20日午後1時35分ごろ、京都市右京区太秦西蜂岡町の東映京都撮影所にある
撮影スタジオから出火、平屋建て約1300平方メートルが全焼し、
東隣の2階建て倉庫約45平方メートルも焼け、約2時間後には鎮圧した。
出火当時、撮影所内に東映関係者ら約100人がいたが、避難して無事だった。
右京署による
と漏電の可能性もあるといい、同署が出火原因を調べている。
東映によると、出火したのは撮影所内に14カ所ある撮影スタジオの一つで
1957年に建設された。
かつては「東洋一」と称された大規模なスタジオで、数々の時代劇映画や、
「仁義なき戦い」「極道の妻たち」シリーズなどのヒット作が撮影された。
撮影所に隣接する「東映太秦映画村」は館内放送で来場者約200人を
避難誘導したほか、通常より1時間早い午後5時に閉館した。
また、撮影所は国宝の弥勒菩薩(みろくぼさつ)像がある広隆寺に隣接するが、
寺に影響はなかった。
右京署や東映の説明では、火元のスタジオはこの日午後2時半から
テレビドラマの撮影が予定され、セットが組まれていた。
男性職員が午後1時25分ごろ、スタジオに隣接する変電室で電源を入れたところ、
漏電を知らせるアラームが鳴った。
直後にセットから火が上がったといい、同署が火事との関連を調べている。
東映によると、スタジオは自動火災報知器やスプリンクラーを設置しておらず、
変電室の電気設備を少なくとも20年間更新していなかったという。
現場はJR太秦駅の東約400メートル。
【京都新聞】