二度あることはサンドア~ル
今夜は久しぶりのサタデーナイトフィーバーだ。
初めての店に入り食事をしよう。 よし!今日は寿司屋を選択だ。
ネタが並ぶカウンターに座り一人ぼっちの宴がスタートです。
いま俺の中でマイブームと言うか、今一番使ってみたいことばがあります。
「オヤジ!がんもっ!!」
しかしココは寿司屋でした・・・
心の中でおでん屋にすれば良かったと少し後悔。そのうえ慣れない寿司屋でカッコつけすぎたせいなのか、少々お疲れモード。
寿司屋を出た後はその近くをうろつき、落ち着けるバーを探しました。今回は初めての街でうろついていたので地理も分からぬままウロウロ。何気に裏通りッぽい細い路地を歩いていると、イギリスの国旗が視界に入りました。
ギネスの看板が出ている店の前に到着した俺は、10人ほどで一杯になりそうな店内の様子を伺った。するとカウンターに素敵な後姿の女性が一人で座っているではないか!。俺は躊躇することなく初めて夜遊びする街で、初めての店に入ることにしたのでした。
お店はイングランドで数年暮らしていたというマスターが、こだわりをもって始めたバーでして、生ギネスと70~80年代のサウンドが売りのお店のようです。
1パインドのギネスを3分の1くらい飲んだころに、後姿が素敵な女性が帰ると言い出す。後姿の女性に導かれて入店したと言うのに、彼女とは会話する機会を与えられぬまま判れることとなってしまったのでした・・・残念
それから一時間ほどだろうか、マスターとの二人だけの時間を過ごすことになりましたが、店のルーツやマスターのこだわり、そして年代が一緒ということも手伝ってか、結構楽しい時間を過ごせました。
どうやらまた1つ、常連になれねばならないお店が増えたようです。
本当はもう少しここに居たかったのですが、オサレな若いカップルが来たのをきっかけに、この店に別れをつけて次の店に足を運びました。
その次の店とは・・・
それは地元のスナック。ミユちゃんがいるお店です。ミユちゃんに2回もドタキャンされたというのに俺は懲りず三度目のチャレンジを試みることに。
俺についてくれた彼女。もちろんテンションは上がっていますからしっかり盛り上がりましたよ。そんな状況も手伝って俺は彼女に問いかけてみました。
俺 「店が終わった後は空いてる?」
ミユちゃん 「うん大丈夫
」
俺 「オッケー、じゃ○○の前で待ってるね!」
どうやら今夜は三度目の正直にありつけそうです。隣に座っていたおっちゃんと談笑しながらお店の閉店時間を待ちました。そして会計を済ませ店を出ようとしたそのとき、ミユちゃんが俺に近づき小さな声で耳打ちをした。
「ゴメン!この後ママに反省会するからと言われて、一緒に行けなくなっちゃった。 本当にゴメンね
」
オーマイガッ!
神は二度あることはサンドアールの展開にしたかったようです。非常に残念ではありますがこれも運命です。どうやら彼女とは縁が無いのかもしれませんね。
そのモヤモヤを振り払うため、近くにあるバーでヤケ酒を飲むことにした俺です。
「そうだ! バーに着いたら俺は館ひろしになろう!」
俺はカウンターに座るステキな女性にカクテルをご馳走する。マスターから女性に向けて提供されるカクテル。
「あちらのお客様からです」
マスターの言葉を聴いた女性は俺に視線を向ける。そこで俺は彼女に一言・・・・
「バキューン」
あぁ~最高なシチュエーションジャマイカ!
しかし、このバーには数名のオッサン客しかいませんでした
またしても思惑通りにいかなかった自分のツキの無さに嘆きましたが、とりあえずギネスを飲んで気持を落ち着かせることにしました。その後はシングルモルトを選択し、3杯目に入ったところで隣に座っていたイケメン君と会話がスタートしました。
どうやら彼は家庭があるみにもかかわらず、深夜2時近くになるというのに家に帰らず夜遊びをしているみたいです。イケメン君いわく、奥様のほかに好きな女性がいるようで、その女性のことで今後の人生の選択を悩んでいました。
しょうがないなぁ~、離婚の道を選択した人生の先輩が語ってあげようではないか!
という事で、彼に俺の離婚した理由、その後に訪れる苦労話、そして離婚という道を選択したことに対して後悔していないことなどを話してあげた。
すると彼はモヤモヤが吹き飛んだのか笑顔を取り戻し、俺に握手を求めたのち店を後にしたのですが、今後彼がどのような道を選択するか分かりませんが、良き人生を歩んで欲しいと心から思いました。
でも親の身勝手な行動の犠牲になる子供は本当にかわいそうです。俺が言うのもヘンですが、彼にはよ~く考えて今後の道を選択してほしいと思います。
毎度のことですが、今回も飲みすぎたようでして、突如睡魔に襲われた俺は生ギネスと缶ギネスの味の違いがわからぬまま帰路についたのでした。