暴言の末に | ふにゅのブログ

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ブログは主にアルコール関連問題、日本の歴史や伝統文化、神社・仏閣を参拝して感じたことなどを書いています。

「酒を飲んで暴言を吐く」ということもよくあることですが、お金に関する問題というものもありますね。


これは、私が幾つかのボランティアに参加した時のことです。

ある日、「ボランティアが終わってから懇親会があるので、ふにゅさんも参加しませんか?」と声をかけられたので、「夕食を作る時間が遅くなりそうだから―」と丁寧にお断りをすると、「よかったらご主人さんも―」と誘われたので、主人に連絡をして一緒に参加することになりました。

懇親会などに参加したとしても、私たち夫婦がお酒を飲むということはないのですが、そこでかなりしつこくお酌をしようとする御主人がいたので、「私たちはお酒は飲まないんですよ―」と丁重にお断りをすると、その御主人が笑いながら私に一言、「俺の酒が飲めんというのか!」と言ったので、「申し訳ないですね」と私も笑いながら柔らかく答えると、その御主人の態度が急変して顔を真っ赤にしながら、いきなり「死ね!」と何度も大声で言い出したので、そのやりとりを聞いていた女性陣と男性陣が驚いた顔でこちらを見ていましたが、女性陣の中の一人が「こっちにおいで」と目配せをして下さったので、私がその御主人に「ちょっとあちらに行ってきます」と言って席を立ってその女性の隣の席に座ると、その女性が「あの方、酷く飲んでらっしゃるようだから、こちらに連れてきた方が―」と言って下さったので、私も「お願いできますか?」とその女性に伝えて、自分の席に戻ってから「あちらの席の方が呼んでらっしゃいますよ」と、その御主人を女性陣の席に連れて行くということがありました。

お酌を断っただけで、「死ね」と言われるというのもどうかと思いますが、酒を飲む席ではお酌を断ることでそうなる人もいるということですね。

それ以来、私もそのボランティアから遠ざかっていた訳ですが、一昨年にその方が体調を崩して入院をしたと聞いたので、「あんな飲み方をしていたのだから、それもそうだろう」と思っていました。

今年に入ってから「そんなこともあったな」と思いながら年賀状の整理をしていましたが、最近になって、その御主人から連絡があったと主人から聞きました。

私が買い物に出かけている時に、たまたま主人が家にいて電話を取ったということですが、「何かあなたに頼みたいことがあるらしいよ」と主人が言っていたので、私が食材を冷蔵庫に入れながら「頼みって?」と主人に尋ねると、「何か人数が減ったとかどうとかで、その件であなたに役員を頼みたいとか言っていたけど―私はその件には反対だなぁ」と言い出したので、「それで、あなたは何て答えたの?」と尋ねると、「今、留守にしているので、帰ってきたら電話させます―と答えたけど」と主人は訝しげに答えていた。

主人曰く、「どうにも納得がいかない」というので、「その違和感は正解だと思うけど、とりあえず事情だけ他の人に聞いてみるわ」と私も答えて、私が信頼している方に連絡をしてみると、「いや、ふにゅさんまで巻き込んでしまったようで、実は会費を持ったまま連絡がつかなくなってしまった人がいるもので…。でも、その話は先日その御主人とも話をして、暫く様子を見ようという話になったはずなんですが―」という。

その話を聞いていた私は、「多分、その方も不安で連絡をしてきたとは思いますが、筋の通らない話は私もお引き受けする訳にはいかないので、私からその方に連絡をすることは致しませんよ」と答えた。

私の隣でその話を聞いていた主人が後で、「俺はその御主人を見損なったよ」と言いだしたので、私が「その御主人を庇う訳ではないけど、不安で連絡をしてきたとは思うからねぇ」と答えると、「俺が見損なったのは、その御主人がただ単に、あなたを利用しようとしているだけじゃないか?ということだよ。だって、そうだろう?お金の問題がクリーンになっていない状態で、それを何も告げずに「お願いします」だなんて、そんなおかしな話はないだろう。それは、あなたがいうように、それこそ筋の通らない話ではないか!」と珍しく怒っていた。

主人が怒るのも無理はない。

酒というものは冷静な判断を鈍らせるもので、その御主人は私に暴言を吐いたことすら覚えていないのだから。

その御主人は、その後に体調を崩して入院をして、献金だけで成り立っているボランティアであるとはいえ、そのお金を持ったまま連絡が取れなくなるような人にお金の管理を任せてしまったのだから、その責任を新しい人を役員に据えることによって、何もなかったかのようにしたいという気持ちにでもなったのだろう。

その気持ちは分からなくもないが、先ずはそのお金を持ったまま連絡の取れなくなった人に対して、警察に被害届の相談をするとか、「これ以上連絡が取れなければ、法的な措置を取らせていただきます」といった内容証明を送るとか、そのような何らかの方法を考えるというのが先ではないかと思うので、その辺については私もその時に信頼している方にそう伝えておいた。

残念なことに、そのお金を持ったまま連絡が取れなくなった人のお酒の飲み方もかなり酷いというのは、私も目の前で確認をしているので、「やはり、そうでしたか」としか思えないのだ。

酒害というものは、暴言だけでなく、お金に関しても、そういった問題を起こしてしまうものですね。


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