☆    blog   カラパイア ;

 毎年の恒例となっている、 世界で最大のハッキングイベントな、 「  DEF  CON  26 」、が、  アメリカは、フロリダ州で、8月9日から12日にかけて開催された。

 毎年に、 会場では、 趣向を凝らした、 様々なハッキングが、参加者たちによって行われている。

 今年はなんと、 11歳の少年が、 フロリダ州の選挙結果報告サイトを、たった10分でハッキングして、  その投票結果を書き換えた、 という。

子たちが、 大統領選投票サイトをハッキング

 DEF CON 26  、 で行われた、   
 「  投票機械ハッキング・ビレッジ  」 、 では、
 6歳から17歳の子供たちな、39人が、
 アメリカ大統領選挙投票関連のウェブサイトの、
 レプリカへのハッキングに挑戦。

 このうちの、 35人が成功し、
 党名や候補者名、に、得票数を変えることができた。
  
   その中でも、 最も速かったのは、11歳のエメット・ブリュワー(  Emmett Brewer  ) 少年の、  10分 、
という記録だ。

   こんなに簡単に破られちゃって大丈夫なの?、
と、 思うわけだが、
   アメリカ合衆国国土安全保障省のホワイトハウス連絡役を前に務めていた、 ジェイク・ブラウン
 (  Jake Braun  ) 、氏が、  ABC News  に語るところによれば、    このハッキングは、子供向けに企画されたもので、 難易度は抑えてある、 という。

現実はそう易しくない?

 子供達にハッキングされた、 レプリカサイトは、
 米大統領選挙で、 共和・民主両党の支持率が拮抗する、  いわゆる、  「 スイング・ステート 」 、 の、
 州務長官が、  選挙結果報告を行う、
 ウェブサイトのレプリカであった。

 大統領選挙の結果を大きく揺るがすこととなる、
 スイング・ステートの投票結果が、  もしも、 ハックされ改変されたら…と考えると、恐ろしくもある。

 だが、 今回のイベントに対して、  声明も発表している、  NASS  、 によれば、   このサイトは、
 大衆や、メディア向けに、
  投票結果を公開するためだけのものであり、
  投票集計機器などに繋がっていないため、
 サイトを改変したところで、
 実際の投票結果を変えることはできないとしている。

 また、  フロリダ州務省も、 DEFCONで使われた、
 レプリカサイトには、実際に使われている、
 セキュリティー対策がなかったか、
 あったとしても、 僅かだったと思われ、
 実際に、 州務省が、  ハッキング防止のために、
  使用している、  最高水準のセキュリティーを考慮に入れれば、 別の結果になっただろうとしている。


Very secure system... not: 11yo can change US election outcome

選挙システムの脆弱性を真摯に受け止めるべきという意見も

 しかし、 このイベントに関わる、   ニコ・セル
  (  Nico Sell  )  、氏は、
  NASSの声明は、   
「   これを真面目に受け取っていないことの表れ  」 、 だ、 と語っている。

 子供達が、ハッキングに利用した脆弱性は、
  現実のものだし、 例え、 実際の投票結果は、
 変えられないとしても、
 大衆向けに公表される投票結果が、
 それと大きく違えば、
 大混乱は間違いない、 というのだ。

 また、  ブラウン氏は、   2016年に発表された、 
投票に関する、 セキュリティーガイドラインには、
 投票インフラの中で、 最も脆弱なウェブサイトが、
  選挙日にハックされた際に、
 選挙管理人が、 どのように対応すればよいのか、
  記されていない、  と言うことも危惧している。

 加えて、 昨年の、   DEF CON  、では、
  投票機がハックされて、 話題となったのも、
 記憶に新しいところだ。

・選挙の脆弱性を探り出すため。ハッカーたちが投票機へのハッキングに挑戦するデフコン大会(アメリカ) : カラパイア

選挙におけるハッキング問題

 2016年の米大統領選挙では、
 ロシアからのハッキングやウェブを介しての、
世論操作が行われたとされる。

 これは、  投票インフラ、  への、 
 直接的なハッキングとは、 異なるものの、
 投票に関わってくる、 サイバーセキュリティ 、
 という点では、  現実的な問題が存在する、
 ということの現れであろう。

 もちろん、  このようなイベントは、
  ただ、  政府のセキュリティーの甘さを、
 せせら笑うためのイベントではなく、
 セキュリティーの脆弱性を見いだし、
 より信頼できる投票システムを作ることに、
   その存在意義らの一定度合いが、ある。

 日本からすれば、
  アメリカの選挙は、 海の向こうの話ではあるが、
  その選挙結果は、  国際的にも影響を与え、
  日本にまで波及することは、 明らかだ。

 「   子供でも、   10分で、 
 ハッキングできちゃうんだぜ   」、  
「   いやいや、 こんなん、  本当の状況じゃ、
  無理だし   」 、  なんて、 言い合っていないで、
  民主主義の根幹を成す、 選挙が、
  不法に介入されないよう、
  政府側も、ハッカー達も、 力を合わせて、
 セキュリティーの向上に目指して欲しい所だ。

    ≒    可能的な、 全世界の利害関係者らへ対して、
  アメリカの一般の主権者たちにも、 責任性がある。
References:orlandosentinel / usatoday / pbsなど/ written by abcxyz / edited by parumo
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