2014年07月29日

    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科消化器・肝臓内科学教室の、  高木章乃夫准教授らの研究グループが、  近年に増えている、 非アルコール性脂肪性肝炎に対して、   ミトコンドリアたちの機能を改善する作用をなす、  
  「  カルニチン  」、が、 有用である、
  ことを、明らかにしました。

    本研究成果は、2014年7月1日に、 アメリカのオンライン総合科学雑誌『PLoS One』に掲載されました。
 現在、非アルコール性脂肪性肝炎に対しては、 抗酸化剤として、  
   子宝  ビタミン  E  、が、
  世界的に標準的治療として使用されています。

    しかし、  本薬剤は、   動脈硬化性疾患 、 などに対する、 臨床研究において、      生命予後が、 むしろ良くない可能性が指摘されていました。

    そのために、   これに代わる、 新たな治療法の開発が、 世界的に急務となっていました。
    今回の研究成果は、    この世界の臨床現場らの、 ニーズに応えたものであり、     今後は、         カルニチン 、が、  肝炎だけではなく、
 その先の肝癌まで見据えた、 新たな治療法開発の可能性を有するものとして期待されます。

  電子強盗を差し止める働きをする、
  抗酸化ストレス剤である、
     子宝   ビタミン  E 1 、 らが、
    約  2年間の大規模臨床研究データにより、
     肝障害への改善に関して、 有用である、
   ことが、  明らかにされ、
   アメリカ肝臓学会ガイドラインをはじめ、
  世界中で、 標準治療とされています。 

    しかし、  前から、   子宝   ビタミン  E  、 
  のような、   抗酸化ストレス剤の有用性が、
   期待されていた、     動脈硬化性疾患や、
    全般的な生命予後に関する調査では、
   むしろ、  合併症の増加・生命予後の短縮の、
 可能性が、 指摘されてきました。

     これは、  生きてある体な、 生体にとって、  必要な、 生体反応でもある、
  酸化ストレスを除去してしまうことが、
   むしろ、  生命予後に悪影響を及ぼす、
  可能性を示しており、
   脂肪性肝炎も、 長期的な有用性については、 まだ解明されていない所があります。
 
    一方で、   酸化ストレス・抗酸化ストレス作用の、 発生器官である、   細胞の中に、 
  千ほどもある、   ミトコンドリア 、  たち、の、 機能を補助する、   カルニチン  、  について、
    比較的に、 小規模の臨床研究において、
   非アルコール性 脂肪性 肝炎 、  に対する、
  有用性 、が、  報告されています。
 
      今回に、   研究グループでは、
  この、  カルニチン  、  を用いた結果にて、
   脂肪性 肝炎 、  を経て、  肝癌 、  に至る、
   動物モデルにおいて、
   肝炎 、 のみならず、   肝発癌に至る経過を、
   カルニチン  、 が改善する、 
  可能性を明らかにしました   (  図1、2  ) 。
  
    これは、  病を進展させる、
   過剰な、  酸化ストレス      ≒      
   他者から、   電子を奪う、  電子強盗を働く、
  態勢にされる分子らが、  そのように、 
  仕立てられる事による、  ストレス       、
  を、  抑制しつつ、
  生体にとって必要な、   酸化ストレス 、は、
   維持しなければ、
   最終的な、 生命予後の延長に、
  結びつかない可能性がある、
  ということを示します。

     抗酸化ストレス剤より、
  ミトコンドリアの機能への補助剤である、
  カルニチン  、が、   このようなコントロールに、 有用である可能性が示されました。

図1. ビタミンEとカルニチンがマウスの脂肪肝炎に与える影響
   肝炎組織での観察像(A)、スコア(B)ともに組織の改善が認められる



図2. カルニチンによる肝発癌抑制効果について
  肉眼像(A)、腫瘍数・腫瘍サイズ(B)ともに抑制効果が認められた


<見込まれる成果>
 非アルコール性 脂肪性 肝炎 、は、
   比ぶる新しく認識されるようになった疾患で、   治療法は、    抗 酸化 ストレス 剤 である、
   子宝   ビタミン E 、 を、 投与する事  、
  以外に、   確立されたものは、ありません。

      本症は、   糖尿病や、 高血圧、  などの、
  生活習慣病と合併することが多く、
   動脈硬化性 疾患  、 に対する、  
 目配りもしながら、   治療していかなければ、 なりません。

   また、  酸化ストレス  、  は、  
   感染への防御にも、 必要な要因で、
   酸化ストレス誘導剤は、  
  抗がん剤としての臨床研究も行われている、
  状況にあり、
  単純に、   「   消し去れば、 良いもの   」 、
  ではなく、   適切に、 コントロールする、
  ことが、必要 、  と考えられます。
 
      カルニチン 、は、    ミトコンドリア 、 たちの、 機能ら、への、   補助剤 、  であり、
   単純な、 抗 酸化 剤 、 とは、 異なる、
   作用機序を持つ、 と、  されているために、
    酸化ストレス 、への、  適切な、
  コントロールが可能な薬剤となる、
   可能性があります。

   <補 足> ;
   カルニチン  、は、   長鎖 脂肪酸  、  を、
   細胞たちの各々の中に、  千ほどもある、
   ミトコンドリア  、 たちの各々に、
  取り込む時に、
   必須の役割を担う、  物質 、 です。

    脂肪性 肝炎 、  においては、
   ミトコンドリア機能の低下が、
  病気の進展に関与している、
  ことが、 明らかになっており、

    ミトコンドリア機能を改善することは、
  有効 、  と考えられます。
 
     一方で、  カルニチン 、  により、 
  誘導される、  物質 、 が、
  動脈硬化を悪化させる、  可能性も、
  動物モデルで、 指摘されており、
  更なる研究が必要な領域となっています。