最重度タンパク不足患者の症状
当然、男性より毎月鉄とタンパク質を失う女性の方がタンパク不足は深刻。
BUN10未満なら下記のようになる。
1.肉を食べるとムカムカする
消化酵素はタンパク質なので、タンパク不足だと肉を消化できない。
肉を食べると胃がムカムカする、お腹が下る。
”やはり日本人には和食が合う”、などと言われる。
こんな人は一生タンパク不足から脱却できない。
どうぞ、お先に。
2.鉄不足なのに鉄剤が飲めない
鉄不足=タンパク不足。
フェリチン10以下の人で処方薬鉄剤フェルムが飲めない人がいる。
キレート鉄は処方薬鉄剤よりも飲めない人は少ないが、フェリチン4以下ではこれも飲めない人がいる。
Nowアイアンの星1つが3%、
https://jp.iherb.com/r/Now-Foods-Iron-Double-Strength…/54089
"私には合いませんでした"、などと言われる。
キレート鉄が悪いのではなく、タンパク不足の貴方が悪い。
3.低血圧、立ちくらみ、起立性調節障害(OD)
収縮期血圧100未満の低血圧は、明らかに最重度のタンパク不足であり、血液検査の結果を確認する必要もない。
ODは第二次性徴期のタンパク需要増大により発症する。
https://www.facebook.com/tokumi.fujikawa/posts/1680473938735590
4.ビタミンサプリが効果がない、かえって調子が悪くなる
ビタミンは代謝酵素の補酵素として働く。
代謝酵素の主酵素はタンパク質なので、タンパク不足では当然ビタミンも効かない、当たり前の話。
5.薬が効かない、薬の副作用が出やすい
薬は代謝阻害剤なので、代謝酵素であるタンパク質が不足していれば、効果が出にくく、副作用も出やすい。
”薬を色々変えてもらったが、どれも効かないし、合わないんです"。
6.柔軟な思考ができず、上手くいかないと他人のせいにする
タンパク不足の人は、頭が回らないため柔軟な思考ができず、0か100かの極端な考え方をする。
そのため、自分の頭で考えて用量の調整をすることをしない。
自分で考えないので他人に依存する。
上手く行かないと、”○○の言っていることは大インチキだ”とブチ切れる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最重度タンパク不足患者への対処法は、
いきなりプロテイン20g(60cc)*2では消化吸収できない。
この量で始めたら、”私にはプロテインを飲むと調子が悪くなるので、プロテインが合わない”などと言われてしまう。
そのため、5g(15cc)*3の少量頻回で開始する。
1~2ヶ月続けると、徐々にタンパク質の吸収能力が向上するので、プロテインを増やすことができるようになる。
これまで様々な患者さんに私なりに栄養対策を工夫してきましたが、この記事が一気に診療を最適化するきっかけになりました。
とりあえず、プロテインを勧める。
プロテインは近所の薬局か、インターネットで購入。
プロテインを一定期間真面目に飲めた人には、精神科医こてつ名誉院長のブログを紹介。
色々な理由をつけてプロテインを飲めない人は、それ以上のアドバイスはせず。
その他のサプリメントは、紹介したブログを読んでそれぞれが購入。
インターネットが使えない人は、親族にインターネットを使って購入してもらう。
それすらできない人にのみ、ビタミン剤の処方。
このように振り分けることで、診療がシンプルになりました。
非常にクリアカットです。
栄養対策は自分でも学び、自分で何とかしなければ継続できません。
これまでは私から熱心に勧めることが多かったですが、その熱心さが返って相手にプレッシャーを与えていたことに気が付きました。
言う通りに実践する人は、その人なりに元気になっていきます。
プロテインをしっかり飲むことが、健康への最短距離になります。
私の感覚では、上記記事の6の人が結構多い。
プロテインを実践できない人は、そのまま。
結局は本人が行動するか、しないか。
薄々感じていましたが、上記の藤川先生の記事を読んでそれがはっきり分かりました。
院内の売店や近隣の調剤薬局に、書籍やビタミン剤を置いてもらう必要もなくなりました。
ビタミン剤の長期処方も不要です。
診療時間も大幅に短縮。
医療費もほとんど使いません。
思いがけず診療の最適化ができ、私自身のストレスマネジメントにもなりました。
ここ数年の試行錯誤、悪戦苦闘が嘘のようです。
気が付いて行動に移せた人は元気になれば良い。
変わることができない人も、時期が来たら変わるかもしれない。
アドラー心理学における自分と他者の課題の分離とは、こういうことなのだと感じました。