大腸の内視鏡検査の際に、 人工知能 ( AI ) 、 が、 平たんな、 ポリープや、小さな、がん、を自動検知する、 システムを開発した、と、
昭和大学と名古屋大学の共同研究グループが、
このほど発表した。
ディープラーニング ( 深層学習 ) 、を活用して、
医師が見逃しやすい、 病変を高精度に判別する。
国の、製造販売への承認を得るために、 2019年度に、 臨床試験を開始する、 という。
共同研究グループは、
昭和大学横浜市北部病院消化器センターの、
工藤進英センター長、 三澤将史講師と、
名古屋大学大学院情報学研究科の、 森健策教授ら、 で構成。
同グループは、 73件の内視鏡検査の、 合計で、
千分近くに及ぶ動画を、 一つ一つの画像フレーム 、 に分けて、 約 千8百万 ( フレーム ) 、を対象に、
十分に診断経験を積んだ、 内視鏡専門医が、
大腸のポリープ、や、 微小がん、 などを診断。
その内の、 AI ≒ 人工知能 、 学習に適している、 約20万 フレームを、 AI 、 に学習させた。
その際に、 ディープラーニングの一種で、
医療診断に威力を発揮するとされる、
「 3次元 畳み込み ニューラルネットワーク 」 、 の、 手法を活用した。
大腸病変を学習した、 AI 、 に、 50の病変らを、
新たに診断させたら、 47の病変 ( 94 % ) 、を検知。
このうちの、 従来の、 AI 、 では、 検知が難しい、
平たんな、 ポリープについても、 34 、 のうちの、
31 ( 91 % ) 、 の病変を検知できた、 という。
名古屋大学大学院情報学研究科とサイバネットシステム社 ( 本社・東京都千代田区 ) 、 は、
この、 AI 、 を、 病変検知すると、
内視鏡画面の隅の色や、音で知らせる、ソフトウエアとして実装し、 自動検知システムとして完成させた。
共同研究グループは、 その後に、 AI 、 に、
約 280万フレームを学習させるなどして、
自動検知システムの精度を向上させて、
既に、 臨床研究を開始した。
国の製造販売承認 ( 薬機法承認取得 ) 、 に向けて、 来年度には、臨床試験を開始する予定、 という。
大腸の内視鏡検査で、 ポリープを見つけて、切除することにより、 大腸がんへの進行を防止できることから、
大腸内視鏡検査が普及している。
しかし、 ポリープが微小だったり、 平たんや、
平らに近く、 肉眼では認識しにくい形状だと、
医師が見逃してしまうケースがあると指摘されていた。
共同研究グループによると、 大腸がんに進行する、
ポリープの見落としを、 1 % 、 を減らすことで、
3% 、 の大腸がんを予防でき、
開発した自動検知システムによって、
医師による見落としを軽減できる、 という。

画像 ディープラーニングの、 「 3次元畳み込みニューラルネットワーク 」 手法を活用した、 自動検知システムが内視鏡検査画面の隅を赤くして、 大腸にポリープがあることを示している ( 提供・昭和大学と名古屋大学の共同研究グループ )