なぜ、三十三回忌まで十三仏なのか。【虚空蔵菩薩】
十三仏の最後の仏様(十三番目)は虚空蔵菩薩様です。
虚空蔵菩薩は大空を無限の庫蔵として妙法の宝をおさめ、祈願する一切衆生が一遍でも口に称えるか念ずれば、もとめるものに応じて現在及び未来の利益を授け、いくら施しても一向に尽きない宝を持つ菩薩様といわれています。
正しく修法すれば、全ての願いをかなえてくれる菩薩、虚空蔵菩薩は梵語の名前はアーカーシャガルブハ(ガガナガルブハ)といい、広大な宇宙そのままを人格化した仏様です。
虚空蔵菩薩の虚空(大空)は、無尽蔵という意味で、何ものをももってしても、破壊したり、支配することができず、衆生の身(からだ)と口と意(こころ)の三つの業が、広大無辺な虚空に包まれ、清浄な徳を持つ得ることを意味します。
人は死んだ後、三途の川を渡り、身口意の業の裁きに遭います。
そして、不動明王から仲立ちがはじまり、十三仏のそれぞれの仏様の役割により、身口意の業の懺悔と浄化を指導されます。
そして、十ニ番目の大日如来によって、自分自身が行き着く先を明確にされ、虚空蔵菩薩の無尽蔵の慈悲に包容されて大空の彼方で、次に生まれ来る時を待つのです。
回忌供養の十三仏は死者の身口意の業を清浄にし、そして輝くものとして、次なる後生へ魂のステップアップの導きをされているのです。
お坊さんを呼んでお経を称えていただくことは、死者の為の供養です。
経には魂が学ぶべきことが書かれています。
下記にお経を称えることが何故必要なのかを書いておきます。
天台における読経の意味です。(参考)
『経を読む行は功徳をまわすこと。』(自分から他者への布施行)
法華懺法…法華経を読誦して六根を懺悔し、
自らを清め、仏を供養し、その功徳を他者に回向する。
常行三昧…阿弥陀経を読み、念仏を唱えて極楽往生を願い
阿弥陀仏や諸菩薩を讚歎して、
その功徳を他者に回向し、諸霊の成仏を願う。
光明供…聲明を唱え錫杖を振り光明真言の功徳で成仏を願う。
現代ではお金の問題などがあり、戒名なし、引導もなし、読経もなしという葬儀や供養が主流となっているようですが、十三仏が導いてくださるように、供養というのはとても大切なことであります。
葬儀や供養の心をおろそかにして、後になって祟っている、と妙なところでいわれない為にも(そのために葬儀供養以上の費用がかかる場合があります。ご用心。)、常日頃の供養をなおざりにせず、そして、亡くなられた方の33年間の供養の応援をするとともに、自分自身の「身口意の業(三悪童=貧瞋痴(トトンジンチ))」を懺悔浄化し、いま生かされているこの世にあって、より良く生きていく為の智慧と勇気を供養をする心から得て欲しいと願います。
合掌
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「疳の虫封じ寺」
高百不動等泉寺&月光山洗心庵
栃木県日光市瀬尾3228
電話 0288-21-7338
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