再びB病院へ。外科医の診察を受ける。
手術は腹腔鏡による
胃の約1/2と、
回りのリンパ節の切除。
病巣は胃の中心あたりにあるため、
噴門部と幽門部は残すことができるので、
予後がよいだろうと、
A病院の診察結果と同じだった。
手術日を決めてもらい、
看護師から諸注意を受ける。
その後、
入院申し込みカウンターで申込書を書いていたら、
ものすごい地震が。
カウンターごしに対応してくれている女性と
手を握り合って耐え忍んだ。
揺れも収まったので、
早く家に帰ろうと病院を出たが、
電車は不通。
電話ボックスも長い列が。
30分ほど並んで、家と会社に連絡を入れることができたが、
その間にも余震が。
立っていられなくなって、しゃがみこむ。
電車が動かないので、
病院に戻ると、
テレビの前にイスを並べてくれていたので、
座ってしばらくテレビを眺めていた。
東北で起こった惨状が映像になって流れてくる。
結局、電車はその日は動かないことになったため、
病院に泊まることになった。
おにぎりと水、バスタオルを1枚用意してくれたし、
診察室前の待合室をほとんど開放してくれたので、
長椅子に横になって結構眠ることができた。
病院のベッドではなく、
待合室のソファに寝て一夜を過ごすのは、初体験だった。
なかなかできない体験ではある。
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