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佳品。
24年間の、前世から今世、来世にまで亘る永い永い初恋についての映画。
期待し躊躇い思い遣り思い留まり戸惑う三者の眼差し。
その交差のゆっくりと流れる時間をカメラと共に見守る中で滲み出してくるもの。
ラストシークエンスに落涙。
昔出会い別れた或る女性のことを思い出しながら。
思い返して。
通常なら描き所は省略され、我々が観るのは12才24才36才の男女の点描のみ。
その表現は非凡なんだけど（撮影良かったなあ。
あるシークエンスの印象も強いんだけど全体の映画温度が森田芳光監督の秀作「（ハル）」に通じている気がしています
