里山に下りてきた、 クマ、と、 人が出合い、 被害を受けるニュースをときどき耳にする。
山には、 クマがあふれているのだろうか? 。
そうではない。 クマは、 環境省が作成している、
レッド・リストでは、
「 絶滅のおそれのある地域個体群 」 、 とされ、
地域によっては、 絶滅が危惧されている動物だ。
そのため、 保護を必要とする動物でもあるが
≒ 社会にある誰彼が、
より、 保護をすべき宛てのものは、
その社会の主権者であり、 熊などでは、ない 、
実は、その生態には、不明な点が多い。
日本には、 北海道に、 ヒグマ、 が、
本州と四国に、 ツキノワグマ 、 が生息している。
ツキノワグマ、 は 、 植物や果実、 昆虫、
などを食べる、 雑食性の動物だ。
秋には、 冬眠に備えて、 食物の中でも、
ドングリ 、 を好んで食べる。
そんな、 ツキノワグマ 、 が、ドングリを食べるのに、 結実の豊凶に合わせて、 採食行動を変化させ、
採食での効率を高めていることが、
東京農工大学と森林総合研究所の研究チームの調査で、
分かった。
ツキノワグマが木に登ってドングリを食べた証拠、な、 「クマ棚」
ツキノワグマは、 ドングリを食べるために、
木に登ることがある。
しかし、 木に登っても、 細い枝先までは、
移動できない。
そこで、 大きな枝の股などに座り、
ドングリのなっている枝を手元にたぐり寄せて、
採食する。
採食した枝が折れてしまえば、 下に落とすが、
中途半端に折れたものは、 手元に残る。
ひと所に座って、 いくつもの枝をたぐり寄せれば、
折れた枝らが、積み重なり、 あたかも、
鳥の巣のように見える。
これを、 「 クマ棚 」 、 という。

写真1 写真中央の樹上でツキノワグマが採食している。(撮影・横田博)

写真2 ミズナラのドングリをツキノワグマが食べた後にできたクマ棚。(撮影・小池伸介)
「 クマ棚は、 誰が見ても、 見間違えることのない、
採食の痕跡 」 、 と、 東京農工大学大学院農学研究院の小池伸介 ( こいけ しんすけ ) 准教授は、いう。
月ノ輪熊 、の生態に、 謎が多い中で、
採食行動を理解するための手がかりの一つとなる。
そこで、 ツキノワグマが、わざわざ木に登ってまで、
ドングリを採食するのは、
どのような結実状態の時なのかを明らかにするため、
研究チームは、 ドングリの結実量と、
クマ棚形成の関係を調べた。
ツキノワグマは効率よくドングリの実を採食していた
調査は、 2008年から、2014年にかけて、
栃木県・群馬県にまたがる足尾・日光山地で行った。
ドングリが実る、 3樹種
( ミズナラ、コナラ、クリ ) 、の、 計371~481本の、
毎年の結実量と、
各年の、 3樹種を、すべてを合わせた地域らでの、
全体の結実状況、 そして、
調査木のクマ棚形成の有無を調査した。
その結果にて、 クマ棚は、
結実量の少ない木よりも、
多い木のほうで、形成されやすい傾向にある、
ことが、分かった。
そして、 調査期間中には、
ドングリの結実量が、 豊作、 と、 平年並み、に、
凶作の年があったが、
地域らでの全体の結実量が少ない、
凶作の時のほうが、 クマ棚は、多く形成されていた。

図 ドングリの木1本あたりの結実量とクマ棚のできる確率(左)。森林全体のドングリの結実量(ヘクタールあたり)とクマ棚のできる確率(右)。(プレスリリースより引用)
さらに、凶作の年には、
豊作の年には登らないような、 木でも使われており、
その中でも、 結実量の多い木を利用していた。
ドングリが実る、 3樹種の間に、
特定の樹種への、 選り好みはなく、
樹種を問わずに、 より多く、
ドングリが実った木を選んで、採食している、
ことが、分かった。
つまり、 ツキノワグマ 、 は、
凶作の年でも、 やみくもに、
ドングリの木を利用しているのではなく、
短時間で、 できるだけ多くの採食が行えるように、
結実量を判断して、効率よく採食しているようだった。
クマは、 秋の間に、 脂肪を蓄え、
冬眠中は、採食しない。
飼育したクマを観察した例では、
1年のうちで、 もっとも痩せていた、
冬眠明けの時期に比べて、 冬眠が始まる直前には、
体重が、 約 30 % 、も増えていた、 という。
その脂肪のもととなるのが、 ドングリだそうだ。
クマにとって、 ドングリは、
冬眠を乗り越えるための重要な食べ物である、
と、いえる。
≒ 分子栄養学系の記事らによれば、
熊たちは、 人々や猿たちとは、異なり、
ウィルスの本体を断ち切りもする、
剣豪 ビタミン C❗ 、 を、 自らの体内で、
作り出す事の出来てある、生き物であり、
その、 自作の、 ビタミン C 、 たちは、
繊維状の、 タンパク質である、
コラーゲン、ら、を、完全以上に、 つくる、
事にも、 必要とされ、
血の流れる管、など、 を、 丈夫に作り替える、
事などにも、 ビタミン C 、らが、要る。
一方で、 ビタミン C 、らは、
電子を他者から奪う、
電子強盗、な、 活性酸素ら、なり、
遊離基ら、なり、 を、 仕立てもして、
その、体の機能らを損ないもする、
害ら、を、成しもするが、
油に溶ける、 脂溶性、の、
子宝 ビタミン E 、たちは、
電子強盗にされた、 ビタミン C 、ら、を、
そうではない、 物に戻して、
その、害ら、を、より未然に防ぎもする 。
一方で、 森林の中で、 ドングリ、 は、
月ノ輪熊のほかにも、 猪 イノシシ 、や、
鹿 シカ 、に、 鼠 ネズミ 、 などが利用する。
団栗 ドングリ 、 は、 木の上で成長が止まった、
緑色の時と、 落ちた、茶色い時とでは、
大きさも、栄養価も、さほど、 差は、無い、という。
豊作の年は、 ドングリの実が落ちてから食べても、
ほかの動物との競争は、激しくないかもしれない。
しかし、 凶作は、 ツキノワグマ達にとって、
冬眠をうまく乗り越えられるか、どうかの一大事だ。
そのため、 実が落ちる前に、
ほかの動物に先手を打って、 ドングリの木に登り、
できるだけ多くのドングリを採食しようとしている、
のかもしれない。
クマ棚から生態の新しい知見を得る
ツキノワグマは、 比ぶる低密度で生息し、
単独生活を成して来てあるために、
広い森林の中で、 直に観察する事は、難しいそうだ。
だから、 ツキノワグマの生態には、 謎が多い。
その中で、 クマ棚は、 生活痕跡の中でも目立ち、
採食のあとの、 明らかな証拠だ。
小池さんは、
クマ棚を調べようと思った理由について、
「 クマ棚から、 これまでに知られていない、
新たなクマの生態への知見を得たいと思った 」
、 と語る。
また、 木に登ってまで、 わざわざ、
ドングリを食べる行動は、
他のクマ類では、 知られていない、 という。
そのため、
「 なぜ、 ツキノワグマ、が、 木に登って、
果実を食べるのかを知りたい 」 、 とも話す。
今は、 分からないことが多いクマの生態が、
小池さんらの研究によって明らかとなることに期待だ。
論文は、 6月3日付のイギリスの動物学誌な、 『Journal of Zoology』オンライン版に掲載された。 ( サイエンスライター 藤井友紀子 女史