“体力の消耗”が石川遼を襲う マスターズに向けて暗雲が… | ゴルフ大好き どらちゃんブログ

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 今季から米男子ゴルフツアーに本格参戦している石川遼が、
8戦目を消化したところで、最も根本的な部分で苦戦を強いられているようだ。
それは広大な米大陸を転戦することに伴う“体力の消耗”という敵だ。
アマチュア・ゴルファーでもコースを18ホール歩いたところで足が疲れ、
思うようにスイングできなかったことを経験した方も多いはず。

 3月31日に終了した米男子ゴルフのヒューストン・オープン
(米テキサス州、レッドストーンGC=パー72)
で石川は5戦連続参戦による体力の消耗を懸念して、
練習ラウンドなしの“ぶっつけ本番”で大会に臨む選択をしたが、
ショットが乱れてスコアメークに苦しみ、カットラインに6打も及ばずに
6度目の予 選落ちを喫した。
4月11日に開幕するメジャーの今季第1戦、マスターズ・トーナメントの開催される
オーガスタ・ナショナルGCを模したコースを十分に堪能できず、
5度目の出場となるマスターズへ向けて、ますます暗雲が立ち込めた感が強くなった。

 ■大胆なぶっつけ本番

 米ツアーを主戦場にする今田竜二が米ツアーで戸惑うのは、まず言語だと言っていた。
次に挙げたのが食事など生活習慣。
そして、移動距離の長さから来る体力の消耗だ。
日本ではせいぜい3時間も飛行機に乗れば、東京から沖縄に着いてしまう。
たいして疲労は残らないだろう。
しかし、一国で時差が3地域に存在する米国でそうはいかない。

 ヒューストン・オープンは初出場の大会だが、5連戦目となり、
本番に向けて体力を温存するためパターとウエッジだけを持って
18ホールをショートゲームの確認に費やした。
“ぶっつけ本番”がいかに大胆なことだったか。
タイガー・ウッズに続いて史上2人目の全米ジュニア複数回優勝選手で
ある若手の注目選手、ジョーダン・スピースは
「ボールをうまくコントロールしなければ大崩れしてしまう。
たくさん池があるから。
自信を持ってティーボックスに立たなければいけない」
とコース攻略のコツを語ったのとは対照的なことだ。

 この助言がずばり石川に当てはまった。
初日。
フェアウエー左側に池が広がる18番(パー4)で
「当たりが悪かった」
という第1打が池につかまりダブルボギー。
後半の5番(パー4)では
「右からの風に対して(大きな)フックを打ってしまった」
と悔やむ第1打がまたも左の池に打ち込み、またもダブルボギーにしてしまった。
この日は序盤からショットに違和感を感じたという。
「ラウンドしながら悪いところを修正しようとした」
そうだが、後半はこのダブルボギーのほかにバーディーなしの2ボギー。
ショットの精度を欠いてのものだった。

 ■米国の方がタフ

 第2ラウンドではドライバーショットが右へ右へと曲がった。
体の回転に切れがなく、ボールを押し出す形が続いた。
5番では前日とは逆に右に曲げてブッ シュに打ち込み1打罰でボギーに。
パーオンはするものの、ピンから10メートル前後の距離を残すプレーぶりが目立った。
だからスイングは
「最高の状態を10、普通が5だとしたら、(この日は)3くらいの感じ」
と嘆く。
つまり2日間でまともなゴルフができていないことになる。

 「日本でもっと試合が続いたことはあるが、自宅に帰れなかったり、移動が長かったり、
米国の方がタフに感じる。
今週は体と相談し、これ以上にはできない 調整だった」
と説明した。
さらに
「いくら予選落ちしても(連戦中は)準備する期間が少ない。
心はリセットしているつもりでも、すぐに3日後、4日後にまた試合がある」
と自ら納得する体調になかなか調整できない苦悩がうかがえる。

 8戦して6度の予選落ちを喫して、優勝を目標とするマスターズに臨むことになる。
石川は過去4度出場で予選通過は2011年の1度だけ。
その際は20位に入った。
しかし、今回のヒューストンで
「とてもよく似たこことでプレーすることが(オーガスタに向けて)良い経験になるんだ」
と米ツアー5勝のハンター・メイハンが語る経験を石川は積みきれなかった。
「しっかり休んで初日にエネルギー満タンの状態でティーグラウンドに立てるようにしたい」
とマスターズに向けて意欲をのぞかせる石川だが…。


【産経新聞】