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その結果、およそ11,000キロの髪の毛をナイロンの袋に入れれば、64万リットルの原油を吸収できると推定された。3.7リットの原油が2分未満で吸収される計算だ。

こうして、1999年、マター・オブ・トラストの共同創業者で代表のリサ・ゴーチェさんと協力し、海の波間を清掃する「クリーンウェーブプロジェクト」が立ち上げられた。
以下の映像を見てみよう。
How your split ends can help clean oil spills
2006年、フィリピン史上最悪とされるギマラス島重油流出事故が起きた。パナイ湾に流出した大量の油の処理に珍しい方法が採用された。
奇妙なソーセージの中に詰まっているものは、世界のどこにでもある人間の髪の毛だ。

これは、 エクソンバルディーズ号現流出事故の後 美容師のフィル・マクロイさんが思いついたアイディアがNASAで検証され、実用化されたものである。
マクロイさんが立ち上げたマター・オブ・トラストの「クリーンウェーブプロジェクト」では、寄付された髪の毛・毛皮・羽毛などを集め原油を吸い取るオイルフェンスにリサイクルしている。
髪の毛には水を弾き 汚染物を吸着する優れた特性がある。水を吸収するスポンジのように 髪の毛は油を吸着する。毛髪は天然で 安くかつ再生利用までできる 原油除去に理想的な素材だ。

髪オイルフェンスの作り方は簡単だ。ストッキングに髪の毛を入れるだけ。
油汚れはどこにでもあるので、 港などで使えばビーチを守ることもできる。

だが髪オイルフェンスは広く普及していない。
2010年のメキシコ湾原油流出事故では87日にわたり1億3400ガロンの原油が流出した。しかしその処理には大量の分散剤・回収装置や火のほか、合成素材のオイルフェンスが使われた。
これは時間との勝負であり 長引くほど回収が困難になる。生態系への影響は甚大で 多くの海洋生物が死に 生息地が破壊される。また原油処理剤は人体にも有害だ。
今のところ髪オイルフェンスは広く普及していないが、人々の海を救いたいという思いは強く、たくさんの美容院が協力してくれるという。次の原油流出から海を救うのは ハサミの一切りかもしれない。

問題を解決するには、問題を生み出したのと同じ思考法では駄目なのだ。そして問題の解決方法は案外身近なところにあるのかもしれない。使うか使わざるか、それが問題なのだ。
References:>How your split ends can help clean oil spills/ written by hiroching / edited by parumo
原油流出事故映像を見て閃いた美容師
美容師の、 フィリップ・マクロイさんは、 1989年、に、 プリンス・ウィリアム湾で起きた、
エクソンバルディーズ号原油流出事故の映像を観ていたときに、人間の髪の毛で海に流出した原油を回収するというアイデアを閃いた。
その映像を見ると動物の毛皮や羽に原油がべっとりと付着していたのだ。
そしてふと自分がそれを大量に持っていることに気がつく。毎日のようにカットしている顧客の髪である。普段はそれを捨ててしまうが、それを海の美化に利用できれば...
そう考えた マクロイさんはある実験を思いついた。髪の毛を一房掴んで妻のストッキングに詰めて、水に浮かべた機械油で試してみたのだ。
するとそれは意外なほど上手くいった!

その映像を見ると動物の毛皮や羽に原油がべっとりと付着していたのだ。
そしてふと自分がそれを大量に持っていることに気がつく。毎日のようにカットしている顧客の髪である。普段はそれを捨ててしまうが、それを海の美化に利用できれば...
そう考えた マクロイさんはある実験を思いついた。髪の毛を一房掴んで妻のストッキングに詰めて、水に浮かべた機械油で試してみたのだ。
するとそれは意外なほど上手くいった!

髪の毛を使った油吸収効果はNASAで実証される
1998年、マクロイさんは、NASAマーシャル宇宙飛行センターで髪の毛を詰めて作ったスポンジで実験を行った。その結果、およそ11,000キロの髪の毛をナイロンの袋に入れれば、64万リットルの原油を吸収できると推定された。3.7リットの原油が2分未満で吸収される計算だ。

image credit:youtube
こうして、1999年、マター・オブ・トラストの共同創業者で代表のリサ・ゴーチェさんと協力し、海の波間を清掃する「クリーンウェーブプロジェクト」が立ち上げられた。
髪の毛からつくる「オイルフェンス」
どうやって髪の毛を使って海の油汚れをきれいにしていくのか?以下の映像を見てみよう。
How your split ends can help clean oil spills
2006年、フィリピン史上最悪とされるギマラス島重油流出事故が起きた。パナイ湾に流出した大量の油の処理に珍しい方法が採用された。
奇妙なソーセージの中に詰まっているものは、世界のどこにでもある人間の髪の毛だ。

image credit:youtube
これは、 エクソンバルディーズ号現流出事故の後 美容師のフィル・マクロイさんが思いついたアイディアがNASAで検証され、実用化されたものである。
マクロイさんが立ち上げたマター・オブ・トラストの「クリーンウェーブプロジェクト」では、寄付された髪の毛・毛皮・羽毛などを集め原油を吸い取るオイルフェンスにリサイクルしている。
髪の毛には水を弾き 汚染物を吸着する優れた特性がある。水を吸収するスポンジのように 髪の毛は油を吸着する。毛髪は天然で 安くかつ再生利用までできる 原油除去に理想的な素材だ。

image credit:youtube
髪オイルフェンスの作り方は簡単だ。ストッキングに髪の毛を入れるだけ。
油汚れはどこにでもあるので、 港などで使えばビーチを守ることもできる。

image credit:youtube
だが髪オイルフェンスは広く普及していない。
2010年のメキシコ湾原油流出事故では87日にわたり1億3400ガロンの原油が流出した。しかしその処理には大量の分散剤・回収装置や火のほか、合成素材のオイルフェンスが使われた。
これは時間との勝負であり 長引くほど回収が困難になる。生態系への影響は甚大で 多くの海洋生物が死に 生息地が破壊される。また原油処理剤は人体にも有害だ。
今のところ髪オイルフェンスは広く普及していないが、人々の海を救いたいという思いは強く、たくさんの美容院が協力してくれるという。次の原油流出から海を救うのは ハサミの一切りかもしれない。

image credit:youtube
いかなる問題も、それを作りだした時と同じ意識レベルで解決することはできない ― アルベルト・アインシュタイン
問題を解決するには、問題を生み出したのと同じ思考法では駄目なのだ。そして問題の解決方法は案外身近なところにあるのかもしれない。使うか使わざるか、それが問題なのだ。
References:>How your split ends can help clean oil spills/ written by hiroching / edited by parumo