あっ、どうも、はじめまして! | 結婚できない男の夜遊び日記

あっ、どうも、はじめまして!

まつもとぉ~ まつもとぉ~


昭和の臭いがプンプンするような駅のアナウンス。
人生初めての松本駅、金曜の午前だからなのか駅前にはあまり人がいなかった。
駅前商店街らしきものが眼に入らなくて、閑散とした寂しい街というイメージだ。




Sさんとの合流場所は、駅周辺のカフェを予定していたので、駅前にあったドトールで彼女を待つことにした。
店内に入り、まず彼女にメールで連絡を入れ、コーヒー片手に読書しながら待ち合わせまでの時間を過ごした。
待ち合わせの時間が近づくにつれて、緊張感がどんどん増してくる。
ソワソワというのか、あまり感じの良い緊張感ではなく、早くこの場所から逃げだしたくなるような気分でした。
出会い系サイトで言われているような恋人探しではないので、容姿は重要ではないのだけれど、ダンプ松本のような怪獣だったらどうしよう・・・。
などと、最悪な状況を妄想して読書どころではなかったです。

俺は平静を装うかのように、店内をキョロキョロしないように本を見つめていた。
そのせいか、目の前に現れた彼女に気づくことができず、

「こんにちは」

突然の挨拶に、心の準備が出来ていなかった俺はメチャクチャ焦りまくる。

「あっ、どうも、はじめまして!」

ぎこちない挨拶を返すのが精一杯。
はじめて見る彼女は、ショートヘアーで体型は普通、妄想していたダンプ松本ではなかった。
とは言うものの、ど真ん中のストライクゾーンな好みの女性というわけでもなくチョッピリ微妙な感じ。
まぁ、ネットで知り合った異性というのはこんな感じなのかなって考えるも、今回は恋人探しの旅ではなく旅の案内人ということで特に気にする必要は無かった。
ただメールから受けたイメージと少し違っていて、けっこう話好きな女性だった。
そのおかげで互いが沈黙することなくスムーズに会話できて、出会った女性がSさんでよかったと神に感謝した。

Sさんと約束していた握手を交わしドトールで少し会話をした後、彼女の車の助手席に乗り込んだ。
旅の最初の目的地、彼女オススメのお店でランチを食べるため二人は松本駅前を出発した。