東京都は、 調布市の小学校で、
昨年の12月に、 乳製品に、 アレルギーがあった、小学5年女児が、乳製品の粉チーズが入った、 チヂミを誤食して、 ショック死した事故は、 衝撃を広げた。
「給食の悲劇」をいかに防ぐか-。
学校現場の模索が続く。
10月の平日に、 福岡市内の小学校。
職員室の目立つ場所に、 掲示板が置かれていた。 黄色地に、 ピンクの文字で、
「本日のアレルゲン食品」。
除 マヨネーズ、 くるみと書かれたカードが下げられていた。
明日の欄では、 えび、いか。
給食の献立に使われる、 アレルギー原因の食材を明示しているのだ。
「除」のマークが付くと、 原因食材を取り除いた、 「除去食」が用意されている、 意味、という。
献立によって、 除去食を食べるようになる児童については、 給食の前日に、 献立を考える栄養教諭から、 担任に、 除去食の引換券が手渡される。
当日の朝に、 担任から引換券をもらった児童は、 給食の時間になると、 給食室に行き、 調理員から、 除去食を受け取る。
さらに、 教室の前方の壁には、 食材まで載った、 詳しい献立表が張られている。
級友たちは、 それを見て、 例えば、
「 A君は、 卵が入った親子丼は、 食べられません 」 、 と声に出して確認。
A君が、 誤って、 卵入り親子丼を食べないよう、 配慮する。 担任も、 卵抜きの除去食を食べているか目を光らせる。
何重ものチェック網。
考案したのは、 女性の栄養教諭。
5年前に始めたが、 参考となる、 ひな型は、なかったために、 近隣の栄養教諭と相談しながら決めた。
自身も給食時間になると、 重い食物アレルギーのある、 児童のクラスを巡回する。
「 原因食材がある日は、神経を使います。
これからも、アレルギーの子は増えていくと思う。 しっかりやらないと… 」 。 心配は尽きない。
学校での食物アレルギー対策は、 2008年に、 文部科学省が監修して、 日本学校保健会が発行した、
「 学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン 」 、 が基本となる。
全国のすべての小中学校に配布されている。
しかし、 東京都の事故を受けて、 今年の、5月に、 文科省が設置した、 有識者の 「 学校給食における、 食物アレルギー対応に関する調査研究協力者会議 」 、 は、 7月の中間まとめで、 全国的に、 学校や教師によって、 対応に温度差があったことを指摘。
「 学校で、 ガイドラインを活用しきれていない 」 、 「 一部の教職員を除き、 意識が低かった 」 、 としている。
ただ、 ガイドラインは、 A4判85ページに及び、内容も専門的だ。 児童・生徒の指導などで、 多忙な教職員が、 読み込む余裕がなく、 医学に素人の教職員が理解するのは、 困難 、 という声が、 現場では、 以前から、くすぶっていた。
食物アレルギーの誤食事故を防ぐには、 原因食材を子どもが口にしないよう、 徹底することに尽きる。
総論的な知識でなく、 具体的な対策が求められるだろう。 有識者会議も、 「 学校個々の状況に見合った、マニュアルづくりを促進し、 すべての教職員が、ガイドラインの内容を理解できるよう分かりやすくまとめた資料を作成することも必要だ 」 、 と、 問題提起。
文科省は、 来年の3月に予定の、 最終報告を受け、ガイドライン改訂などにつなげる方針だ。
「 牛乳が、 体にかかっただけでも、 ショックを起こします。 学校にはまだ、 相談していなくて、不安です… 」 。
アレルギーの子がいる親の自助グループ「福岡アレルギーを考える会」(野田朱美会長)が、 9月に、 福岡市で開いた小学校入学前の子どもがいる家族を対象にした相談会。 牛乳へのアレルギー反応で、 意識が低下し、 命の危険もある、 アナフィラキシーショックを起こす長男が、 来春に、 小学校に入学する、 という同市の主婦(42)は、涙ぐんだ。
会場には、 給食の時間に毎日、学校へ息子の様子を見に行く、 という、 母親 ( 41 ) 、 の姿もあった。
アレルギー原因の食材を子どもたちが、 口にしないよう、 どんなに注意を払っても、 誤食の危険性はゼロにはならない。
だからこそ、 誤食した場合に備えて、 ショック症状を和らげる、 自己注射薬の、 「 エピペン 」 、 を適切に処方できる態勢の構築も必要だ。
「 緊急時の役割分担を決めて、 エピペンを打つ訓練を徹底してほしい 」、と、 野田会長は、 母親の切実な願いを代弁する。
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【ワードBOX】自己注射薬「エピペン」
食物アレルギーによる、 呼吸困難や意識低下などのアナフィラキシーショックの改善には、 血圧を上げるホルモンの、 「 アドレナリン 」 、の自己注射薬の、 「 エピペン 」( 商品名 ) 、 を、 30分以内に打つ、
ことが、 求められる。
エピペンは、 通常では、
本人や保護者が、 太ももの表外側に、 打つ。
学校では、 重症の本人が打てない場合は、 教職員も注射できる。
反復継続した医療行為ではないため、
医師法に問われない。
緊急の人命救助なら、 刑事、民事責任も、問われない。
日本小児アレルギー学会は、 7月に、 アナフィラキシーショックが疑われる場合には、 「 繰り返し吐く 」、
「 持続する、強いせき 」 、 「 唇や爪が、青白い 」 、 などの、 1 3の症状のうちの、一つでもあれば、 エピペンを打つべきだ、 という、 目安を発表した。
☆ 危険回避の体系知ら、の、伝授と、自ら、成すように促す事は、
学校教育や、地域講習などの、 公の教育において、 より、早くから、
より、徹底して、最優先のものとして、成し行うべきものだ!