• 山口百恵さんへの“韓国ルーツ説”を封殺する!

    2010/08/11 22:35:03
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 山口百恵さんの現役時代から、 ちらほら存在し,20年以上も前に完全に否定された、 「山口百恵さんの父は、韓国・朝鮮系員」説。

   それが、 いまだに、亡霊のように残って,    YouTube 、 のコメント欄やネット上の、  「教えてコーナー」のような所らで, 訳知り顔で語られたりしている。

 そして、  その亡霊は, 何度を否定されても,時々に、よみがえる。

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 疑問に思ったときには,できるだけ原典に当たるのがよい。山口百恵さんの情報に関しては,まず、山口百恵女史の著、『蒼い時』に当たるべきだと思う(もう一冊は後述)。

    この自叙伝には,下世話な暴露本の類よりも、衝撃的な事実が書かれている。   出生の秘密,たまにしか会いに来ない、憎むべき父親,怖いオバサン  (  =  本妻  )……。

 彼女の父と母は,いわゆる、法律的に認められた夫婦関係ではなかった。
 父には,既に家庭があり,子もいた。
   戸籍に書かれた娘たちの名前の上には、 「 認知 」、     という、   二文字が置かれている。(『蒼い時』より)。


  デビュー当時には,  これらの事実が隠され,  ホリプロからは、     「   幼いころに、 両親が別れ, 父はいません 」 、 と、  答えさせられていたことが, 余計な詮索や妄想を生み, 山口百恵さんの父は、 韓国・朝鮮系だ、という説まで生じたと考えられる。

 最近では, 孔子も李白も、 韓国がルーツだと主張する人たちがいる国のゴシップ誌に、 次のような記事が載ると,信じ込んでしまう振りをして観せる人も多いのだ。 

   記事の内容は以下の通りだ。

 中国の黒竜江日報が発行する、
 「 生活報 」 、 の、  今月11日の報道によれば、 中国大衆にも、よく知られた日本のトップ歌手の、 山口百恵さんは、 韓国人の父を持つ韓国系だ、
と紹介した。

 山口百恵さんは、  1959年、に、  韓国人の父と、 日本人の母との間に生まれたが、 両親の離婚後は、 母方の姓を名乗り、 現在まで、 母親と一緒に、日本人として生活してきた。

(略) 日本では、  芸能界デビュー時に、  所属事務所の指示に徹底的に従うのが慣例。   したがって、  元から、 名前を変える意思がなかった、これらな、 韓国系芸能人も、元からの姓と名前を隠し、名前を変えて、 日本人としての戸籍に登録しなければならなかった、 と、同紙は伝えた。

 山口百恵さんには、   所属事務所が、 緘口令を敷き、 父親を認めず、 韓国の親戚友人とも、往来ができないようにしたケースだった。

    同紙は、 韓国の血を引く、日本芸能人らは、 芸能活動に支障を来たさぬよう、         姓と名前を隠してきたが、

  「韓流」が徐々に広がる中で、  彼らの韓国系の出自が、改めて注目を集めている、 と、 診断した。

▽聯合ニュース/スポーツトゥデイ   ( 韓国語  ) (   2006/  8/13   22:28  ) 。

 正確な情報さえ知っていれば,   なんと、 いい加減な記事であるかが、わかる。

「  両親の離婚後は、母方の姓を名乗り 」、 とあるが,   百恵さんの父には、 別の家庭があり, 百恵さんのお母さんは、  いわゆる、 妾さんだ。  離婚なんて、ありようがない。


 山口百恵さんの父が、 韓国・朝鮮系ではないか、 という、 うわさは, 現役時代や、 引退後にもあった。        発生源は、 複数がある、と、 思われるが、        確かに、  そのような、 ゴシップ記事が、ときどきに流れたが、 その発生源と思われる記事は,         何らかの証拠に基づいたものではなく,  「……という言っている人がいる」、というレベルの記事なのだ。


  その噂について調べた記事が, 創出版の月刊の、 『創』の、  1986年5月号の、        「  山口百恵さん、  “韓国ルーツ説”の真相を追う    (    ルポライター 早川和廣氏 」、   という特集記事だ。  これが、決定版だ。

創出版 月刊「創」バックナンバー1986年
[創出版 月刊『創』バックナンバー1986年のWebページ]

山口百恵の韓国ルーツ説を封殺する!
 [月刊『創』1986年5月号の目次]

山口百恵の韓国ルーツ説を封殺する!
 [月刊『創』1986年5月号の特集記事 ; 「山口百恵“韓国ルーツ説”の真相を追う」。

 雑誌を手にとって読んでもらえば, 真偽のほどは、 すぐに、わかる。

   非常に丁寧に, かつ、執念深く取材した, 読み応えのある、素晴らしいルポルタージュになっている。   もやもやを晴らしたい方は,   なんとか、入手して、一読することをお薦めする。

 結論を簡単にまとめると,

百恵さんの父な、Kこと、 久保茂さんは、   旧姓名が、  山本茂さんで,   その父なる、  山本徳太郎さん, 母なる、イチさん、への、 二男。

  大正十年の一月に、 久保コノさん、  への、  養子となる。

    久保茂さんの父な、山本徳太郎さんは、   山本寅吉さん   (   江戸時代の人   ),        トミさん、 への、  二男で,    戸籍を、        江戸時代の末期にまで遡っても、  韓国とは、 無関係。     母方も、 同様。

 明治三十二年の、 三月から、   昭和二十五年の、 七月までは、      旧国籍法の適用下にあったために,   外国人でも、  比較的に、 容易に、 日本人国籍を取得できたそうだが, 江戸末期は、その範囲外だ。

山口百恵の韓国ルーツ説を封殺する!
 [山口百恵さん、   “韓国ルーツ説”の真相を追う」、  の一部。

 

   創出版のWebページから、 バックナンバーを購入することはできないので   (    25年も前の雑誌だからねぇ    ),      見出しを抜き出しておく。

    山口百恵さん、   “韓国ルーツ説”の真相を追う 、   早川和廣氏(  ルポライター ) ;
 山口百恵に関わる最大のタブー?
 根強く噂される“韓国ルーツ説”
 『現代』に“告訴する”と抗議
 百恵の出生に関する「怪文書」
 噂を追って韓国へ飛ぶ
 背景に芸能界の民族問題 。

 韓国ルーツ説の要因となった話には,    部落解放同盟の、  朝田善之助氏の文書や,     大阪の在日韓国人グループの機関誌の話がある事なども書かれていて、興味深い。

  最後に,『朝日ジャーナル』のインタビューで,   百恵ちゃんが、 半ば、 あきらめの心境で、 語っている部分を引用しておきたい  (  引用の引用だ……  )。

   
   <    エーッ,というようなことが,    自分でも知らないような事が、 書かれていたりすると、 何でだろうって。      これは、本当に、 どうしてだろうなって思わざるを得ないんですよね。
  これは、  ウソですっていっても,  
   「 ウソです 」 っていう、 私の言葉を信じてくれる人のほうが、 少ないですし,    かりに、 身近な人に,    あれに出た記事は、 ウソだからっていった、 としても,           「    でも, 雑誌が、  いくらなんでも,   百  % 、を、    ウソは書かないでしょう   」    って思う、  と、 思うんです。  (略)。
こんなに、ウソを書いて,ありもしない事を並べたてて,平気でいられる人達が、 いるんだろうかって思って, 
それが、 すごく悔しい、    というのも、あったし,  悲しい、  というのも、あったし、なんか、複雑でしたね   >


[日本武道館での百恵ちゃんの最後のお辞儀。最敬礼である]