彼は離婚を口にしたアタシに顔を珍しく歪めた


【だからー。そんなことは分かっているっていってるし、そんなこと今は望んでいないって。バービーは仲がいい両親が大好きな事も知っているし、一度離婚した時の話もしてくれたじゃん。バービーの気持ちがわかるからもう何もいわないで、時期を待とうよ。】


『ありがとう…』


アタシは子供の時以来声をあげて泣いた


孤独感を感じていたアタシを、ずっと見ていてくれた彼


アタシ自身、妻子ある男性とこういう関係になった時


彼のように相手の事を考えた事もなかった


嘘でもアタシには分かってくれている人がいてくれていることがすごく嬉しかった


彼に甘えようと思う


……


今日は雨だけど


泣いて目がパンパンに腫れているけど


心は穏やかだった


朝だけど少し眠ろう……