葉桜の季節に君を思うということ | 結婚できない男の夜遊び日記

葉桜の季節に君を思うということ

会社の仲間、十数人で入ったキャバではないラウンジらしきお店。

キャストの女の子がついてくれた訳でもなかったが、皆それなりに楽しい時間を過ごしていたと思う。

入店してから一時間半ほど経った時、ボーイがチェックにやってきた。

そしてボーイは俺の耳元でつぶやく。

お一人様、26000円になります。

なにぃ! 合計30万弱だべ。

兄ちゃん、そりゃ高すぎるだろ!!

セット5000円って言ってたろ~に、なんでそれが1人26000円になるんや。

ボーイは申し訳なさそうに、


「延長もあわせますと、1人26000円になります」


んなアホな。

延長って言っても、何時間もおらへんぞ!

普段は爽やかな顔が売りの俺も、さすがに鬼の形相になる。

そんな話は聞いてへんぞ、そんな金額払えんわ!

押しの弱そうなボーイの眼を睨めつけながら自己主張する俺。

すると奥から強面のお兄さんが俺の元に2人やってきた。


「こちらに来てもらえますか?」


えええええええぇ~ ・・・ヤバイ

皆の前でカッコつけすぎた。


ヤバイ! へたこいた!!


ドラマさながらのシチュエーションにビビリまくる俺。


この展開はヤバイ、まじヤバイぞ。


しらばくれて席に居座り続けるか、強面の兄ちゃんと奥の部屋に行って殴られるか。

どうする俺泣き3

っと、メッサ悩んでいたら・・・・・・














目が覚めました。

どうやら夢だったようです。



前置きが長くなりましたが、三ケ月かけてようやく読み終えた小説。


葉桜の季節に君を思うということ  歌野晶午


「現代ミステリーのベスト1」という触れ込みに、思わず手に取り買ってしまった文庫本です。

蓬莱倶楽部という霊感商法を行っている会社に、調査を依頼された主人公が悪事を暴こうとするストーリー。

援助交際目的の女とのセックス。

愛車のオースチン・ローバーのミニ・メイフィアを乗り回し、

白金台のフィットネスクラブで、80キロのベンチプレスを軽々やってのける。

腹筋は六つに割れている主人公、成瀬将虎のハードボイルドぶりに共感を持った俺。

物語は現在と過去の話がクロスするような構成になっている。

ミステリーというか、どうやって成瀬将虎は蓬莱倶楽部に勝てるのか!

そんな思いを抱きながら最後まで読み続けたのですが、


一本とられました。


思いっきり作者に騙された感じで、驚きを隠せませんでした。

詳しくストーリーを紹介できない作品ですが、

機会があれば、一度あなたも騙されてみてはいかがですか?

アマゾンのレビューでは賛否両論ある作品ですが、俺的にはオススメのミステリー小説です。




葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫 う 20-1)/歌野 晶午
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