☆      WIRED  ;

  体脂肪が体重を減らす? ;
  新たな減量のメカニズム、
 米大学の研究チームが発見 ;

    ある種の脂肪を蓄えている人は、   人の体にある、  分子を活性化させることで、 体重を減らせるかもしれない──。そんな研究結果を、米ハーヴァード大学の研究チームが発表した。

   マウスでの実験では、 ある物質を与えて、  脂肪の大幅な減少や、  肥満や糖尿病指数の上昇を防ぐ、 効果が確認された、  という。    果たして、 この研究結果は、わたしたち人間にも適用できるのか?

TEXT BY RICHARD PRIDAY
TRANSLATION BY SHOTARO YAMAMOTO/DNA MEDI

   人と体重との、  飽くなき闘争に、       生物学的な、 新戦術が見つかった。

   “正しい”種類の脂肪を蓄えている人は、   人間の体にすでに備わっている、  ある分子を活性化させることで、   体重を落とすことができるかもしれない、         というのだ。

化学ファンには、  「  C4  H4  O4-2  」、  という表記で、おなじみの、    コハク酸塩 、    という分子と、  一般に、 「  褐色脂肪  」 、  として、 知られる、   熱産生脂肪細胞、 との、 相互作用によって、この効果が生じることが、     新たに解明された。

     定番の、 「  白色脂肪  」 、  に含まれる、    脂肪滴 、は、   ひとつだが、       褐色脂肪は、    単独、  あるいは、 白色脂肪と混じり合った、  “ベージュ”エリアに存在する、  小さな脂肪滴を、 多数を、 もっている。

   加えて、  大量の、  ミトコンドリア 、たちをも、含んでいる。

 細胞が、赤褐色になるのは、ミトコンドリア、たちが、  鉄 、 を豊富に含んでいるからだ。

    細胞たちの各々の中に、  千ほどもある、        ミトコンドリア 、  には、      グルコース、 や、  脂肪のような、 燃料 、 を、 エネルギーに変換する、 働きがある。

    褐色脂肪の場合は、     

 脂肪や、 ほかのエネルギー源を燃焼させて、    熱を産生する手助けをしてくれる。

これまでは、   褐色脂肪を活性化させる、          最も簡単な方法は、 身体を低温にさらすことだ、 とされてきた。