☆ 日刊工業新聞;
アルコール 、への分解に関わる遺伝子が、
中性脂肪の蓄積や、がんの発生に関わる、
といった研究成果が、相次いで、報告されている。
いわゆる、 “酒の強さ”とは、何か。
体内に入った、 アルコール 、 は、
分解される過程で、 二日酔い、
への原因となる、 有害物質な、
「 アセトアルデヒド 」 、 に変わる。
その後に、
「 2型 アルデヒド 脱水素 酵素
( ALDH2 」 、 と呼ばれる、
タンパク質から成る、 酵素 コウソ 、
が、 アセトアルデヒド 、 を分解し、
無害な酢酸 サクサン ≒
酢 ス 、 に変える。
ALDH2 、 の働きの強さが、
酒の強さへの一因となっている。
「 飲酒習慣の有無にかかわらず、
遺伝的に、 酒に弱い人は、
肝臓に、 中性脂肪が、 たまりやすい 」
、 との研究成果を、
熊本大学の研究チームが、5月に報告した。
鬼木健太郎助教と猿渡淳二准教授らは、
人間ドック受診者への調査で、
食べ過ぎや、 運動不足が、
原因となり、
肝臓に、 『 中性脂肪 』 、 が、 たまる、
「 非アルコール性 脂肪性 肝疾患 」 、
への、 罹患 ( りかん ) 率を、
ALDH2 、 に着目して、 解析。
遺伝的に、 酒に弱い人らは、
強い人らに比べて、 罹患率が、
2倍も、高くなる、
ことを明らかにした。
また、 アルコール 、への摂取により、
胃液の中で発生した、
アセトアルデヒド 、達が、
胃がん、 への、 リスクを高める、
ことが、 知られている。
酒に弱い人らは、
タンパク質から成る、 酵素 コウソ 、
な、 ALDH2 、 が働かず、
飲酒後に、 胃の中における、
アセトアルデヒド 、 の濃度が、
上昇するために、
胃がん、 への、 リスク 、が、
ますます高くなる。
こうした、 発がんリスクの低減について、
東北大学の研究チームが、研究成果を発表。
アルコール 、 が原因で起きる、
胃がん 、への、 リスク 、を、
タンパク質への構成材である、
アミノ酸 、 の一種な、
「 L ― システイン 」 、 の、
投与で、 減らせる、
ことを突き止めた。
アルコールの分解によって発生する、
アセトアルデヒド 、たちに、
L― システイン 、 たちが結合して、
無毒化し、
胃がんの発生を抑える、
ことが、 分かった。
一方で、 酒が強いことでかかりやすい、
疾患らも、 明らかになってきた。
防衛医科大学校の研究チームは、
タンパク質から成る、 酵素 コウソ 、
な、 ALDH2 、 を作る、
遺伝子 、 における、個人差 、が、
痛風の発症に関わっている、
ことを発見した。
痛風患者と、 痛風でない人、 の、
遺伝子らを解析した結果にて、
ALDH2 、 の活性が高く、
遺伝的に、 酒に強い人は、
同活性が低く、 酒に弱い人に比べ、
痛風への、発症のリスク 、が、
2・3倍も、 高くなる、
ことが、 分かった。
これらの成果らは、 今後に、
疾患の発症への予測や、
治療法の開発などにつながる、
ことが、 期待される。
もっとも、 酒の強さに関わらずに、
飲み過ぎが、 体に悪い、
ことには、 変わらない。
適量を守って、
アルコールとつきあっていく、
ことが、 大切だろう。