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画像引用:スケルトンリフォーム - 旅先で見つけた火災への備え。散水銃格納庫と合掌造り集落を散歩しながら、住まいを守る知恵…http://www.kubota-koumuten.biz/topics_detail3/id=4738



国策だった住宅使い捨て

住宅業界は新築ブームが沈静化してリフォームブームを迎えているといわれている。

日本では過去100年来、家は古くなったら新築するものだと政府が奨励していました。

理由は中古住宅より新築のほうが高価であり、産業が儲かって「富国強兵」になるからでした。



日本政府が新築住宅を優遇して減税を連発したのは、決して消費者のためではなく産業のためです。

住宅や不動産産業がGDPに占める割合は大きいので、国は間接的にリフォームの邪魔をしてきました。

そのせいで日本の住宅は陳腐であり、ローンが払い終わる30年しかもたないよう設計されています。


30年以上経過した木造住宅は、正直言ってみすぼらしく、数千万円かける価値があったか疑問です。

欧米は個人が住宅を建てる歴史が長いので、もうこういった時代を過ぎて、リフォームして長く使っています。

アメリカの田舎では築50年はあたりまえで、築100年でもリフォームによって綺麗な状態で使われています。


どちらが合理的かは、比較する必要すらありません。



リフォームの実際

日本ではリフォームの文化が存在しなかったので、住宅会社や大工にリフォームの技術がありませんでした。

そこに降ってわいたようなリフォームブームで、対応できていない例も見られます。

客は「お金を払えば新築同様になる」と思っているが、大工はリフォームの経験が乏しい。


最近の新築住宅は工場から加工された材料が運ばれてくるので、大工はそれを組み立てるだけになっている。

木材を削りだして柱を作った経験などなく、古い家を解体して組みなおすのもできません。

つまりリフォームには新築よりずっと、高度な職人の技術が必要とされます。


そしてリフォームする人は今住んでいる家を空けて、近くのアパートに間借りしているのが普通です。

一日千秋の思いで完成を待ちわび、毎日何度も現場を見に来るので、要求も厳しくなります。

「そこはこうして欲しい、ここはこうして欲しい」などの要求が次々に出てくるでしょう。



新築住宅は半減し、多くの住宅がリフォームになる

それに対応できるのは高度な技術と経験があるベテランの大工だけで、新築しか作っていない職人には無理です。

結果としてリフォームを請け負ったけど技術がなく、「適当にやっつけ仕事をする」工務店も存在する。

これが多くのリフォームトラブルが発生するメカニズムのようです。


リフォームを依頼するのはリフォーム経験が豊富な工務店でなくてはならず、新築をどれだけ多く建ててもだめです。

その工務店がリフォームした住宅を見せてもらったり、できれば住んでいる人の評価や感想も聞きたいです。

数百万から1千万以上もかけてリフォームするのだから、そのくらいこだわるべきです。


住宅リフォーム市場規模は約6兆円で、新築一戸建て分譲の4兆円超よりも大きい。

人口減少で新築一戸建てはさらに半減し、リフォーム市場は7兆円で安定すると予想されている。

政府も工務店も、新築偏重の頭の中身を入れ替えた方がいい。