今週は牝馬3冠第2戦「オークス」(19日、東京)。
桜花賞馬アユサンがコンビ復活となる丸山元気(22)と2冠を目指す。
桜花賞の手綱を前日の落馬負傷
でクリスチャン・デムーロに譲った丸山は
“雪辱戦”に向けて意欲満々。
愛馬を2冠に導き、自らはG1初制覇で男になると誓った。
C・デムーロが代打Vを飾ったアユサンの桜花賞。
丸山はレースをリアルタイムで見なかった。
「本当はちゃんと見なきゃいけないんでしょうが…。見られなかった。悔しくて」
前日に福島で落馬し、腰椎横突起を骨折。
無念の乗り代わりとなった。
レース直後、電話やメールが殺到したことで結果をすぐに知ったが、
勝ったことに驚きはなかった。
以前は腰が弱く、特に右回りではスムーズさを欠く走りで
全能力を発揮できなかった。
その弱点が暖かくなったことで解消。
「桜花賞前から真っすぐ走れて、手前(軸脚)もうまく替えられるようになっていた。
具合の良さが分かっていたし、いい勝負ができると思っていた。
それだけに、馬が勝ったことはうれしいけど、やっぱり悔しかった」
デビュー5年目、22歳の若手には酷な結末だった。
有力騎手への乗り代わりが珍しくない昨今。
「もう自分には回ってこないのかな」。
G1馬となったことで丸山は乗り代わりも覚悟したが、陣営に迷いはなかった。
馬主の星野壽市(じゅいち)氏は群馬県在住で、父(侯彦氏=よしひこ)が
元高崎競馬の騎手である丸山をデビュー時から応援してきた。
手塚師も
「もともとクラシックを(丸山)元気とのコンビで頑張っていこうと決めていた。
自信を持って乗ってほしい」
と、2冠奪取を若き主戦に託した。
丸山は9日の1週前追い切りに騎乗して好感触をつかんだ。
Wコースで6F82秒9~1F13秒0。
ラストはいっぱいに追い、
「1週前としてはいい内容。
馬がしっかりしてきた」
と成長に目を細めた。
「今まで乗っていたアユサンとは違うという責任は感じるけど、今は楽しみの方が大きい」
重圧をはねのけ愛馬
を2冠へと導いて初めて、
丸山は笑って桜花賞を振り返れるようになる。
【スポニチアネックス】