 乳糖 ( ラクトース 」、 は、 食べ物としては、 哺乳類の乳汁の中にしか、存在しません
( 例外的な植物を除く )。
そして、 乳児の消化管の、 タンパク質から成る、 酵素 コウソ 、 である、
『 ラクターゼ 』 、 で分解されて、
ブドウ糖、と、 ガラクトース 、 になります。
しかし、 日本人の成人の腸では、
ラクターゼ、 の、 分泌性が、 低いので、
十分には、 分解できません。
飲みすぎると、 消化不良のままに、
大腸に向かい、 それが、下痢を起こします
( 飲み慣れている人は、 ラクターゼ機能を持つ、 腸内細菌、 が、 多くいて、
ある程度まで、 分解してくれます ) 。
このために、 日本人の成人が、 乳糖を摂取しても、 血糖値、 などへの影響は、
少ない、 と予想されます。
ラクターゼ 、 を十分に持つ、 ヨーロッパ系の成人に、 乳糖溶液、と、 ミルクを飲ませて、 比較した実験では、
血糖値の上昇ぶりは、 どちらも、 中程度
( 果糖以上、 ブドウ糖以下 ) 、 でした。
しかし、 インスリン、の分泌は、 後者でのみ、 低く、 抑えられました。
そのために、 ミルクの中のほかの成分が、 インスリン、の、分泌、 への抑制に関わる、 と、 考えられています。
これは、 砂糖、、や、 でんぷんを摂取した場合とは、 異なるホルモン動態です。
いずれにせよ、 乳糖の豊富な母乳で育っている赤ちゃんの場合には、 砂糖水や、 重湯を飲ませたときに起こりうる、 不自然に、 急激な血糖値の上昇や、多量のインスリンの追加分泌、への、心配は、不要だと考えられます。
ということで、 ブドウ糖、と、 果糖、に、 ガラクトース、な、 単糖類と、 それらの結合した、 二糖類である、 麦芽糖、や、 砂糖、と、 乳糖 、 について説明してみました。
「 甘い糖類は、 全部同じ 」 、 だと、
一括りにしないでいただきたいと思います。
( 文= 吉田尚弘 医師 )