王者・石田順裕(34)=金沢=の次戦の開催地に中国・上海が浮上した。
完勝V1から一夜明けた30日、大阪市内で会見。
正規王者フォアマン(ベラルーシ)側に統一戦の交渉を本格化させる陣営は、
万博開幕前夜の上海で世界戦プ ランがあることを明かした。
欲しいのは「暫定」の2文字が取れた正規王座だ。
5階級王者パッキャオと同じプロモート傘下のフォアマンは、
いまだ次戦の相手を決めていない状況 で、
金沢英雄会長(62)は「どんな条件でもいい」と猛アピール。
「一つの計画」として候補地に挙がっているのが4月30日の上海だ。
元6階級王者デラ ホーヤが率いるゴールデンプロモーションとタッグを組み、
複数の世界戦が実施できないか働きかけるという。
米国第1希望 ただしあくまで第1希望は米国開催。
7年前から米国合宿を行っている石田は「ロスでもラスベガスでも。
本場ならモチベーションが上がる」と語気を強め、
「統一戦をしないならベルトを剥奪(はくだつ)すればいい」と
正規王者に宣戦布告した。
名前を上げる大きなチャンスをここで逃したく はない。
◆統一戦の義務
石田は今年8月、正規王者だったダニエル・サントス(プエルトリコ)が
1年以上防衛戦を行っ ていなかったため設けられた暫定王座を獲得
既に正規王座はフォアマンに移動しており、
正規王者が復帰した時点で暫定王者と統一戦をすることが原則となっ ている。
石田が統一戦を制すると同王座のV2となる。
(2009年12月31日06時01分 スポーツ報知
)