名物キャディーもため息…男子ゴルフ衰退に歯止めかける方法は? | ゴルフ大好き どらちゃんブログ

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愛媛県は松山市内のとあるゴルフ練習場。クラブハウス内のテレビで、
大好きなスポーツ中継を見ながら
「それにしても、ゴルフ界はなあ」
とため息をつく男性がいた。

ジャンボこと、尾崎将司の専属キャディーとして長年、史上最強のタッグを組んできた、
佐野木計至氏だ。
キャディーはしていないが、ネットワークは健在。
松山にいても、この世界の情報はどんどん入ってくる。

ため息の理由はずばり、男子ゴルフ界の衰退にある。
今年、国内で行われる試合数は過去最少の22。
7月から8月にかけては、海外メジャーがある時期とはいえ、
国内ではなんと7週間もブランクがある。

松山市出身で、高知・明徳義塾OBの松山英樹が昨年、
ご当地の高知で賞金王を決めた昨年のカシオワールドオープンですら、
ギャラリーは一昨年よりも微減となった。

ゴルフ人気が絶頂にあった時期には、ティーグラウンドからグリーンまで
ギャラリーがびっしり埋め尽くし、ジャンボと佐野木氏で
「ショットが曲がってもギャラリーに当たってコース内に返ってくるんじゃないか」
といった軽口をたたくほどの光景があった。

ファンに向けたアピール。
そして試合数増のためのスポンサー開拓。
この両方に、いかに実効性を持った取り組みができるか。
もちろん当時の“ジャンボ級”のスターと、ライバルたちが火花を散らすような
ツアーになるに超したことはない。

が、スターは意図的に作ることができない。
呼ばなくても来る時代ではなくなった以上、ゴルフ界として呼び込む工夫が必要だ。

佐野木氏は
「例えば秋には、高額賞金大会が並ぶ。
カシオワールドもその一つやけど、賞金を半額にして、
春と秋、2回に試合を増やしても面白いんじゃないかなあ」
と、一つの案を披露する。

国内では少子高齢化時代を迎え、1000万人と言われる一般のゴルフ人口が
急増することは考えづらい。
一方で、再来年のリオ五輪では112年ぶりに正式競技として復活する。
スポンサーとなる企業の論理もあるだろう。

市民や自治体で“手作りトーナメント”を目指した、とおとうみ浜松オープンの試みは、
2年で頓挫した。

ゴルフ界を取り巻く環境の変化にどう対応するのか。
「どこどこが撤退、とか、そういう話しか聞かんからなあ。
ゴルフを愛する者としては、寂しいよ」
と佐野木氏の嘆き節は止まらない。

松山と、石川遼のスター2人は、米国を主戦場にする。
今年初戦となるハワイでのソニー・オープンでは、
松山が左手違和感による欠場という残念なニュースが入ってきた。

いずれにせよ、この2人が米国で活躍し、
「折に触れて、例えば日本オープンのような大会には帰って来てもらって」(佐野木氏)
注目される中で、他のプレーヤーもいいプレーを見せる。

日本ゴルフツアー機構が、そうした“コンテンツ”と、それを生かした、
これまでの枠組みにとらわれないような画期的な“ハード面”を創出できるか。
衰退歯止めに、本気度を試される年だ。

(デイリースポーツ・西下純 氏)