今日、私共の、長男が家を離れました。


「結婚を前提に、彼女と一緒に暮らしたいから、家を出たい」
と初めて聞かされたのが2か月前の事。

家内と、次男坊は1度、彼女と顔を合わせた事が有るそうですが
私はどんな女性か、全く知らずで。

「彼女を交えて、食事でも」と、息子から言われ
初めて彼女の顔を見たのが、ひと月まえの事。


良く言えば、自立心が強い長男ですが
親としては、無鉄砲な所も感じています・・

この件については、全て、彼女と相談をして進めたのか
引っ越し予定日の、本日に「トラックを貸して欲しい」との話が有ったのみ。


独りで部屋を整理していた、昨日夜、彼から「ここに住むことに成ったから」と
市内に有る、勤務先の近くの、住所が書かれた紙を渡されたものの
その後は、仕事の方を空けておいた、私の出番はまるで無し・・


小学生の頃から使っていた、学習机と、物入れだけは、なぜか
残しておいたまま・・


イメージ 1




最後の、荷物の運び出しが終わる前、感傷の思いに浸る間も無く
慌ただしく、茶封筒に入れた、いくらかの金を手渡し・・

何とも、呆気ない巣立ちでした・・





先程、引っ越しが、無事終わったと、一旦戻って来た息子。


“まだ、まだ、親としては、色々、伝え、教えておかなければいけなかった”
との思いの高まっていた中、息子の顔を見るなり、始めに、私の口をついた言葉は

「さっきの金の件は、彼女に言ったのか?」


思い出しました。

二十数年前、同じように、私が家を出る時、母から手渡された
今と成っては思い出せない数の、1万円札が入った茶封筒。

後から、“まだまだ、何が有るか判らないから
あのお金は、嫁に隠して持っておきなさい”と・・


私の問いに、息子の答えは、即、“もちろん、彼女には、すぐに言ったよ!と。

う~ん!
二十数年前、私も、まったく同じ事を・・


まあ、息子には、色々と言いたいことも有るんだけど
若い頃の私に似すぎていて・・

正直、彼女の顔も、一度遇ったきりで、よく覚えていませんが
息子が選んだ事ですから・・