先日、足と腰骨を折る怪我をした知人を病院に見舞った。
彼が言うには、トイレに行きたいけれども行けない、
仕方ないので看護士に尿瓶でおしっこを取ってもらったとのこと。
でも、我慢を重ね、入院わずかで膀胱炎になってしまった。
また、便秘にもなり、結局、浣腸で取ってもらったとのこと。
見舞った頃には、車椅子で病室の簡易トイレにいけるようになっていた。
彼が言うには、「人間の尊厳は軽い」と。
わたしも経験があるので良く判る。
怪我や病気で病院のベッドに寝ることで、それは軽く吹き飛んでしまう。
太ももの太い血管からカテーテルを入れる検査のため、
パンツを脱がされ、毛をそられたこともある。あきらめるしかなかった。
しかしきっと、「人間の尊厳」は違うところにあるような気がする。
どんな状況でも、誰からも侵されぬ尊厳である。
その「人間の尊厳」とはなんだろうか。
いまだ定まらず。
写真:富士通株式会社 サンプル
