☆      脳と密接な関係がある腸内細菌  ;
    blog    カラパイア ;

  米イリノイ大学の神経科学者の、
   オースティン・マッド (  Audtin Mudd  )
   氏らは、
    腸内の細菌たちと、  血液、 および、
   脳内の化合物ら、 との関連を調査するために、   MR  スペクトロスコピー
  (   MRS   )  で、     24ヶ月の子豚の、
   神経代謝物を測定した。

    子豚は、 腸と脳の発達の点で、
  人間の幼児と強い類似性を有している。

 その狙いは、   子豚の糞の中から、
   血液と脳の化合物らの濃度を予測できる、
  ような、  細菌を発見することだった。

 解析からは、  いくつもの、
   関連性が浮かび上がった。

    例えば、   バクテロイデス属員らと、
   クロストリジウム属員らは、
    ミオイノシトール  、  という、
    脳の化学物質の濃度の高さを予測し、
   ブチリシモナス属員らは、 
  N-アセチルアスパラギン酸
  (  NAA  )  、 を予測した。

 バクテロイデス属員らは、  ほかにも、
   クレアチン  、 の高さを予測し、
  また、  ルミノコッカス属員らが多く在る、
   場合は、  
   NAA 、 の濃度が、  低い傾向にあった。

  このことが、  重要なのは、
   こうした化合物らが、
   いくつもの、 代謝らの、 
   プロセスに関与しているためだ。

     先行研究によれば、    これらは、
   自閉症への重要な因子、  
  と、 指摘されていたもので、
   自閉症と診断された人に見られるものだ。

 
    ☆     ステロイド・ホルモンを介して、
   脳とコミュニケーションする腸内細菌たち ;

   媒介分析、 という、統計的手法を用いて、
   とりわけ、  ルミノコッカス属員らと、
   NAA  、  との関係を探ったところ、
    
    コルチゾール  、 が、  間接的に、
   その関係に影響を与えている、
   ことが、 明らかになった。

 すなわち、  腸内細菌 、たちは
   (    少なくとも、  NAA  、 に関しては  )  、
    ステロイド・ホルモンを利用して、
   脳とコミュニケーションを図っている、
   ということだ。

  今後の研究の枠組みにもなりそうな、
   発見であるが、
    今のところは、   研究者たちは、
   この仮説を誇張することについて、
   控えめな態度を取っている。

  本研究は、  あくまでも、 
  子豚を用いた、 統計解析であって、
   人体で発生しているプロセスを、
  臨床的に実証したものでは、ない。

 それでも、 この類の経路は、
    脳梗塞、 パーキンソン病、
  過敏性  腸症候群、  慢性疲労症候群、 
   などの、  いくつもの症状に、
    腸内細菌が作用するメカニズムを、
  やがては、説明する事になるかもしれない。
     もちろん、  そうした症状には、
   自閉症も、含まれている。

via:aces.illinois.edu / sciencealertなど/ translated by hiroching / edited by parumo
\  SNSで、みんなに教えよう! /

       ☆     うつ病への治療の未来は、
   乳製品のパッケージの中にある、
 のかもしれない。
『 ネイチャー・サイエンティフィックレポート       Nature   Scientific   Reports   』  、
  に掲載された研究によると、
    ヨーグルトの中にいる、 善玉菌 、たちは、
   マウスの、うつ病のような症状を治療する上で、  有効であったそうだ。

 数十年以上前から、脳と、 
   体の内外に潜む細菌、  との関連について、
   調査が進められ、
  小さな微生物たちに、 仰天のパワーがある、
   ことは、 知られていた。

 こうした研究からは、  腸内細菌叢
   (  さいきんそう   )  のバランスが崩れると、
     神経系の機能に影響することや、
    バランスが崩れている人は、
   不安症や、うつ病になりやすい、
  可能性などが示唆されていた。

   
     ☆    マウスの絶望行動で検証  ;

   この仮説を検証するために、  
  米バージニア大学の研究者は、
   神経系とストレスの関係から、
  調べることにした。
  
      ストレス 、 は、  
    @    副腎らで、  ビタミン C 、 を、
    大量に消費させ、
   ・・うつ病の発症リスクを増大させる。

    また、 神経系の機能に影響を与え、
  同時に、影響を受けている。

 マウスを使った実験では、
  過密状態のケージに入れたり、
  ストロボ・ライトを浴びせたり、
  騒音を聞かせたり、 といった具合に、
   動物を、  いく種類もの、
  高ストレス環境に晒  サラ  した。

  予想通り、 マウスへの負担は、大きく、
  やがて、  研究チームが、
     ”  絶望行動  ”  、   と呼ぶ、
   行動を示すようになった。


    ☆    ストレスで、   腸内の乳酸菌の量が、
   大きく変化  ;

   実験の前後では、
   マウスの糞を、 遺伝子解析にかけて、
   腸内の細菌の種類や量を調査していた。

    この結果にて、  ストレスにより、
   ヨーグルトに含まれる、   いわゆる、
    ”善玉菌” 、  と呼ばれる、   乳酸菌
   (  ラクトバチルス  )  、  の量が、
   大きく減少している、 
   ことが、 判明した。

