日常生活で、   ブドウ糖  、を、
   エネルギー源としているのは、
  「   赤血球・脳・網膜・生殖腺胚上皮  」 、 
  といった、  特殊な細胞たち、 だけ、です。

      糖質制限食を実践中は、
   脂肪酸-ケトン体を、 主たるエネルギー源として、
   しっかり、 利用しているので、
   エネルギー不足には、 決して、なりません。

    人類の、 7百万年の歴史の内で、
    農耕の開始前は、 
  人類員らは、 皆が、   糖質制限食だった、
  ことを、 お忘れなく。

      糖質を摂取したときは、
   血糖値が上昇し、  追加分泌のインスリンが出て、
  筋肉で、  ブドウ糖  、 を利用させます。

    食物への吸収が終了した直後には、
  肝臓の、  グリコーゲンへの分解が、
   循環血液中に入る、 ブドウ糖の主要な供給源です。

     食後に、 数時間が経過し、絶食状態が持続すると、
     ブドウ糖の供給源は、
   肝のグリコーゲンへの分解から、
   『   糖新生  』  、  に切り替わります。

    食後の、   この時間帯になると、
   筋肉、や、 体細胞のほとんどは、
 「  脂肪酸-ケトン体のシステム  」 、  を、
  エネルギー源として利用するようになります。

    <糖新生>

    肝臓でも成される、  糖新生 、  は、
    ミトコンドリア、 を、 自らの内に持たない為に、
    ブドウ糖 、しか、  利用できない、
  「  赤血球  」 、  などのために、
    最低限の血糖値を確保するために、
  日常的に行われています。

    ですから、  人類の、 7百万年の歴史において、
   ごく普通に、 日常的に、  毎日、に、
   肝臓での、  糖新生は、  行われてきたわけで、
   珍しいことでも、 何でも、ありません。

    肝臓での、   糖新生は、
   脂肪酸の代謝産物の、  グリセロール、と、 
   筋肉から供給される、  アミノ酸
  (   アラニン、   グルタニン   )   、に、 
    ブドウ糖への代謝の産物の、   乳酸 、   
   などから、 行われます。

      肝臓は、   筋肉に由来の、   アミノ酸 、
   などから、  日常的に、 糖新生を行っていますが、
    筋肉では、   タンパク質の分解と合成とが、
   毎日に、 行われています。

    ①    脂肪組織→グリセロール
  (   脂肪酸の分解物   )  、  や、
   脂肪酸→肝臓→糖新生→脂肪組織・筋肉

    ②    筋肉→   アミノ酸→    肝臓→糖新生→
   筋肉・脂肪組織

    ③     ブドウ糖代謝→    乳酸→    肝臓→糖新生→
   筋肉・脂肪組織

     ①②③は、  ごく日常的に、 人体で行われており、
    肝臓、筋肉、脂肪組織との間で、
   行ったり来たりしながら、
日々に、  糖新生への調節が行われているわけです

    700万年間の人類の歴史の中で、
   農耕前の、  狩猟・採集時代は、
   糖質制限食を摂取しているか、
   空腹や絶食や飢餓が、 日常的でしたので、
    肝臓は、 毎日に、 今以上に、   糖新生を行い、
   よく、働いてきたし、   
 それだけの、  キャパシティーを持っている、
   という事ですね。

     糖質制限食を実践中は、
  脂肪酸-ケトン体エネルギー源が、
  たっぷり、利用できますので、
   決して、 エネルギー不足には、 なりません。

     糖質制限食の場合は、
  食事からの、 ブドウ糖の供給が極めて少ないので、
  食事中でも、  肝臓での糖新生は、行われています。

     肝臓での、 糖新生は、   脂肪を燃やして、
  賄われて、  結構と、  エネルギーを消費するので
  痩せやすいのです。

   なお、  肝臓での糖新生は、
  人体全体への、エネルギー源を確保しているのでは、
  ありません。

    ブドウ糖しか利用できない、  「  赤血球  」 、
  という、  特殊な細胞と、
  日常的に、  ブドウ糖を利用している、
  脳や、 網膜、  などのために、
  最低限の血糖値を確保しているのです。


<タンパク質>

    次に、 三大栄養素らのうちの、   タンパク質は、
    エネルギー源として使われることは、
  ありえますが、 基本的に、 少ないです。

    タンパク質は、   主として、
   人体の組織への材料として、 使われています。

   適切なエネルギー源が確保されていれば、
 食事から摂取したタンパク質
  (   アミノ酸 、 たちから、成る    ) 、    は、
  人体に吸収されて、
   組織の、 タンパク質らへの合成に使われます。

    タンパク質、を、   主たるエネルギー源として、
  使われざるを得ないときは、
  例えば、  「飢餓→絶食」が続いたときなどです。

    体内の糖質、脂質を、 エネルギー源として、
  使い果たした後は、
やむを得ず、  筋肉細胞のタンパク質を、
  主たるエネルギー源として使いますが、
  これは、 死の一歩手前です。

   江部康二 医師