【セミナー概要】
         開催のねらいとお誘いの言葉
宗田哲男 医師 
 今まで、ケトン体は悪いものというのが、医療者の共通の認識であった。ところが、昨年4月、厚労省は、重症てんかん患者の治療食としてケトン食を保険適応とし、8月には、国立精神・神経医療研究センターの共同研究グループは、「中鎖脂肪酸油を含むケトン食の摂取により、認知症でない 高齢者の認知機能が向上する」ことを世界で初めて明らかにした。また9月には我々は、胎盤、胎児、新生児のケトン体が高値であることを発表し、11月にはSGLT2阻害薬の効果として、EMPA-REG試験で、全死亡、心血管死を大きく抑制するという驚くべき結果が出され、最近では、アジア人でも確かめられている。この結果は、ケトン体の多様で有益な作用によるものと推測される。
 糖質制限食→ケトン産生食は、糖尿病治療やダイエットのためどころか、アトピー性皮膚炎、精神神経疾患、認知症から癌治療まで様々な疾患に有用な結果を生んでおり、今後も目を離せない。
 ケトン体の基礎知識と多様な効用を理解し、ケトン体を正しく使いこなすことが、今後必要となるであろう。

門脇 晋 医師 
 糖質制限が提唱されて久しく、常識を覆す目覚ましい効果が報告されている。近年は糖尿病に対してだけでなく、他の疾患への治療にも応用されている。特に、癌という難治性の疾患に対し、血中ケトン体値が上昇するほどの厳格な糖質制限が有効であることが、一部の医師達により報告されている。さらに高濃度ビタミンC点滴という治療を組み合わせ、高ケトン状態でビタミン点滴を行うという発想で誕生したのが、ビタミン・ケトン療法(Vitamin ketone therapy:VKT)である。現時点までのVKTの試みと、今後の展望についてお話したい。
 
 皆さま、奮ってご参加下さい。
10:00-12:00  宗田哲男先生(‘78年 帝京大学医学部 卒業)
「ケトン体、敵か味方か?」 

12:45-14: 45  門脇晋先生
(‘05年 群馬大学医学部 卒業/‘11年 帝京大学大学院外科 修了)
「ビタミン・ケトン療法(VKT)の可能性と、今後の展望」


当日は、昼食をご準備申し上げますが、北里研究所病院の山田悟先生提唱の「ロカボ」食(ブランパン、ブランのチーズ蒸しケーキ、ブランのクリームサンド)をお配りする予定です。ご期待?ください。

他に、低糖質商品「十六穀ごはんといろいろおかずの幕の内」も配布する予定です。
(栄養成分:327kcal、タンパク質13.4g、脂質7.6g、Na1.2g)