高橋竜彦「ゴルフとの距離感」 | ゴルフ大好き どらちゃんブログ

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ツアー通算2勝、2006年には国内メジャーの
「UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ」を制した高橋竜彦。
しかしそれ以降は勝利から見放され、苦悩に満ちた日々を長く過ごしている。
2009年には予選通過がわずか3試合。
翌10年はついにゼロ。そして昨年、賞金ランクは100位に終わり、
メジャーで手にした5年シードを喪失した。
 

その高橋は24日(木)、千葉県のザ・カントリークラブ・ジャパンで開幕した
「ダイヤモンドカップゴルフ」で今季初戦を迎えた。
トップスタートから2番目の組でアウトから出ると、序盤はパーが並んだが、
左手前から3メートルを決めた8番から2連続バーディで折り返し。
後半は14番で2.5メートルのチャンスを確実に活かし、
16番では5メートルのパーパットねじ込んでノーボギーラウンド。
3アンダーの13位タイ発進を決めた。
 

極度の不振に陥った原因は、ドライバーショットの“イップス”。
「ティショットに悩んで、ゴルフに悩んだ」。
2008年頃からその症状が出始め、思うようなスイングができない。
今も、それを完全に払拭したわけではない中、
今大会はなんとかマンデートーナメントを勝ち抜いて出場権を獲得した。
 

シード権を長らく保持してきた選手にとって、このオフ、そして今シーズンは節目の時間。
もちろん望まない方の、だ。
しかし高橋は
「ゴルフに対する距離感が変わってきた」
と現状を前向きにとらえているという。
 

「ゴルフは、やらないと上手くなる」。
こちらは思わず笑い声をあげてしまったが、当人は真顔だった。
これまでは
「次こそは、次こそはと追いかけていて、パニックの状態が続いていた。
去年までは、やらされていた。
学校に行きたくない子供と同じようなもの」。
結果を求めるあまり、楽しいはずのゴルフがそうでなくなった。
「でも今は、自分でゴルフをやっている。今は楽しい。義務感が無くて」。
 

表舞台であるレギュラーツアーに出場するチャンスは減ったが、
下部のチャレンジツアーやチャリティコンペ、
そして若手選手とともにマンデートーナメントにも参戦。
ラウンドの機会自体の数はさほど変わらない。
「今まではシードに、しがみつこうとしていた。
でも、(喪失したことを)皆が『大変だ』と言うけれど、そうでもない。
マンデーも、チャレンジも、ゴルフであることは同じ」。
そして自信を持って言う。
「技術的には、今のほうが高いと思う。怖い経験、悪い経験をたくさんしてきたから」。
 

前週の「とおとうみ浜松オープン」では、2日目にコース上を強風が吹き荒れ、
軒並み選手たちがスコアを落とした。
だが、インターネットで速報を見ていた高橋の目に映ったのは、
悪いコンディションの中を耐えしのぐベテラン選手たちのスコア。
「シニアの選手が頑張っていた。経験だよね」。
 

今大会に続き、次週の「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」には
主催者推薦で出場する。
もちろん6年ぶりの大会制覇がかかるが
「この2週間は、今までと違った気持ちでやれたらいいと思う」
と、どこか遠い目をして話した。
 


【GDO】