58  まとめ(4)  後期ダンピング-低血糖の対処方法 | 胃がん手術と、術後100日の泣き笑い プラス

胃がん手術と、術後100日の泣き笑い プラス

50代女性。中学女子・高校男子の2児の母。
2011年4月に早期胃がん手術を受け、胃の1/2を失う。
手術前まではフルタイム勤務

番外編です。



私は胃のまん中半分を切除しましたが、

噴門部と幽門部は残存しているので、

食後に冷汗は出るものの、

ふるえやめまいなど低血糖が引き起こす症状は

今のところありません
(術後5ヶ月半経過)。



また、基本的に体験したことを書いていこうと思っていたので、

特に食後の低血糖については記述するつもりはなかったのですが、

何人かの方が苦しんでおられるのを読んで、

役にたつかもしれないと思い、

対処方法(と思われる方法)を書いてみます。



お役に立てば幸いです。お役に立たなかったら、すみません。


NHKのためしてガッテンという番組で、

「食べる順番療法」というのをやっていました。

野菜を先に食べるのだそうです。



ごはんを先に食べると、

血糖値が一気に上がりやすくなります。



野菜などの食物繊維を先に食べると、

腸での糖の吸収がゆっくりになり、

血糖値の上昇もゆるやかになるそうです。



糖尿病患者が実践して、

よい効果が得られたそうです。



番組内では、

カレーとキャベツの千切りのメニューを

数人の学生さんに2日に分けて食べてもらっていました。



1回目はカレーを先に、

2回目はキャベツの千切りを先に。



食べた結果は、

カレーから先に食べたときは、

血糖値は一気に上昇していましたが、

キャベツを先に食べたときは

血糖値の上昇は緩やかでした。



キャベツの量は、

ふつうのサラダ用のお皿にふつうの量がよそってあるという感じ。

特に大量ではありません。



血糖値を上げることは老化につながり、

皮膚の弾力が失われたり、

血管や骨が硬くもろくなったりする原因になるそうです。



これを見てから、

私は食事やお茶をする際に、

野菜を先に食べるようにしました。



低血糖による症状の対処でなくても、

成人病を防ぐことになったり、

再発を防ぐ要因の1つになるかなと思ったので。



外出時も、できるだけ温野菜をタッパに入れて持参し、

スイーツを食べるときは、

その前に食べています

(ランチなどでは、サラダが先に出てくるので持参しないことも多い)。



外では食べづらいかもしれませんが、

こっそり食べています。




ただし、野菜ならなんでもよいわけではなく、

GI値が低い野菜がよいそうです。



GI値とは、ブドウ糖を100とした場合に、

各食品が体内で糖に変わるスピードを示した値です。



GI値が低い野菜は、

ほうれん草などの葉物、根菜(にんじん除く)、

なす、キャベツ、もやし、きゅうりなど。

イモ類は高めです。



ごはん、パン、上白糖などは100に近く、 

ゆえに砂糖が入ったお菓子類も軒並み高い値です。



GI値で検索すればヒットするし、

私は、「低インシュリンダイエット」関連の本の

GI値リストを参照にしました

(ダイエットしたいわけでは、全然ありません)。


今は、少ない水で野菜が柔らかくなるという

超多層構造のなべを取り寄せて、

ブロッコリ、いんげん、もやしなどを茹でています。

ピーマンやパプリカは焼きます。



ただ茹でただけのものを食べるの?

と思われるかもしれませんが、

特にマズイわけでもないので、

そういうものかと思うようになり、

次第に慣れてきました。



また、噛みしめていると野菜のうまみがじわ~んと感じられて、

素朴なおいしさを感じるようにもなりました。



ためしてガッテンの番組タイトルは

「アンチエイジングだ!肌ホネ血管一挙に若く保つ方法」



http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20110518.html



ごちそうを前に、味のない野菜を先に食べるということは、

単なるダイエットやアンチエイジングが目的では

続かないかもしれませんが、



胃がん患者の場合、

現状打破や健康維持のためには必死にならざるを得ないので、

続けられるのではないでしょうか。



日頃から、食後の血糖値上昇に気をつけることは大切だそうです。



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