
2002年にアフリカのチャド共和国で発掘された、700万年前の頭蓋骨の一部。通称「トゥーマイ」。PHOTO: NATURE-M.P.F.T./GETTY IMAGES
テクノロジーの歴史は、 人類のそれと同じ位に、長い。
最初は、 アフリカに住んでいた人類員らは、 やがて、 石を使って、 道具をつくり始めた。
この石器らの出現は、 あなたが、今に、 文章を読んでいる、画面の発明へとつながる、 一連の進化の歴史の始まりだ。
7月11日に発表された、新たな証拠によると、 こうした道具を考え出したのは、 特定の一集団ではなく、 アフリカの全土に散らばっていた、 複数の集団らだった、 という。
各集団は、 森林や、川、に、 砂漠、 などで、 隔てられていたために、 互いに、 込入卦 コミリケ ≒ コミュニケーション 、 を、 とれなかったが、 それぞれが、 別々に、 独自の道具らを発明していったのだ。
科学者たちの間でも、 世界中の人は、 みなが、 アフリカの単一集団から進化した、 と、 考えるのが、 長年の定説だった。
ところが、 今回に発表された論文では、 初期の人類員らが、 より広範囲に、 分散して、 暮らしていたことを示す、 証拠が示されたのだ。
この、データからは、 人類員らは、 単一集団からではなく、 互いに関係性をもった、 複数の集団らから進化してきた事、 そして、 我々が思っていたよりも、 早い段階から、 多様性を内包していたこと、が、 読み取れる。
この研究結果によって、 アフリカの古代人たちの移動のストーリーに、複雑性が加わった。
そして、 この研究結果は、 われわれの遺伝的起源についての考え方を変える、ポテンシャル ≒ 潜める能力 、 をもつものでもある。
多様性を育んだのは「隔絶」
今回の研究に際し、 オックスフォード大学が率いる、 研究チームは、 骨や化石、と、 遺伝子に関する、 研究らを組み合わせ、 さらに、 アフリカ大陸の長期にわたる、 気候と生息環境を詳細に構築し直した。
現在は、 過酷な環境である、 サハラ砂漠 、 といった、 地域の一部も、 かつては、 湿った緑地で、 湖や川が散在し、 多くの野生動物らが生息していた、 という。
一方で、 現在は、 高湿で、 緑が多い熱帯地域らであっても、 昔は、 乾燥した、不毛の土地だった場所もある。
研究者たちは、 こうした情報らをもとに、 過去の、 30万年にわたる、 人類員らの、 進化の全体像を新たに描きなおした。
データらを組み合わせる事により、 われわれの祖先員らは、 アフリカの全土に分散していたことが、 わかったのだ。
当時の人類員らは、 森や砂漠といった、 多様な場所らで、暮らしていた。
これがために、 自分たちの集団以外と、一貫して、交流することは、なかった、 という。
こうした隔絶は、 千年以上を続き、 人類員らは、 多様化するために、十分な時間を得た。 そして、 それが、 今日に、 世界中の人間に広がる、 驚くべき多様性へとつながったのだ。

北アフリカおよび南アフリカで出土した中石器時代の人工物。PHOTO: ELEANOR SCERRI/FRANCESCO D’ERRICO/CHRISTOPHER HENSHILWOOD
化石やDNAが証明する多様性の存在
研究者たちは、 人工物に関しても、 人類が、 アフリカの全域で、 ほぼ同時期に、 新技術を別々に発明していったという証拠を発見した。
論文の筆頭著者である、エレノア・セッリ女史は、 こう話す。
「 多くの人は、 初期の人類の起源は、 比ぶる、大規模な単一集団だった、と、 考えていたでしょう。 そして、 人類は、 石器、 といった、 技術や、 遺伝子を、 ほぼ、 無秩序に交換していたと 」 。
セッリ女史は、続ける。
「 しかし、 一般に、 『物質文化』とされる、 石器などの、 文化的人工物は、 空間的にも、時代的にも、 集中分布しています。 大陸の全体は、 より、 洗練された物質文化に向かっていましたが、 この『近代化』は、 ひとつの地域で、始まったものでも、特定期間に起こったものでも、ありませんでした 」 。
技術が異なる時代に、 異なる地域で、 生まれた、 という、 考えは、 化石の形跡によっても、裏付けられている。
論文の共同著者で、 ロンドン自然史博物館の考古学者である、 クリス・ストリンジャー氏は、 次のように指摘する。
「 過去の、 30万年の間に起きた、 人骨の形態変異をみると、 異なる地域らの異なる時代らで、 新人類と、旧人類の、 特徴らが、複雑に混ざり合っていることが、わかります 」 。
タンパク質から成る、 遺伝子の本体である、 DNA ≒ デオキシリボ 核酸 、 もまた、 祖先員らの多様性を示し、この説を補完する。
「 先祖員らが、 単一集団であれば、 現在のアフリカ人たちや、 過去の、1万年間に生きた、 アフリカ人たちの骨から抽出された、 DNA 、 の、 遺伝型を一致させるのは、 難しいでしょう 」 、 と、 論文の共同著者で、 ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの遺伝学者な、 マーク・トーマス氏は、言う。
「 DNA 、からは、 かなり昔に、 接続性が低かった時代があったことを示す兆候や、 とても古い、遺伝子系統、 そして、 単一集団であれば、 維持が難しい、 全体的な多様性が、 みてとれます 」 。
人類の進化の歴史を書き直す
人類の進化は、 我々が考えるより、 はるかに複雑である事が、新たな結果により、示された。 つまり、 我々は、 祖先に関する、定説を再考する必要がある、 ということだ。
「 アフリカでの、 人類の進化は、 多地域で、起きていました。 われわれの先祖員らは、多民族だったのです。 物質文化の進化もまた、 おそらく、マルチカルチャーであった、と、考えられます。
人類の進化を理解するためには、 アフリカの全地域を視野に入れて、考えなければならないのです 」 、 と、 セッリ女史は、言う。
彼女は、 これから、 取り組むべき課題が、 いくつも残ってることに、わくわくしている、 という。
「 人類の進化の歴史を形成したプロセスを、われわれは、 ようやく再構築しようとしているのです 」 、 と、 彼女は話す。
「 アフリカのかなり広い地域について、 われわれの手元には、 情報が、ありません。 実のところ、 先史時代の情報が、 ほぼ、 まったく、得られていない地域が、大陸の大半を占めているのです 」。