~ 等価交換では学べない ~ | 雲の如く高く 雲の如く輝きて 雲の如くとらわれず

~ 等価交換では学べない ~

おはようございます!


上海は北京時間の朝7時50分に

なろうとしています。


今日は、久しぶりに良い天気になりそうです。

多少霧がでてますが。


週末にかけて寒くなるような、

天気予報ですね。

やっと本格的な ”冬” の到来?

やっぱり、冬は寒くなくっちゃね。


さて、


内田樹先生の

「 下流志向 」

サブタイトル:学ばない子どもたち働かない若者たち

をもう一度読み返しています。


子供達が消費主体を思考の基礎に置いて

行動している事が学びからの逃走になり、

結果的に下流志向へつながっていると言うのです。


この事をじっくり考えてみれば、

子供だけでなく、

大人の私にも当てはまる事ではないかと

つくづく思います。


金を払っているからちゃんとその対価を得られないと

不満になる。


お金だけでなく、身体の拘束や、苦痛を受ける事も

通貨として考えることができます。


全ての場面でそう言う状態になってはいないだろうか?


通貨を払う=等価で得るものがある。


あるいは


通貨を払う<もっと得るものがある。


このぐらいでないと不満になり、

また行動に出ないという事です。


効率的と言えばそうかもしれませんが、


本来、自己自身の犠牲の中にしか、

成長というものは存在しません。

そしてその成長は時間差でやってくるのです。


学びとはそういう事ですよね。


その部分をちゃんと理解していないと、

目先の効率だけでは、成長はしていけません。




簡単な様で、

それができない(できていない)日本社会の危うさを

危惧します。




学ぶ事ができることに感謝し、

子供達やスタッフ達に伝えていきたいと思います。