 また、   マウスの絶望行動は、 治せる、
   ことも、 判明している。

      マウスの餌に、 少量の乳酸菌を入れると、
   次第に、 症状が回復したのだ。

 こうした、 乳酸菌たちの変化は、
   最も、一貫して、 確認できる変化であり、
    マウスの行動と、 直接的な相関が、
   確認できるのだそうだ。


    筆頭著者の、  アルバン・ゴルチエ
  (   Alban   Gaultier   )    氏は、
    うつ病への治療の現場で、 
    副作用の強い、  抗うつ剤の代わりに、
   共生菌が利用されるようになれば、
  と、 考えている。

 「    食事や、 口にする細菌を変えるだけで、
    健康になり、 気持ちが晴れるのならば、
  素敵ですよ    」 、 
   と、 コメントしている。
via:nature・mentalfloss/ translated hiroching / edited by parumo

 最近では、  腸内環境に関する研究が進み、
    腸は、 第二の脳である、   という事が、
   あながち、 嘘ではない、  という事が、
   わかってきた。

     乳酸菌や、ビフィズス菌が入っている、
    ヨーグルトは、   お手軽に摂取できる、
    健康食品として、もてはやされているが、
   闇雲に、 ヨーグルトを食べとけば、
   いいって訳でも、ないようだ。

   乳酸菌の種類によって、
  どこに、 効果的なのかが違ってくる、
  そうなので、  
 それぞれの菌の特徴を知っておくべきだろう。

 今回の実験は、    ラクトバシラス  、
   という、  乳酸菌が使用されている、
   ようなので、
    日本のヨーグルトだと、
  明治ブルガリアヨーグルト、
  明治プロビオヨーグルト LG 21、
  明治ヨーグルト R一1  、  などが、
  該当しそうだ。


    ☆    百年以上前に発見された薬が、
  自閉症の特効薬になるかもしれない。
 
 カリフォルニア大学
 サンディエゴ校医科大学院の、
  ロバート・ナビオ  (  Robert    Naviaux   )
   博士が、  1916年に開発された、
   スラミン  、  という薬を、
    5 ~  14歳の自閉症の子供に投与したら、      目覚ましい効果が得られたのだそうだ。

    十名の被験者たちの半数に、
   スラミンを投与し、    残り半数には、
    プラセボ     ≒      ニセ薬    、  を与えた。

       被験者のうちの、   4名
   (    6歳が、  2名、   14歳が、  2名   )
、  は、  話す事が、できなかったが、
     
     スラミンを投与して、  1週間もすると、
    生まれて初めての言葉を発した、 という。

    こうした事は、  
  プラセボ投与グループには、起きなかった。

   アメリカ疾病予防管理センターの推定によると、    68人に、 1人の子供が、自閉症だ。

   特に、 男の子に多いと言われているが、
  その具体的な原因は、 完全には、
 明らかでは、ない。

 研究からは、  ウイルスや、
   汚染物質による、  侵襲を受けて、
   細胞が、  『   その膜を硬くしてしまう   』
   ことが、 判明している。

 
      ☆      この反応は、    ” 細胞  危険  反応 ” 
 、  と呼ばれ、
   細胞が、  危険が過ぎ去るまで、   待機する際の、  一般的な防衛メカニズム 、だ。
  
      幼児期に発症する自閉症の場合には、
   細胞が、  この状態のまま、
   元に戻らなくなっている 、
  と、 考えられている。


     ☆     ナビオ博士によると、
   スラミン  、  は、   
  細胞が危険を感知した際に発する、
   シグナル  、を阻害することで、
  この状態を解除させている 、
  と、 推測される。

  ある親は、 子供が、  十年ぶりに、
   きちんとした言葉を話した、
   ことについて、 次のように話す。

 「   投薬から、  1時間もしないうちに、
   医師や看護師と、  アイコンタクトをする、
   ようになりました。
    静かな時間でしたが、
   心を揺さぶるような出来事です。
    16歳の兄がいるのですが、
   彼との、 隠れんぼにも興味を示しました。
   音を立てたり、
  父親を探すようにもなったんですよ   」  。

    スラミン  、は、
   サブ・サハラ・アフリカに生息する、
   ツェツェバエが媒介する寄生虫が、
   原因とされる、   
   アフリカ睡眠病への治療薬として、
  開発された。

   実験は、   2千13年に、
   マウスで、開始されていたが、
    人間の子供に投与されたのは、
   今回が、 初めてだ。

     ナビオ博士は、  今後は、
   被験者をさらに増やして、 試験を行いたい、
   意向を示しているが、
   目新しい実験である上に、
   高額な費用がかかることが、
  障害となっているそうだ。

via:‘Researchers Studying Century-Old Drug in Potential New Approach to Autism・Low-dose suramin in autism spectrum disorder: a small, phase I/II, randomized clinical trial・Game-changer for autism’: 100-year-old drug reverses symptoms, study findsなど/ translated hiroching / edited by parumo