男子ゴルフ
今季メジャー初戦、マスターズ・トーナメント最終日は14日、
当地のオーガスタ・ナショナルGC(7435ヤード、パー72)で最終ラウンドを行い、
石川遼は7バーディー、1ボギー、1ダブルボギーで自己最高の68で回り、
通算4オーバーの292で38位で5年連続5度目の挑戦を終えた。
アダム・スコット(オーストラリア)が初優勝して、
優勝賞金144万ドル(約1億4000万円)を獲得。
スコットは通算9アンダーでアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)と並び、
プレーオフの2ホール目で勝った。
タイガー・ウッズ(米国)は通算5アンダーで4位だった。
史上最年少の14歳で出場して予選を突破した関天朗(中国)は12オーバーの58位。
ベストアマチュアに選ばれた。
◇2罰打が影響?
最終日にスコアを二つ伸ばして追い上げたウッズ。
だが首位に4打差で届かず、8年ぶりの制覇はならなかった。
パットが振るわなかったウッズは
「65を出せば勝てると思ったけどね」
と淡々と話した。
今季はマスターズ前までに米ツアー5戦3勝。
09年末の不倫騒動に端を発した不振から復活した。
交際を発表したスキーの五輪金メダリスト、リンゼイ・ボ
ン(米国)もコース脇で見守った。
公私に充実して、あと4勝に迫ったジャック・ニクラスの持つメジャー最多記録(18勝)
への再挑戦が現実的だった。
そこへトラブルがあった。
第2ラウンド15番で池に落ちた第3打の打ち直しが「誤所からのプレー」で2罰打。
主催者はテレビ視聴者の指摘を受けてビデオを点検し、
ラウンド中の時点で「問題なし」と判断していた。
ところがウッズが試合後に「2ヤード後ろから打った」と発言。
口は災いのもとで、そう言ってしまえば「打ち直しは可能な限り元の地点に近いところ」
とのルールに反すると主催者が改めてみなした。
ウッズは違反の認識はなかったと強調したが、
一部の米メディアは本来は失格になるスコアの過少申告だと指摘。
「棄権すべきだ」などと書き立てた。
テレビを含め衆人環視でプレーするウッズならではの出来事だが、
ファンは正直に罰を受けて第3ラウンドに姿を現したウッズに大歓声を上げた。
あの2罰打が影響したのか。
ウッズは
「負けた試合に『もしも』はつきもの。全体的に見れば、いい試合だった」
と話した。
敗れてなお注目を一身に集めた。
【毎日新聞】