☆ ドクター江部の糖尿病徒然日記 ;
今日の記事は
2018年08月2日 (木)
の本ブログ記事
「自分史、糖尿病発症に到る経過」
の続きです。
自分史、糖尿病発症と糖質制限食1
おそらく42~43歳ごろから毎日食事の度に食後高血糖を繰り返し、
だめ押しに毎晩毎晩、
雨の日も風の日も雪の日も律儀に純米酒と恵比寿ビールで飲酒後高血糖を生じていたのでしょう。
このごろはテニスの帰りにスポーツジムにもよって、週1回は、自転車こぎや腹筋・背筋運動もやってましたが、
なぜか体重は徐々に増加し腹回りも順調に育っていきました。
しっかり摘めるお肉なので筋肉増強ではなく脂肪増強に間違いありません。
「何故だ!!」戸惑いと憤りが湧いてくるものの誰のせいでもありませんし現実は厳しいものでした。
「今までの健康を目指したライフスタイルは全部ムダだったのか!?」とガックリと来ました。
正しいと信じていた常識が、完全に間違いだったと思い知らされたのですから、無理もありませんでした。
でも、予兆はありました。肉や脂を控えて運動も続けていたのに、
40歳を超えた頃から体重が徐々に増えていきました。
50歳を迎えた頃には、お腹周りのサイズは完全にメタボの領域に達していたのです。
明らかにおかしかったのです。
40歳頃まで、体重は不変でしたが、運動量はしれていたので、
現実には筋肉量が徐々に減り、その分脂肪量が徐々増えて、
結果として基礎代謝が減っていたものと思われます。
いわゆる中年太りですね。
それでも、「まさか」と心のどこかで思いながら血糖値を調べてみた結果、
疑いもなく糖尿病だと診断するしかない数値が出てしまったわけです。
さすがにしばらく落ち込みましたが
「まあ、仕方がない。事実は事実。俺は糖尿病や、これからは自分の糖尿病も治療しなければならないな。」
と受け入れました。
そしてふと「これって、かえってラッキーかもしれない」気づいたのです。
高雄病院では、すでに1999年から、兄江部洋一郎院長(当時)が、日本で初めて
糖尿病治療に糖質制限食を導入していました。
当初2年間は「兄貴がまた変なことをやっているわ。」というスタンスで
私も三人の管理栄養士も傍観していました。
しかし、2001年からは私も糖尿病患者さんに積極的に糖質制限食という全く新しい食事療法を開始していたので、
確かめたいことや試したいことは山ほどありました。
今後は、患者さんにいちいち頼まなくても、自分自身を実験材料に、まずは簡単にいろいろ試せるわけです。
自分自身で実験し、多くの糖尿病患者さんにも協力をお願いし、
この日から、いよいよ本格的に高雄病院の糖質制限食研究が始まりました。
続く。
2018年08月2日 (木)
の本ブログ記事
「自分史、糖尿病発症に到る経過」
の続きです。
自分史、糖尿病発症と糖質制限食1
おそらく42~43歳ごろから毎日食事の度に食後高血糖を繰り返し、
だめ押しに毎晩毎晩、
雨の日も風の日も雪の日も律儀に純米酒と恵比寿ビールで飲酒後高血糖を生じていたのでしょう。
このごろはテニスの帰りにスポーツジムにもよって、週1回は、自転車こぎや腹筋・背筋運動もやってましたが、
なぜか体重は徐々に増加し腹回りも順調に育っていきました。
しっかり摘めるお肉なので筋肉増強ではなく脂肪増強に間違いありません。
「何故だ!!」戸惑いと憤りが湧いてくるものの誰のせいでもありませんし現実は厳しいものでした。
「今までの健康を目指したライフスタイルは全部ムダだったのか!?」とガックリと来ました。
正しいと信じていた常識が、完全に間違いだったと思い知らされたのですから、無理もありませんでした。
でも、予兆はありました。肉や脂を控えて運動も続けていたのに、
40歳を超えた頃から体重が徐々に増えていきました。
50歳を迎えた頃には、お腹周りのサイズは完全にメタボの領域に達していたのです。
明らかにおかしかったのです。
40歳頃まで、体重は不変でしたが、運動量はしれていたので、
現実には筋肉量が徐々に減り、その分脂肪量が徐々増えて、
結果として基礎代謝が減っていたものと思われます。
いわゆる中年太りですね。
それでも、「まさか」と心のどこかで思いながら血糖値を調べてみた結果、
疑いもなく糖尿病だと診断するしかない数値が出てしまったわけです。
さすがにしばらく落ち込みましたが
「まあ、仕方がない。事実は事実。俺は糖尿病や、これからは自分の糖尿病も治療しなければならないな。」
と受け入れました。
そしてふと「これって、かえってラッキーかもしれない」気づいたのです。
高雄病院では、すでに1999年から、兄江部洋一郎院長(当時)が、日本で初めて
糖尿病治療に糖質制限食を導入していました。
当初2年間は「兄貴がまた変なことをやっているわ。」というスタンスで
私も三人の管理栄養士も傍観していました。
しかし、2001年からは私も糖尿病患者さんに積極的に糖質制限食という全く新しい食事療法を開始していたので、
確かめたいことや試したいことは山ほどありました。
今後は、患者さんにいちいち頼まなくても、自分自身を実験材料に、まずは簡単にいろいろ試せるわけです。
自分自身で実験し、多くの糖尿病患者さんにも協力をお願いし、
この日から、いよいよ本格的に高雄病院の糖質制限食研究が始まりました。
続く。