15日の日本時間23時10分、フランス・ロンシャン競馬場で凱旋門賞の前哨戦
フォワ賞(4歳上・GII・芝2400m・1着賞金7万4100ユーロ・9頭立て)が行われ、
2011年のクラシック3冠馬で日本競馬の「至宝」オルフェーヴル
(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)
が最後の直線で楽々と抜け出して優勝し、2年越しの悲願達成へ向けて
幸先のいい走りを見せた。
レースは、直前のニエル賞を制したキズナの帯同馬を務める、
武豊騎手騎乗のステラウインド(牡4、美浦・尾関知人厩舎)が逃げる展開。
注目のオルフェーヴルは、9頭立ての1番枠からスタートし、
好発を決めてレース序盤でインコースの3番手を確保した。
道中は非常にゆったりとした流れになったが、
これを終始抜群の手応えで運んでいたオルフェーヴルは、
最後の直線に向いて残り400mで逃げるステラウインドをあっさりと交して先頭に立つと、
後続の手が激しく動く中を余裕綽々に抜け出し、
2着のベリーナイスネーム(牡4、仏・A.ドゥミユール厩舎)以下を全く寄せ付けずに優勝した。
勝ちタイムは2分41秒7(重)
なお、もう1頭の日本馬でペースを握ったステラウインドは、
オルフェーヴルにこそ離されたが、最後まで踏ん張りを見せて5着に健闘している。
1年前の凱旋門賞ではゴール寸前、完全に抜け出す態勢になりながら
内ラチ沿いへ大斜行する悪癖を痛恨の場面で覗かせてしまい、まさかの2着。
帰国後も不本意なジャパンC2着や、連覇が懸っていた宝塚記念1週前追い切りで、
EIPH(運動誘発性肺出血)を発症しての回避など頓挫続きだったが、
この秋は夢を叶えに再びフランスへ渡って現役を続行。
渡仏後の調整では、尻っ跳ねをした帯同馬の
ブラーニーストーン(セン6、栗東・池江泰寿厩舎)
に顔面を蹴られ、外傷性の鼻出血を発症するアクシデントに見舞われる
「お騒がせ」ぶりを発揮するなど、相変わらずのヤンチャなところも見せていた。
しかし、 昨年も制してゲンのいいこのレースで、
今年は好発を決めての好位の3番手追走から、
道中・そして最後の直線では素軽いフットワークで楽々と突き抜けてみせ、
10月6日の本番へ向けても余力十分の大楽勝。
周囲の心配を余所に、順調な調整過程をアピールした。
1時間ほど前に行われた、ニエル賞でのキズナVの流れからは今や誰しもが願う、
凱旋門賞での「日本馬ワンツー」へ向けて、視界良好のフランス2勝目を難なく挙げた。
【勝ち馬プロフィール】
◆オルフェーヴル(牡5)
騎手:C.スミヨン
厩舎:栗東・池江泰寿
父:ステイゴールド
母:オリエンタルアート
母父:メジロマックイーン
馬主:サンデーレーシング
生産者:社台コーポレーション白老ファーム
通算成績:19戦11勝(海外3戦2勝、重賞10勝)
主な勝ち鞍:2011年皐月賞(GI)、日本ダービー(GI)、菊花賞(GI)、有馬記念(GI)、
2012年宝塚記念(GI)
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