一目見るだけで、「自閉症」かを診断できる、 錯視動画が、スゴイ! 。 脳のクセが、瞳孔に発現、 潜在的な自閉症への診断にも効果的!
tocana2018年8月16日07時00分

自閉症 スペクトラム 障害 ( ASD ) への診断に役立つ、 錯視動画が開発された、 という。
正確な診断の難しい、 小さな子どもにも、 有効 、 といい、 症状を引き起こしている、 脳の異変を解明する手がかりになる可能性もあるそうだ。
今月13日付の英国の、 「Daily Mail」が報じている。
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■錯視を見て診断
ASD 、 は、 他者とのコミュニケーションや、 人間関係を築くことが苦手で、 興味の対象が狭かったり、 同じ、動作や行動パターンを繰り返したり、 といった、 症状らが見られる。
『 精神障害の診断と統計マニュアル 』 第5版 、 によれば、 かつての、 自閉性障害や、アスペルガー症候群、 に、 特定不能の広汎性発達障害 、 など、 を含んでおり、 種類や重症度の幅広い症候群である、 と、される。
ASD 、への診断は、 特に、 ボーダーライン上の人々や、 小さな子どもで、 難しい、 とされるのだが、 その診断を手助けする錯視画像を、アメリカ・ロチェスター大学の研究者らが、 今年の3月に、 オンラインジャーナルの、「 eLIFE 」 、に発表した。
それは、 白いドット、と、黒いドット、とが、 左右に移動するだけの、 単純な動画なのだが、
それを、 どのように解釈したか、 また、動画を見ている時の目の様子から、 ASD 、か、 否か、 を、 簡単に診断できるのだ、 という。
診断のポイントの一つは、 右から左へと、スライドする、 白いドット、と、 左から右へと移動する、 黒いドット、の、 二つの層らをどう解釈するかだ。
白と黒のドットらが、 円筒状にくるくると回転しているように見える場合と、
白と黒のドットらが、 二層に分かれて、 独立して、移動しているように見える場合とがある。
ASD 、 の可能性があるのは、 後者の方だ。
この見方の違いは、 3百個の、 ドットらを、 一つのまとまりとして見るか、 別々のものとして、 見るか、 という、 脳の判断で決まる。
ASDの場合には、 脳は、 全体より、 個々のドットに注目しがち、 という、 特徴を持っており、 それは、 画像を見ている時の、 被験者の目からも、 明らかだ、 という。
研究者らが、 錯視動画を見ている時の瞳孔の様子らを観察したら、 白いドットと黒いドットの、 二つの層らとして、 画像を捉えている場合には、 瞳孔は、 拡大と収縮とを繰り返していた。
そのような、被験者は、 画像の一部に、 注目しているために、 白いドットが多い時と、 黒いドットが多い時とで、 明るさの違いに反応していたのだ。
実験後に、 被験者の、 50人 ( 全員が、 ASD 、 についての診断を受けたことがない ) 、 に、 ASDの傾向を測るアンケートに答えてもらったら、 ASDの傾向を有していた被験者らは、 瞳孔の拡大・収縮も観察されている確率が高かった、 という。
この錯視動画を見ている時に、 瞳孔が変化しているか、 否かを観察するだけで、 ASD 、への診断材料となる可能性がある。
言葉による説明が難しい、 小さな子どもや、 明確な症状が出ていない、 ボーダーライン上の患者への診断にも役立つ、 と考えられ、 支援が必要な人々を探す手助けになる、 と、 期待されている。
この診断法はまだ、 研究段階であり、
論文によれば、 実際に、 ASDと診断された人々での実験は、 まだ、 これから、 という段階にある。
物を見ている時の脳のクセが、 瞳孔に表れている、 というのは、 なんとも、不思議だが、 自分で制御できない部分であるだけに、 この方法が実用化されれば、 客観的で、 わかり易い診断基準となりうるだろう。 目は、 口ほどにものを言う、 とは、 まさに、 こういうことかもしれない。
(編集部)